早いもので明日から11月、本格的な秋の訪れですね。
10月最後の記事は思い出深い夏鳥で締めくくりたいと思います。
この数年来、繁殖を見守ってきた夏鳥のササゴイたちの登場です。
すくすく成長し無事に巣立った今年生まれのヒナたち
松の枝の上を歩き回ったり 松葉の間に隠れたたり 元気な姿を見せてくれました。
10月最後の記事は思い出深い夏鳥で締めくくりたいと思います。
この数年来、繁殖を見守ってきた夏鳥のササゴイたちの登場です。
すくすく成長し無事に巣立った今年生まれのヒナたち
松の枝の上を歩き回ったり 松葉の間に隠れたたり 元気な姿を見せてくれました。
巣を離れた子供たちを見守るササゴイの親鳥
両親のいずれかが漁に出ている間、もう片方の親鳥は松林に残っているようです。
「やぁ!こんにちは!また来たね」 ??
・・・と手を振ってくれたわけではなく、頭をカキカキ
ササゴイ(笹五位)Striated Heron 全長約52cm
ペリカン目サギ科ササゴイ属
●日本野鳥の会 ササゴイ
https://www.birdfan.net/pg/kind/ord04/fam0400/spe040009/
●バードリサーチ さえずりナビ ササゴイ
https://db3.bird-research.jp/saezuri/birdsong/detail/7
ササゴイたちが営巣している松林は、一帯のリゾート開発により三割ほど伐採されることが決まっています。
貴重なササゴイの繁殖地をなんとか守ることはできないものか、と頭を悩ませてきました。
私個人の力には限界があるので、日本野鳥の会ひょうごの代表者の方に相談してみたところ
ありがたいことに迅速で適切な対応をしてくださいました。
市のレッドデータブックを制作している部署や今回の工事を管轄する建設局と話し合って
今シーズンの繁殖が終わるまでは木の伐採など直接影響を与える作業は控えられました。
来シーズンの対応については
木の伐採や近くに何かを設置する等の作業は、繁殖が始まる前(3月中)に済ませる。
営巣中は営巣木の伐採や巣の撤去など、直接個体の駆除につながるような行為をしない
(鳥獣保護法に違反する行為)
営巣を始めた場合は影響ができるだけ少なくなるような措置を講じる
公園を利用する市民の理解を得るなど、ササゴイと共生できる場所になるよう
日本野鳥の会ひょうごとして要請と協力をしていきたい、等々心強い回答を頂きました。
親身な対応をしていただきありがとうございました。心よりお礼申し上げます。
残され保全された松林で来年もササゴイたちが繁殖してくれるよう心から願います。
来シーズンも海を渡って、この地に戻ってきてくれるのを早くも心待ちにしています。
いつも当ブログを閲覧して下さってありがとうございます。