気楽にとり(鳥&撮り)歩き

近場で身近な野鳥たちを観察しながら撮影しています。

目には青葉 山にキビタキ オオルリも

2023年05月31日 | ヒタキの仲間 2023年~

六甲山系にはいくつもの軽登山道が作られています。
弘法大師空海が通ったとされる御大師道など古くから開かれた道が元になっています。
翌日あるいは翌々日の筋肉痛を覚悟して、たまには夫婦で山道へ探鳥に出かけます。
幾重にも連なる森林の樹々からは降るような鳥のさえずりが聴こえますが
5月も半ばになると木々の葉は生い茂り鳥の姿を隠してしまいます。


こうして目前に美しい姿をあらわしてくれる鳥が飛来した時のうれしさよ。
 目には青葉 山にキビタキ オオルリも出で
 ~目には青葉 山ホトトギス 初鰹~ 言うまでもなく江戸時代の俳人・山口素堂さんのパクリですが^_^;







キビタキ(黄鶲) Narcissus Flycatcher 全長約14cm
スズメ目ヒタキ科キビタキ属


林間に響き渡る鳴き声とともにオオルリも姿をあらわしますが




あまりにも真上すぎて逆光に
青い姿は黒いシルエットになってしまいました。




オオルリ(大瑠璃)Blue-and-White Flycatcher 全長約16㎝
スズメ目ヒタキ科オオルリ属



目には青葉 山ホトトギス 初鰹  江戸時代前期の俳人・山口素堂の俳句

◆関西学院初等部
https://es.kwansei.ac.jp/elementary_20220509.html



いつも当ブログを閲覧して下さってありがとうございます。
早いもので今日で5月も終わり、明日から6月ですね。
今日は雲は厚いですが、雨は降っておらず 洗濯に精を出しています。
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セイタカシギ メスとオス

2023年05月30日 | シギの仲間 2021~

5月の始めに撮影したセイタカシギ(背高鴫)

50年ほど前には、日本ではめったに観察できない非常に珍しい鳥だったそうです
1970年代に愛知県や東京湾沿岸で繁殖が確認され、
近年では、春と秋の渡りに日本各地に飛来するようになりました。



奥の光沢のある黒い羽が雄♂ 手前の茶褐色の羽が雌♀
数年前には、兵庫県の太平洋側でもセイタカシギの繁殖が記録されました。
この写真のセイタカシギたちは、旅の中継地として立ち寄っただけでした。















セイタカシギ(背高鷸) Black-winged Stilt 全長約37cm
チドリ目セイタカシギ科セイタカシギ属


◆暦生活 セイタカシギ
https://www.543life.com/shun/post20220821.html


今日も最後まで見ていただきありがとうございました。
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ベニウツギ・ツクバネウツギなど

2023年05月30日 | 花や昆虫 2023~

軽登山道を歩いていると、林の中に濃い紅色の花が見えました。
タニウツギによく似た花の形の花が一株か二株だけ
花色からしてベニウツギ(紅空木)でしょうか。
調べると園芸品種とのことですが、こんな山の中になぜ?
野鳥に種が運ばれてきたのでしょうか?






カマツカ(鎌柄)でしょうか?

リンゴの花を小さくしたような白い小花が咲いていました。



ツルニチニチソウ(蔓日日草)






ヤマウグイスカグラ?でしょうか?

ウグイスカズラに似た形の花ですが、花色は黄色~薄い橙色に見えました。

ツクバネウツギ(衝羽根空木)
※ コメント欄でアドバイスを頂きさらに調べて、ツクバネウツギに辿り着きました。
  イケリンさんいつもありがとうございます。
 1㎝ほどの小花、日当たりの良い岩場に生えいてたことなどから判断しました。




◆松江の花図鑑 ツクバネウツギ
https://matsue-hana.com/hana/tukubaneutugi.html



昨日梅雨入りした近畿地方
今日はいかにも梅雨らし雨が降り続いています。
明日は曇り時々晴れの予報です。
梅雨の間も三日に一度くらいは晴れてくれると洗濯物が助かりますよね。


いつも当ブログを閲覧して下さってありがとうございます。

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ホオジロ・コゲラ子育て中

2023年05月29日 | ホオジロ

ホオジロ(頬白)♂が植え込み近くの石の上に止まりました。

クチバシにこぼれ落ちそうなほたくさんの虫をくわえています。
植え込みのどこかに巣があって子育ての真っ最中の様子
きょろきょろと周囲を見回した後、ホオジロは低木の間に姿を消しました。
お腹を空かせた雛たちが大きな口を開けて父の帰りを待っています。






