来月でシンガポールに戻ってきて2年となる。
アパートのレンタル契約は通常2年単位で更新される。
契約終了期間が近づき更に同じ場所に住み続ける意思があるなら、大家に契約延長を申し出なければならない。
とは言え、延長を申し出ても契約がすんなりと更新されるわけではない。
なぜなら家賃は、其の時点でのマーケットの状況で改定されるからだ。
不景気でどうしても次のテナントが見つからない場合を除いて、家賃が下がる事はほとんどない。
日本であれば、諸般の事情で家賃が引き上げられる場合でもあまり無茶な値上げはされない。
しかし、ここではそれは通用しない。
新聞の広告欄には常時“アパート貸します!”って地域ごとに広告が大量に掲示され、広告内に提示された家賃が其の時点でのマーケット・プライスの指標となり、もし契約延長を申し出た場合、大家がマーケットの動向に従って新規の家賃を提示し延長契約の交渉に入るわけである。
10年以上前にこの地に住んでいて、日本に本帰国するため住んでいたアパートを引き上げることになった時、次のテナントと思しき日本人がアパートのコンディションを入居前に調べにやって来た。そのとき、家賃はいくらになるのかと尋ねたところ、何と私が契約していた2倍の金額が提示されたとの事。
と言うことで、新規のテナントに目一杯の家賃を吹っかける事が出来るので、大家によほど気に入られていない限り契約延長されない場合が多い。
我が家もその例に洩れず、来月は引越しとなる。
それから賃貸契約には、カーテンのメンテという項目があり、アパートから退去する前にすべてのカーテンをドライ・クリーニングで洗濯する義務付けがある。
各部屋のレースのカーテンと光をさえぎる分厚いカーテンすべてを取り外し洗濯屋に持ち込まねばならない。
分厚いカーテンは総重量11キロ(重さで洗濯代金が決まる)、レースのカーテンは軽いが、枚数で価格が決定するため割高となる。
暑い中、10数キロのカーテンを担いで洗濯屋に向う。
たかがカーテン、されどカーテンという事で洗濯代の総額何と130シンガポール・ドル (約1万円ちょっと)なり! ちょっとびっくり。
博士:何! カーテン? カーテンといえば、エルトン作目の大ヒット・スタジオ・アルバム、Captain Fantastic And Brown Dart Cowboyの中にCurtainsと言う曲があるのじゃが。
Curtains
I used to know this old scarecrow
He was my song, my joy and sorrow
Cast alone between the furrows
Of a field no longer sown by anyone
この古い案山子知ってるよ
それは僕の歌であり、喜びと悲しみでもあったんだ
荒れ果てた畑の溝の間にぽつっとたたずんでいる
I held a dandelion
That said the time had come
To leave upon the wind
Not to return
When summer burned the earth again
タンポポを手にした
時は来たって言ってるように
風と共に去っていく
決して戻りはしない
それは夏が大地を再び焼き尽くす頃
Cultivate the freshest flower
This garden ever grew
Beneath these branches
I once wrote such childish words for you
一番新鮮な花を栽培しよう
この庭は大きくなった
これらの枝の下には
君のために子供じみた言葉を書いたっけ
But that's okay
There's treasure children always seek to find
And just like us
You must have had
A once upon a time
それでいいんだよ
子供たちはいつも探したい宝物がいっぱい
ちょうど僕達のようにね
君も持っていたに違いないんだ
かってはね
助手:カーテン越しに遠い昔の自分達を眺めているって感じに聴こえますが、タイトルがCurtainsと複数形になっているから、エルトン・ジョン・バンドの活動もこれで一区切りって意味ですかね?
博士:まあそんなようなものだろう。カーテンって言葉は別れの季節に相応しいのう。
ただ、ワシの財布からカーテンの洗濯代として130ドルがお別れになったのは、非常に残念じゃ...
アパートのレンタル契約は通常2年単位で更新される。
契約終了期間が近づき更に同じ場所に住み続ける意思があるなら、大家に契約延長を申し出なければならない。
とは言え、延長を申し出ても契約がすんなりと更新されるわけではない。
なぜなら家賃は、其の時点でのマーケットの状況で改定されるからだ。
不景気でどうしても次のテナントが見つからない場合を除いて、家賃が下がる事はほとんどない。
日本であれば、諸般の事情で家賃が引き上げられる場合でもあまり無茶な値上げはされない。
しかし、ここではそれは通用しない。
新聞の広告欄には常時“アパート貸します!”って地域ごとに広告が大量に掲示され、広告内に提示された家賃が其の時点でのマーケット・プライスの指標となり、もし契約延長を申し出た場合、大家がマーケットの動向に従って新規の家賃を提示し延長契約の交渉に入るわけである。
10年以上前にこの地に住んでいて、日本に本帰国するため住んでいたアパートを引き上げることになった時、次のテナントと思しき日本人がアパートのコンディションを入居前に調べにやって来た。そのとき、家賃はいくらになるのかと尋ねたところ、何と私が契約していた2倍の金額が提示されたとの事。
と言うことで、新規のテナントに目一杯の家賃を吹っかける事が出来るので、大家によほど気に入られていない限り契約延長されない場合が多い。
我が家もその例に洩れず、来月は引越しとなる。
それから賃貸契約には、カーテンのメンテという項目があり、アパートから退去する前にすべてのカーテンをドライ・クリーニングで洗濯する義務付けがある。
各部屋のレースのカーテンと光をさえぎる分厚いカーテンすべてを取り外し洗濯屋に持ち込まねばならない。
分厚いカーテンは総重量11キロ(重さで洗濯代金が決まる)、レースのカーテンは軽いが、枚数で価格が決定するため割高となる。
暑い中、10数キロのカーテンを担いで洗濯屋に向う。
たかがカーテン、されどカーテンという事で洗濯代の総額何と130シンガポール・ドル (約1万円ちょっと)なり! ちょっとびっくり。
博士:何! カーテン? カーテンといえば、エルトン作目の大ヒット・スタジオ・アルバム、Captain Fantastic And Brown Dart Cowboyの中にCurtainsと言う曲があるのじゃが。
Curtains
I used to know this old scarecrow
He was my song, my joy and sorrow
Cast alone between the furrows
Of a field no longer sown by anyone
この古い案山子知ってるよ
それは僕の歌であり、喜びと悲しみでもあったんだ
荒れ果てた畑の溝の間にぽつっとたたずんでいる
I held a dandelion
That said the time had come
To leave upon the wind
Not to return
When summer burned the earth again
タンポポを手にした
時は来たって言ってるように
風と共に去っていく
決して戻りはしない
それは夏が大地を再び焼き尽くす頃
Cultivate the freshest flower
This garden ever grew
Beneath these branches
I once wrote such childish words for you
一番新鮮な花を栽培しよう
この庭は大きくなった
これらの枝の下には
君のために子供じみた言葉を書いたっけ
But that's okay
There's treasure children always seek to find
And just like us
You must have had
A once upon a time
それでいいんだよ
子供たちはいつも探したい宝物がいっぱい
ちょうど僕達のようにね
君も持っていたに違いないんだ
かってはね
助手:カーテン越しに遠い昔の自分達を眺めているって感じに聴こえますが、タイトルがCurtainsと複数形になっているから、エルトン・ジョン・バンドの活動もこれで一区切りって意味ですかね?
博士:まあそんなようなものだろう。カーテンって言葉は別れの季節に相応しいのう。
ただ、ワシの財布からカーテンの洗濯代として130ドルがお別れになったのは、非常に残念じゃ...