170402宇治植物公園・宇治橋放生院・恵心院
桜が咲き始めたとはいえ、満開にはまだまだ時間がかかる。
咲き始めたばかりの桜の風情も悪くはないのだが、でも満開の圧倒的な存在感、
その迫力にはかなわない。
それで春の草花とソメイヨシノや山桜のなどより他のバラ科の花が見たくて、
宇治植物公園に出向いてみた。
この植物園には年間で二度か三度は行く。特にハスの頃には必ず行っている。
今の季節、園内では梅・桃・紅シダレサクラなどのバラ科の花の多くが
ほぼ満開になっていた。
祇園の名桜といわくありげなベニシダレ桜も満開であるが、いかんせん、
老木で支えの木もたくさんあって痛々しい。
ともあれ3時間ほど居て十分に春の息吹と植物の発する声に触れあった気がする。
ひそかに期待した「カタクリ」の花は空振りに終わったが、それも仕方なし。
7年間ほども地中にあって、その歳月の意味を込めて咲くカタクリの植栽は難しいらしい。
植物公園から宇治橋放生院と恵心院。
末法思想による浄土観が日本を支配していた頃、藤原頼通によって別業として建立された
平等院にはそれほど行くこともないのだが、この恵心院には宇治に行けば寄る。
「往生要集」を著した恵心僧都源信のゆかりの寺だが、
小宇であっても典雅な気がして気に入っている。
花を見て、撮影していれば時間はとても早く過ぎて行く。
17時近くになったので恵心院を辞して帰路につく。
この日の画像は下にあります。ごらん願います。
170402宇治植物公園
花・・・花・・を巡回しながら歴史を掘り興しながら花を味わう・・一歩の歩みに重みがありますね。
古き時代の流れを今に重ねながら撮影するカズさんの情熱が一枚・・一枚の写真の中に感じます。
四季の流れの中で日々花の彩と香りに包まれて生きるって中々出来ない人生ですね。
カズさんは最高の幸せな人生だと想いますね。
自分では馬齢を重ねてきただけという感じなので、誉めすぎのきらいもありますよ。でも、お言葉をありがたく頂戴しておきますね。
京都の桜はちょうど満開です。天気が良くないので、あちこち行けません。すぐに花は散ってしまうので、今年は思ったほどには撮影できないでしょう。
まあ気負わずに淡々と桜と接しますね。ではまた。