驚くほど近くに出てきたホオジロ♂
 上を見ていたのは、飛んでいる虫を探していたのかもしれません。



ホオジロ(頬白)Meadow Bunting 全長約17㎝
スズメ目ホオジロ科ホオジロ属



ギィーギィーと鳴き声のする方を見ると
コゲラ(小啄木鳥)が桜の幹をのぼっていきます。

クチバシには、虫をいっぱいくわえていました。


コゲラ(小啄木鳥) Japanese Pygmy Woodpecker  全長約15cm
キツツキ目キツツキ科アカゲラ属



今日も最後まで見ていただきありがとうございました。
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アカハライモリ キショウブ

2023年05月29日 | 花や昆虫 2023~

キショウブ(黄菖蒲)は明治時代に観賞用に外国から持ち込まれた外来種とのことですが
今では日本各地に分布して 水辺の花として愛されています。

曲がりくねった峠道を運転した先ににキショウブが咲いていました。
急こう配の狭い道を徒歩で登った人の目には より美しく見えるのでしょう。

 



水辺から浅瀬を覗き込むと
両生類らしき生き物の影がいくつもユラユラしています。



現地では「サンショウウオ?」かと思ったのですが、
帰宅後調べてみるとアカハライモリ
別名のニホンイモリの通り、日本固有種だそうです。












◆ニホンイモリ(アカハライモリ)  秋田の水生生物
https://ataqc.sakura.ne.jp/native-newt-salamander.html



いつも当ブログを閲覧して下さってありがとうございます。
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センダイムシクイ チヨチヨビィ~♪ 

2023年05月28日 | ムシクイ

センダイムシクイ(仙台虫喰)は繁殖のため日本に渡ってくる夏鳥です。

チヨチヨビィ~♪ という独特のさえずり声が樹上から降るように聞こえてきます。
12㎝ほどの小さな体で、林の中に響き渡るほどの声量で鳴くパワフルな小鳥です。
ムシクイの仲間はどれも姿がよく似ていて、識別が難しいのですが
チヨチヨビィ~♪のおかげで即、センダイムシクイとわかります。









センダイムシクイは樹上ではなく地上に巣をつくるそうです。
山地の林の傾斜部でひっそりと子育てするとのことです。


センダイムシクイ(仙台虫喰)Eastern crowned-warbler 全長約12㎝
スズメ目ムシクイ科ムシクイ属


◆聞きなしで和ませてくれるセンダイムシクイ  野鳥図鑑 ネイチャーランド能勢
https://natureland-nose.com/bird/news_bird/5656/



今日も最後まで見ていただきありがとうございました。
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ゾウムシ ウツギの花 キンイロジョウカイ マメヅタ

2023年05月28日 | 花や昆虫 2023~

うっそうと茂る話の中を探鳥している時、
葉先に、小さなゾウムシの一種を見つけました。
ゾウの鼻のように長く伸びた頭部の先がユニークな昆虫です。
わずか数ミリの小ささなので、今まで見つけられずに過ぎていました。







ウツギ(空木)の花





キンイロジョウカイ



前翅の後端だけが薄茶色に見えました。

◆昆虫エクスプローラ
https://www.insects.jp/kon-jyoukaikiniro.htm



サクランボ 

熟して食べごろに見えました。
野鳥たちのデザート?


マメヅタ(豆蔦)

小さな丸い葉が樹の幹を這うように覆いつくしていました。
マメヅタという常緑シダ類だそうです。
細長い葉には茶色い胞子がびっしりついています。

◆マメヅタ 松江の花図鑑
https://matsue-hana.com/hana/mameduta.html



いつも当ブログを閲覧して下さってありがとうございます。
今年は梅雨入りが早いと予想されていますね。
早くも大型台風が発生して、来週は一週間、傘マークの予報です。
早ければ5月中に梅雨入り宣言が出されるとも言われています。
豪雨や長雨の被害が出ないよう 願うばかりです。
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ツバメの営巣 歓迎?迷惑?

2023年05月27日 | ツバメ

交通量の多い市街地の交差点近く
電線にツバメ(燕)が繰り返し止まります。

観察していると、ツバメは二羽、近くの商店裏の裏へ飛びました。
駐車場に面した軒下に巣を構えたい様子でした。








「ツバメが巣をかける家には幸福が来る」
子供時代、そんな言い伝えを聞きながら育ちました。
その影響でしょうか。すっかり大人になってからも
ツバメが巣をつくるお宅を見かけると羨ましい思いが先立ちます。
残念ながら、我が家を選んでくれるツバメは現れないままです。



ツバメ(燕、玄鳥)Barn swallow 全長約17㎝ 翼開長:32cm
スズメ目ツバメ科ツバメ属

◆ツバメの巣作りは歓迎されているの ?  環境省生物多様センター
https://www.biodic.go.jp/reports/5-4/p028.html


今日も最後まで見ていただきありがとうございました。

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「新発見!鳥たちの不思議な能力」

2023年05月27日 | その他

NHK Eテレ『地球ドラマチック』 
  今夜の放送~5月27日(土)午後7:00 は鳥たちが主役
です。
「新発見!鳥たちの不思議な能力」


空を飛ぶだけでなく、鳥には他にもさまざまな能力を秘めていることが明らかになった。
  巧みなコミュニケーション能力や的確に状況を判断する力。鳥たちの驚きの力に迫る!

