CLASSIC ROCKを聴こう! PLUS

1960年から1980年代のロックを紹介していきます。またPLUSと言うことで、ロック以外の話題も!

歯科医で治療するときは、やっぱり音楽よりお金のことが先に浮かぶ

2018年02月18日 | West Coast Rock

いゃ~、まいった、まいった。

2週間前にこっち戻ってきたのだけれど、つい油断して風邪を引いてしまった。

暑いところから、寒いところに移動する場合は、結構気合が入っているのか細心の注意を払い案外風邪をひかないのであるが、其の反対に寒いところから暑いところに移動する場合は。それほどの注意も払わなくてつい薄着でなんかで寝てしまうと、やられてしまう。

咳が止まらなくまた微熱も有ったので、市販の風邪薬と大量投入。

何とか其の症状を押さえ込んだかと思いきや、今度は急に奥歯が疼き出す。

大昔 虫歯になりその後神経を取り出し内部をクリーニングしクラウンを被せていたのだが、歳をとるごとにぐらつきが増し、雑菌が歯茎から入りたびたび炎症を起こしてしまう。

直近では約1年半前に同じ症状が出てきて、抗生剤を貰って一応事なきを得た。

今回風邪を引いて体の抵抗力が無くなっていた為に、すんなりと感染してしまったのかも知れない。

先週の土曜日に痛みが酷くなりその痛みに耐えられなくなり、何とか翌日日曜診療をしている歯医者を見つけて予約を取る。

レントゲンを採ったあと歯科医が、其の歯を抜く気満々で、インプラントやブリッジでの入れ歯の話をし始めた。

おぃ、ちょっと待ってくれ! 

日本のような健康保険の無いシンガポールで、インプラントもしくはブリッジで入れ歯作ったら、いくら取られるのって!

インプラントの場合は日本でも保険は効かないが、ブリッジなら保険が効くし、また取り合えず抜歯しないで痛みを抑えて様子を見るという手も取れる。

次回帰国した際、行きつけの歯科医に言って相談するので取り合えず抗生剤を処方してくれと言った。

日本なら1日2錠を服用する3日分がセットになった副作用の少ない定番のジスロマックなんかが処方されるが、此処の歯科医では、ペニシリン系の抗生剤5日分が処方された。

抗生剤は痛みがなくなったからと途中で服用を止めると耐性菌を作るリスクがあるので、5日間服用を続ける事になるが、腸内の善玉菌も死滅させるのか5日間の服用中は下痢の症状に悩まされた。

歯痛そして下痢などの症状もようやく治まり、久しぶりにブログのアップでもと思い立つ。

歯科医ときて思い起こすのは、歯科治療の椅子が登場するこの歌!

The sunday mornin' gospel goes good with the soul
There's blues, folk, and country, and rock like a rollin' stone
The world could come together as one
If everybody under the sun
Add some music to your day
魂のこもった日曜の聖歌は素晴らしく響き渡る
ブルース、フォーク、カントリーそしてストーンズの奏でるロックもね
世界は一つになれる
もし太陽の下に生きるすべての人々の一日に音楽を加えるのなら

You'll hear it while you're walkin' by a neighbor's home
You'll hear it faintly in the distance when you're on the phone
You're sittin' in a dentist's chair
And they've got music for you there
To add some music
近所をぶらついているときに聴こえる
電話で話しているとき遠くからふと聴こえる
そして歯科治療の椅子に座っているときでさえ
君のために音楽がそこにある
君の一日を音楽で彩を!

ビーチ・ボーイズの1970年16枚目のスタジオ・アルバム、サンフラワーの3曲目に収録されシングル・カットされた、Add Some Music To Your Day.

このアルバムの、2曲目のThis Whole Worldから連続で聴けば個人的に本当に心地良いビーチ・ボーイズのコーラスが味わえるのだか….

どういう訳か、専門家受けしたアルバムも当時は151位、シングルもヒットしない残念な結果にはなったが、現在このアルバムが見直され高い評価を受けていることを付け加えておく。

やっぱり、今のようにほとんど痛みも感じないで歯の治療が出来なかった70年代、歯科治療用の椅子に座らされたら、いくら素晴らしい音楽を流してもやっぱり恐怖しか感じなかったからね~

ところで、抜く気満々の歯科医に、抗生剤の処方だけ願い出てオーケーが貰えると、歯科治療の助手の女の子2人が治療室の裏手で小声で会話しているのがふと聞こえた。

“この患者ったら、レントゲン撮影のみで治療せず、抗生剤の処方だけで帰るみたい”だって!

さすがにケチッとは聞こえてこなかったが、まあ抗生剤の処方だけと抜歯してその後ブリッジかインプラントの治療に進むかではかなり売り上げに違いが出るからね~

と言う2週間の出来事でした。