おかずブログ

ここでは主に撮影画像を発表します。
近場で撮影した植物などがメインとなります。

2013年03月 (01) イヌノフグリと梅

2013年03月22日 | 京都

イヌノフグリと御苑の梅

3月7日に再度、イヌノフグリの撮影をと思い立って百万遍に行きました。
前回、2月25日に一度は訪れていたのですが、イヌノフグリの花はしぼんでいて
目的を果たせませんでした。
今回は数輪開いていて、僥倖だとも思いました。
石垣にへばりつくように生えています。絶滅危惧種なのですが、ここでも
遠からず見ることはできなくなるのではないかとも思います。
上から5ミリほどの花、生え方、ふぐり部分の画像です。







イヌノフグリをカメラに収めてから御苑に行って、早咲きの梅の撮影。
ここでも早咲きの梅は紅白ともにほぼ満開でした。遅咲きのは固い蕾です。
















 【京都御所と京都御苑】

 現在の京都御所は南北朝時代の北朝が皇居としていた場所にあります。
 平安時代末頃には、平清盛に取り入って大納言になったという藤原邦綱邸で
 あり、この邸宅が後に後白川天皇内親王の宣陽門院に譲られ、南北朝時代の
 1331年に光厳天皇が皇居としたものです。土御門東洞院内裏という里内裏です。
 
 もともとの平安京内裏は1227年焼失後は再建されませんでした。それまでにも
 内裏はたびたび火災にあっていて、内裏の再建までの期間は摂関家などの邸宅
 などを皇居としていました。それを里内裏といいます。
 
 現代の御所も何度も火災により炎上しています。そのつど、織田氏、豊臣氏、
 徳川氏などが再建や修復をしています。
 現在の御所は1855年に再建されたものです。

 この御所を取り囲むようにして、鷹司邸、九條邸、近衛邸、閑院宮邸、桂宮邸
 などの公家や宮家の邸宅がありましたが、明治二年の東京遷都のために東京に
 移転しました。その跡地を含めた苑地が京都御宛です。
 京都御苑は自由に散策できますが御所は春と秋の各5日間の一般公開の時以外は、
 事前に、はがきによる参観申し込みが必要です。

 清和天皇の清和院はこの御苑にあったのですが、現在は、寺町通りに面した門に
 「清和院御門」という名称がわずかに残っているばかりです。

      (主に平凡社「京都市の地名」を参考にしています。)