ヒロヒコの "My Treasure Box"

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ジェネシス・Alive The Liveシリーズ〜 Live In Montreal 1974 / GENESIS

2019年06月16日 | プログレ
 ラジオ番組用に収録した音源による「Alive The Liveシリーズ」は昨年からリリースされているようだが、その中にジェネシスものが数枚含まれていた。今月、ピーター・ゲイブリエル在籍時のものが新たに5種類発売となり、その中から2枚を購入したので順に紹介したい。

   
 1973年10月13日に6thアルバム「月影の騎士(原題:Selling England By The Pound)」をリリースしたジェネシスは9月からの8か月間、ヨーロッパ、イギリス、北米で115公演の“Selling England By The Pound”ツアーを行った。その中、74年4月21日のカナダ・モントリオール公演が地元のロック専門のFM局CHOMでの放送用としてライヴ・レコーディングされる。セット・リストはアンコールを含めて全10曲なのでこのライヴ・アルバムはコンサートを完全収録している。(以上、付属の解説より抜粋)
 本盤は録音の音質が大変良い。それは即ち演奏の迫力をほぼダイレクトに伝えているということ。「Genesis Archive 1967-1975」収録の73年のレインボー・シアター・ライブ音源も良かったが、こちらの方はより臨場感に溢れている。ツアー終盤ということで演奏も力強く自信に満ちているように聞こえる。ゲイブリエルがフランス語でMC。適宜歓声が聞こえる観客のノリも良い。Firth Of Fifthではスタジオ録音同様にピアノのイントロがある。そしてアンコールのザ・ナイフの演奏が凄い!やはりこの曲は中盤のフルートが欠かせない。ハケットの終盤のギターソロも弾きまくっている!
   
 と思って聴きながらふと自分の棚を見ると同日のライブによるブート盤があるのを発見(「Horizons Part1 / Part2」)。随分前に買ったもので忘れていた。少し聞き比べてみると、今回購入盤の方は放送前の音源を編集したようで開演前の音が入っていたり、何といっても番組では放送されなかったThe Knifeが含まれているのが違う。この一曲だけでも本アルバムの価値はあると思う。
   
 ちなみにオープニング・アクトを務めたヴァン・ダー・グラフ・ジェネレーターのフロント・マン、ピーター・ハミルのパフォーマンスも本CDには収録されている。

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