気楽にとり(鳥&撮り)歩き

近場で身近な野鳥たちを観察しながら撮影しています。

ヒガラ キクイタダキといっしょ

2023年02月25日 | 強く記憶に残る鳥たち

お山の公園でカラ類の混群がにぎやかに飛び交っていました。
ヒガラでもいないかな」と何気なく眺めていると・・・なんと!いました!

ヒガラは寝ぐせのようにピョコンとはねた短い冠羽と
「蝶ネクタイ」に例えられる胸元の黒い模様が特徴的。
よく似ているシジュウカラはヒガラより二回りほど大きく、ネクタイが腹部まで伸びています。




今回は高い枝を飛び回り小さくしか撮れず。
在庫から、近くに飛来したヒガラを載せます。



山地や亜高山帯の針葉樹林を好み、キクイタダキと同じく樹冠に近い枝先にいることが多いです。
ヒガラは、カラ類では最小の11㎝という小ささで、すばしこく動き回ります。
冬期には、平地林や公園で越冬する個体もいて、シジュウカラやエナガ、キクイタダキなどと混群になります。







ヒガラ(日雀)Coal tit
スズメ目シジュウカラ科シジュウカラ属


同じ混群の中に、キクイタダキも混じっていました。
今季二度目の出会いで、なんとか撮影に至りました。






キクイタダキ(菊戴)Goldcrest 全長約10㎝
スズメ目キクイタダキ科キクイタダキ属



◆森と水の郷 あきた ヒガラ
http://www.forest-akita.jp/data/bird/43-higara/higara.html


今日も最後まで見ていただきありがとうございました。
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ルリビタキ 今季は好調?

2023年02月23日 | 強く記憶に残る鳥たち

「青いオスのルリビタキになかなか会えない」と少し前の記事に書きましたが、
気長に探鳥を続けて 今年は運良く見つけることができました。

餌付けしていないので、撮影のチャンスは一度だけ
ルリビタキ♂は、横顔と背中の青を披露してくれました。




◆会いたい!幸せの青い鳥
https://blog.goo.ne.jp/romeo135bb/e/1b2ce50ca784a616c4c7ca700e13b0f9

再掲載のルリビタキ♂
上のルリビタキと見比べると
目元や白い眉斑の大きさなど 明らかに顔つきに個体差がありますね。





ルリビタキ メスタイプ
 メスか若オスか、判断に悩むトキ「雌タイプ」と





ルリビタキ(瑠璃鶲)Red-flanked bluetail  全長約14cm
スズメ目ヒタキ科ルリビタキ属


昨日の探鳥でも、地上で採食しつつ縄張りを巡るルリビタキ♀に遭遇できました。

今日も最後まで見ていただきありがとうございました。
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カケス 貯えたドングリを探せ!

2023年02月12日 | 強く記憶に残る鳥たち

「声はすれども姿は見えず」 カケスは私にとってそんな野鳥の代表格です。

「ジェージェー」という独特のダミ声を里山の森でよく聞きますが
頭の良いカケスは用心深いので、高い梢の上にシルエットを見るのみ。
遭遇しても撮影のチャンスをつくれず。これといった写真を撮れずにいました。

ようやく貯食した木の実を探して回るカケスの姿を堪能できました。






風切り羽の輝く青色と白黒のごま塩頭が目をひきます。









カケスは秋が深まるとさかんに好物のドングリを貯食します。
枯れ枝の先や、樹皮のすき間、木の洞などあちこちにドングリを隠して回ります。
今回のカケスたちは、蓄えたドングリを取り出しに回っていたようです。
冬も終盤を迎え 野山の木の実も乏しくなってきたのでしょう。





「あれれ?」首をかしげているように見えますが、
隠したはずの場所にドングリは見つかったのでしょうか??




カケス(橿鳥、懸巣) Eurasian jay 全長約33㎝
スズメ目カラス科カケス属


◆あきた森づくりサポート カケス
http://www.forest-akita.jp/data/bird/52-kakesu/kakesu.html


今日も最後まで見ていただきありがとうございました。
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アカガシラサギ 飛んだ!

2023年01月14日 | 強く記憶に残る鳥たち

今日はアカガシラサギの飛翔を投稿します。
 前回投稿の続きになります。

写真のため池も 「ハス田」として利用されていて
秋の終わりから初冬にかけてレンコンの収穫が行われます。
人力で大きな穴を掘り手で泥土の中からレンコンを掘り出す重労働です。

こうして多くの野鳥たちも暮らせるハス田のレンコンは
きっと滋味豊かで美味しいのでしょうね。





















アカガシラサギ(赤頭鷺) Chinese pond heron 全長約45㎝ 
ペリカン目サギ科アカガシラサギ属


美しい夏羽のアカガシラサギは下のリンク先で閲覧できます。

◆e-Bird アカガシラサギ
https://ebird.org/species/chpher1?siteLanguage=ja


 ※ 連載なので今回はコメント欄を閉じています。

いつも閲覧して下さってありがとうございます。
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アカガシラサギ あれ?紅くない?

