
次に、R16で録音したデータをCubase上で編集する作業に挑む。この場合、R16はカードリーダーとして機能させ、Cubase側の操作でR16のファイルを取り込むことになる。今回は、先日録音したHey JudeのファイルがR16内にあるので「読み込み~オーディオファイル」でそれを選択する。この時「1つずつを別々のトラックに挿入しますか」と聞かれるので「異なるトラック」をクリックすると各チャンネルのデータが自動的に各トラックに移される。テンポをR16録音時の早さにセットするとクリック音も同期する。ここまでは簡単だが、できあがったプロジェクトのトラックにはmono-1 mono-2などの表示しかされていないので、わかりやすくするために何が録音されているのかを入力した方が良い。これでCubaseとして編集を効率よく行うことができるようになった。即ちR16ではできなかった小節毎の入れ替えやコピーなどが可能となる。しかし最大のメリットは歌の音程の補正である。次回はそれについて触れる。