2023年01月07日 | 強く記憶に残る鳥たち

郊外の農業地帯にアカガシラサギが一羽飛来しました。
昨年の11月の観察されてから地域のため池や農地で越冬しているようです。

アカガシラ~赤頭と言いますが、冬羽の姿では名前どおりの特徴は見られません。
頭から胴体にかけて褐色の羽毛に白い縦班模様です。

中国で繁殖するアカガシラサギ、日本へは秋の渡り時期に稀に飛来する旅鳥
Wikipediaによると、以前にも神戸市で越冬した記録があるようです。












アカガシラサギは中国大陸の南北を行き来する渡り鳥ですが、近年は日本各地で観察されているとのこと。
サギのコロニーに滞在したり、秋田県や千葉県では繁殖例も報告されているそうです。
今後はさらに観察の機会が増えてくるかもしれません。 
いつか夏羽姿を見られるのではないか、と期待しています。

◆たじまの自然(但馬の情報発信) アカガシラサギ
https://www.tajima.or.jp/nature/animal/119343/











アカガシラサギ(赤頭鷺) Chinese pond heron 全長約45㎝ 
ペリカン目サギ科アカガシラサギ属


美しい夏羽のアカガシラサギは下のリンク先で閲覧できます。

◆e-Bird アカガシラサギ
https://ebird.org/species/chpher1?siteLanguage=ja


今日も最後まで見ていただきありがとうございました。
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あいたい!幸せの青い鳥 

2023年01月03日 | 強く記憶に残る鳥たち

ルリビタキ(瑠璃鶲)は、冬の幸せの青い鳥です。
青く美しい成鳥♂は、シーズン中に一度はじっくり撮りたい憧れの冬鳥です。
けして数は少なくないのですが、撮影のチャンスは私には稀です。

公園で越冬するルリビタキのオスはたいてい餌付けされて舞台に乗せられているので
自然のままにふるまう姿を撮る機会にはなかなか巡りあうことができません。

今回のルリビタキは4年前の冬の終わりに山間部の公園で撮りました。
残り少ないナンキンハゼの実を食べにコゲラ、メジロ、ジョウビタキが次々と飛来する中、
突然、ふいっと、カメラを構える目の前に青い姿を見せてくれました。




思いがけず目の前にあらわれた幸せの青い鳥 
その美しさに心の中で歓声をあげながら 夢中でシャッターを押しました。
時間にして10分弱だったと記憶しています。
ルリビタキは、ジョウビタキに追われるようにして、背後の藪に姿を消しました。
以来、何度も同じ場所に通っていますが、ルリビタキを見たのは、あの時一度きりです。



このルリビタキの写真を見るたび、松田道生さんの言葉を思い出します。

『野鳥写真は、自然のなかの野鳥をありのまま、とらえることに徹して欲しいのです。
餌でつり、声でだましてまで写真を撮るべきではないです。
餌付けをして安易に写真を撮ることに比べたら、自然のままに撮影することの方が、はるかにたいへんです。
その苦労が、作品に現れるという自負を持って野鳥写真を楽しんで欲しいと思います。』


◆≪野鳥観察情報≫ デジスコドットコム デジスコ通信
   バードウォッチングのミカタ   松田 道生さん
http://www.digisco.com/mm/dt_63/toku1.htm

松田道生さんは、1950年生まれ 日本鳥類保護連盟、日本野鳥の会職員・理事を経てフリーとなり、
野鳥に関する書籍の執筆や監修、番組出演監修、自然観察指導、調査などを通じて野鳥保護活動を行っている方です。


2019年2月撮影

野鳥写真を始めて間もない頃は、特に疑問を持つこともなく餌付け写真を撮っていました。
いつからか生じた違和感がだんだんとふくらんで そのような現場に足が向かなくなりました。
過去の掲載記事の中には、餌付け場所で撮った写真もありましたが、気がつくたびに削除しています。



ルリビタキ(瑠璃鶲)Red-flanked bluetail 全長約14㎝
スズメ目ヒタキ科ルリビタキ属



◆野鳥撮影の基本ルールと注意したい撮影のポイント (アニマルマガジン)
https://goopass.jp/animal/bird/bird-rule


◆日本野鳥の会 野鳥観察・撮影のマナーガイドライン
https://www.wbsj.org/activity/spread-and-education/bbw/manner-guideline/

◆デジスコドットコム デジスコ通信
http://www.digisco.com/



今日も最後まで見ていただきありがとうございました。

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タカ!鷹!たか! 初夢に見たい!

2023年01月02日 | 強く記憶に残る鳥たち

一般的に元旦の夜に見る夢は「初夢」と言われます。
初夢に出てくると縁起が良いとされる「一富士二鷹三茄子」
富士山は「不死」、鷹は「高い」、茄子は「成す」を意味するとか。

昨晩の夢の記憶がない私、今夜に初夢を持ちこそうと考えています。
できれば縁起の良い夢をみたいので、タカ~猛禽類の写真を集めてみました。
まずは、私の地域では冬に多く見られるミサゴ

みなさんは、どんな初夢をご覧になりましたか?


                              




続いてチョウゲンボウ






ラストはノスリ



目の色が薄くまだ若い個体です。
9羽のカラスに目をつけられて右往左
カラスたちが撮影者の私を警戒した隙をついて無事に逃げ切りました。


こちらは、目の色が濃い茶色でベテランの個体


猛禽類は オスに比べてメスの方が一回り体格の大きい個体が多いそうです。

ミサゴ(鶚、鵃)Osprey/Sea Hawk/Fish Eagle  全長55~63cm 翼開長157~174cm
タカ目ミサゴ科ミサゴ属
 

チョウゲンボウ(長元坊)Common Kestrel 全長33~38cm 翼開長69~76cm
ハヤブサ目ハヤブサ科ハヤブサ属

ノスリ(鵟)Eastern Buzzard  全長52~57cm 翼開長120~140cm
タカ目タカ科ノスリ属 




◆一富士二鷹三茄子 続きがあるって本当?
https://jpnculture.net/hatsuyume/



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地味だけど!すごいヤツ!タヒバリ

2022年12月31日 | 強く記憶に残る鳥たち

タヒバリは、地味で目立たない色彩のセキレイの仲間。
名前の通り冬枯れの田畑や河川敷など開けた環境を好みます。

冬鳥として日本各地に飛来、北海道では旅鳥で春と秋に見られるとのこと。
シベリアで繁殖するタヒバリたちは海を渡って本州へ越冬にやってきます。
セキレイとほぼ同じ小さな体で、長距離を渡るちょっとすごいやつらです。




  







タヒバリ(田雲雀)Water Pipit  全長約16㎝
スズメ目セキレイ科タヒバリ属

◆ひがし北海道の野鳥図鑑
https://www.kushiro-bird.jp/bird_gallery/1025/



昨シーズン、地域で見つかったムネアカタヒバリ


ムネアカタヒバリ(胸赤田雲雀) Red-throated Pipit 全長約16cm
スズメ目セキレイ科タヒバリ属

◆eーBird  ムネアカタヒバリ
https://ebird.org/species/retpip?siteLanguage=ja


いつも当ブログを閲覧していただきありがとうございます。

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トモエガモ 特選

2022年12月25日 | 強く記憶に残る鳥たち

数年前はなかなかお目にかかれなかった憧れのトモエガモ(巴鴨)
この2~3年は少数ながら毎年観察できるようになりました。
日本に渡来する数が増えているのでしょうか。

今回は、過去に撮った画像の中からお気に入りを集めてみました。


























名前の通り頭部の巴模様が鮮やかな小型のカモ
「巴(ともえ)」は、勾玉のような水滴が渦を成すような伝統的な模様です。

◆日本の家紋 巴
https://kamondb.com/geometry/95/




トモエガモ(巴鴨)Baikal teal  全長約40㎝
カモ目カモ科マガモ属


◆トモエガモ 個体数が回復の兆し バードリサーチ
https://db3.bird-research.jp/news/202111-no1/


今日も最後まで見ていただきありがとうございました。

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思い出のアカハシハジロ

2022年12月24日 | 強く記憶に残る鳥たち

2021年1月に撮影したアカハシハジロ
稀な冬鳥として、湖沼や河川に渡来する潜水採食鴨の一種です。

繁殖期のオスの丸い頭部は赤褐色で、ときに頭頂は金色に輝いて見えます。
名前のとおり、紅く美しいクチバシが目立つ個性的なカモです。











ここ数年、日本のどこかにオス一羽が確認されるケースが増えています。
(メスの観察例は希少)
日本は渡りルートから遠く外れていることもあって
飼育個体が逃げ出した「籠脱け」の可能性もささやかれているとか。



体色の似ているホシハジロの群に混じっていることが多いのですが・・・
アカハシハジロの方が体が一回り大きいためか、少々威張り気味??
近くを通りかかるホシハジロ♂にちょっかいを出していました。








今年も地域のため池で、若鳥かエクリプスと思われるホシハジロ♂が確認されました。
その後、消息不明のまま今に至ります。 

アカハシハジロ (赤嘴羽白) Red-crested Pochard 全長約55cm
カモ目カモ科アカハシハジロ属


◆e-Bird アカハシハジロ
https://ebird.org/species/recpoc?siteLanguage=ja

今日も最後まで見ていただきありがとうございました。

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ジョウビタキ特選!

2022年12月18日 | 強く記憶に残る鳥たち

早いもので師走も間もなく下旬に入りますね。

今回は、過去の写真の中からジョウビタキのお気に入りを選びました。

前に見たことがある、と感じる方もいらっしゃるかと思いますが
どうぞ気楽にお付き合いください。



氷雨に濡れながら
小雨だと油断していたら、帰る頃には私にもカメラにも雨粒がびっしり


日本庭園にて

背景のピンク色のボカシはサザンカだったと記憶しています。


ガマズミを食べに

枝に残ったままドライフルーツに。糖度も増すのでしょうか?


ハゼの実を食べに


ホバリングして実をついばむ、を繰り返していましたが
薄暗く曇っていて期待した飛翔の瞬間は写っていませんでした。





ジョビコさん♀も二枚あげておきます。



それぞれ別個体です。
写真を見ただけで、撮影場所やその時の状況まで ありありと思い浮かんできます。


ジョウビタキ(尉鶲、常鶲) Daurian redstart 全長15cm
スズメ目ヒタキ科ジョウビタキ属



少し前から、有料プランに切り替えて投稿画像を大きくしています。
月々の料金は、たとえば~自販機の飲み物を控えれば賄える程度の額。
画像容量の残りを気にせずアップできるのは、思っていたより気が楽です。
まだまだ1000GB以上残っているので、生きている間に使いきれるでしょうか?(笑)


今日も最後まで見ていただきありがとうございました。


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ナベヅル 緊急避難??

2022年12月02日 | 強く記憶に残る鳥たち

世界的なツルの越冬地として知られる鹿児島県の出水平野に激震が走っています。
鳥インフルエンザの感染が急激に拡大、11月30日時点で衰弱や死亡が確認されたツルの数は995羽に上るそうです。

一方で、韓国の有名な越冬地・順天湾で、最近になってナベヅルが「急増」し、1万羽近い個体が観察されたとのこと。
鹿児島県出水平野の鳥インフルエンザ感染を避け、ナベヅルが大挙して移動しているのでは?と推察されています。

ナベヅルの生息数は世界全体でも1万5千羽程度と推定され、世界的に絶滅が危惧されています。
毎年8~9割のナベヅルが出水平野で越冬するだけに、今後の感染状況が心配されます。


※2019年11月撮影  郊外の農耕地にナベヅル二羽が飛来した際の写真です。









◆ルポ「死のトンネル」を避けて日本から韓国移動したナベヅルの群
https://japan.hani.co.kr/arti/politics/45204.html

◆ツルも危険を察知? 鳥インフル急拡大の出水から韓国に緊急避難か 
 「北に帰って行った」目撃情報も複数  西日本新聞社
https://nordot.app/970873746904498176?c=62479058578587648








ナベヅル(鍋鶴) Hooded crane 全長約100cm
ツル目ツル科ツル属

◆ナベヅル・マナヅルってどんな鳥? 日本野鳥の会
https://www.wbsj.org/activity/conservation/endangered-species/crane-hogo/crane-whatis/


今日も最後まで見ていただきありがとうございました。

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ノビタキ 野の花に

2022年10月29日 | 強く記憶に残る鳥たち

稲刈りの終わった田んぼにノビタキを探しに出かけました。

すっかり見通しの良くなった農地 鳥の影は見当たりません。

もう諦めて帰ろうと 車の窓を閉めかけた時 すぐ脇の草に
一羽のノビタキが止まっているのに気づきました。




風に揺れるコセンダングサ(小栴檀草)の上でノビタキもゆらゆら
やはりノビタキには野の花が良く似合います。




遠くのハギのてっぺんにもノビタキ





ノビタキ(野鶲)Siberian Stonechat 全長約13cm
スズメ目ヒタキ科ノビタキ属


◆バードリサーチ 生態図鑑 ノビタキ
https://db3.bird-research.jp/news/201610-no2/


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コウノトリの季節/世界渡り鳥の日

2022年10月09日 | 強く記憶に残る鳥たち

地域に数十羽のコウノトリが飛来。地元紙にも写真付きで記事が掲載されました。
コウノトリは、国の特別天然記念物に指定されています。
日本の野生のコウノトリは1971年に絶滅してしまいましたが、
兵庫県豊岡市を中心に人口繁殖のコウノトリを野生に返す取り組みが続けられ、
長年の地道な活動が実を結び、全国各地にコウノトリが飛来するようになりました。

人工繁殖とはいえ、コウノトリ野生の生き物です。強引な撮影はNG!ドローンなんて論外!
しかし、残念ながら昨年はこんな場面も。
いつもの探鳥ルートを歩いていると、突然、二羽のコウノトリが頭上に飛んできました。
田畑の間に続く生活道路で、農作業中の方々も手を止め、スマホで撮影をはじめました。
そんな中、黒い車が一台、野原に乗りつけて、運転席から出てきた男性がドローンの操作を始めました。
上の写真のように飛んでいるコウノトリの至近距離にドローンを飛ばしています。
コウノトリと接触するのではないか・・・!と、ハラハラひやひや
私以外に、野鳥に関心のある人は周りにいない状態で、どうしたらよいのか戸惑うばかりでした。

特別天然記念物のコウノトリを捕獲、殺傷すると懲役や禁錮刑・罰金刑に。
ドローンの接近撮影など無謀な行動を見かけたら110番に通報する心構えです。


▼出雲市内でコウノトリを見かけたら
https://www.city.izumo.shimane.jp/www/contents/1560302754240/index.html




▼神戸新聞
コウノトリ、明石のため池に15羽飛来 住民ら「こんなこと初めてで感動」
https://www.kobe-np.co.jp/news/akashi/202210/0015701638.shtml

~~~~~~~✿~~~~~~~✿~~~~~~~~✿~~~~~~~~~ 

話題は変わって、昨日10月8日は2022年の『世界渡り鳥の日』(World Migratory Bird Day:WMBD)

春と秋の渡りの時季~5月と10月の第2土曜日を「世界渡り鳥の日」としています。
数百、数千キロメートルもの長距離を移動する渡り鳥たち。
国境に関わりなく、生息環境を世界規模で保全していくための、普及啓発の日です。


一日遅れとなりましたが、昨年の冬に地域に滞在した思い出の渡り鳥たちです。


クロツラヘラサギ(黒面箆鷺)




ソリハシセイタカシギ(反嘴背高鴫)




この冬はどんな渡り鳥たちに会えるのか、今から楽しみにしています。
今日も最後まで見ていただきありがとうございました。

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ミユビシギ え?指が三本?

2022年10月02日 | 強く記憶に残る鳥たち

ミユビシギは、飛来数が多く日本の海岸で観察機会の多いシギの仲間です。
砂浜を好むのもミユビシギの特徴で、トビムシやゴカイ、小さな貝類などを捕食します。

私の暮らす地域の海岸は開発が進み、自然のままの砂浜は残されていません。
そのため、長らくミユビシギを見る機会に恵まれませんでした。
この9月に念願かなって、ようやく一羽のミユビシギを見ることができました。
今年生まれの幼鳥で、群とはぐれたのか、一羽のトウネンと行動を共にしていました。






大多数の個体には後指(第一趾)がなく、これが三趾鴫という和名の由来です。
まれにわずかな痕跡程度に第一趾がある個体もいるそうです。
残念ながら、今回は、指の数や形状を確認できませんでした。






ミユビシギ (三趾鷸) Sanderling 全長約19㎝ 
チドリ目シギ科ハマシギ属

トウネン(当年) Red-necked Stint 全長約15㎝
チドリ目シギ科オバシギ属


◆e-bird  ミユビシギ
https://ebird.org/species/sander?siteLanguage=ja


砂浜に打ち寄せる波に追われるようにミユビシギの群が波打ち際を走る光景は有名です。
「なぎさのラインダンサーズ」と呼びたくなるような動きです。

◆4K ミユビシギ(三番瀬) - Sanderling -  野鳥 動画図鑑
https://www.youtube.com/watch?v=pd0ITamwZX0

◆e-bird  トウネン
https://ebird.org/species/rensti?siteLanguage=ja


ウミネコたちも繁殖地から戻り始めています。
沖に積まれた消波ブロックの上で のんびり日向ぼっこをしていました。




今日も最後まで見ていただきありがとうございました。
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