鳥の優れた能力は飛翔力だけではない。巨大な群れが、飛びながら一斉に方向転換できる秘密や、
他の鳥の状況を的確に判断できる能力を秘めていることなどが実験によって明らかになった。
一方、人間が発する騒音や夜間照明が、鳥たちに深刻な影響を及ぼしていることもわかってきた。
北米では、この50年の間に鳥が30億羽も減ったとされている。
人間と鳥の共生への模索も始まった。(独・英2022年制作) 



番組HPより 内容紹介文を引用
予告動画も観られます。
https://www.nhk.jp/p/dramatic/ts/QJ6V6KJ3VZ/episode/te/BN2P3299MX/




写真はオオバン
(番組内容とは関係ありません)
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エナガのあくび

2023年05月26日 | エナガ

巣立って間もないエナガ(柄長)の幼鳥たち
親鳥の後について飛び回りますが
まだ体力がついていないのでしょう。
すっかり疲れて木の枝でウトウト・・・










この幼いエナガのきょうだいたちに会ったのは5月中旬でした。
今ごろはさらに成長して元気に林内を飛び回っていることでしょう。




エナガ(柄長) Long-tailed Tit・ Long-tailed Bushtit 全長約14cm
スズメ目エナガ科エナガ属

エナガの幼鳥たち
https://blog.goo.ne.jp/romeo135bb/e/8b2cd8ab7dd28868c83fa590ddf5b08d


今日も最後まで見ていただきありがとうございました。
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黄色い花は何の花?

2023年05月26日 | 花や昆虫 2023~

ため池を巡る遊歩道沿いに黄色い花が咲いていました。
5~6mほどの一帯だけに点々と鮮やかに花開しています。
甘い蜜があるのでしょうか。
大小の昆虫が代わる代わる花に集まっていました。




この花の名前をご存知でしたら、ぜひ教えていただきたいです。
ミツバツチグリ(三葉土栗)
※ここあさんより、花びらの形や花びら間の密集性が似ているとアドバイスを頂きました。
 ran1005さんよりアドバイス頂いた撮影した写真には葉がほとんど写っておらず。
キジムシロ(雉筵)も候補にあげておきます。
 みなさま、いつもありがとうございます。今後ともよろしくお願いいたします。










ミツバツチグリ(三葉土栗)
https://matsue-hana.com/hana/mitubatutiguri.html

キジムシロ(雉筵)
https://matsue-hana.com/hana/kijimusiro.html


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ヒバリ 地上の星

2023年05月25日 | ヒバリ

空高く舞い飛びながらさえずるヒバリ(雲雀)

意外と、地上で歌っていることも多いです。
ヒバリの羽色は枯草の中で保護色になるので
「ヒトからは見えないだろう」と過信している節があります。












足を出して着陸態勢に入りました


ヒバリ(雲雀) Skylark 全長約17㎝ 
スズメ目ヒバリ科ヒバリ属


◆e-Bird  ヒバリ
https://ebird.org/species/skylar?siteLanguage=ja


今日も最後まで見ていただきありがとうございました。
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極彩色のハンミョウ

2023年05月25日 | 花や昆虫 2023~

極彩色の甲虫・ハンミョウ(斑猫)を見つけました。

望遠マクロ撮影で大きく見えますが、実物は2~3cmの小ささです。
留意して探さないと見過ごしてしまいます。





真っ赤なカエデの翼果



ニガナ(苦菜)



ヤマボウシ(山法師)


お山のヤマボウシは萼片がまだ緑色でした。



タマムシの一種

日陰で光沢や体色が写らず・・・


ガクウツギ(額空木)

林の木陰で白い花は浮き上がって見えました。



いつも閲覧して下さってありがとうございます。
この数日、ひんやりするくらい気温が低く感じますね。


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アオサギ 営巣地の光景

2023年05月24日 | アオサギ

アオサギのコロニー(集団営巣地) が都市公園の林の一角にあります。
↑ 一枚目は、春先に撮影したダイサギとのツーショット

↓ 繁殖期を迎えても、のんびり池のほとりに佇む成鳥もいます。
多忙な子育て中 たまにはちょっと一休みなのでしょうか? 
あるいは、繁殖相手が見つかっていないのでしょうか?






こちらは今年生まれと思われる幼鳥です。

まだ長時間経つことに慣れていないのか、草地で座り込んでいました。
巣立った後も、アオサギの幼鳥は巣に戻ったり 飛んで周囲に出歩いたりするそうです。
こうして、だんだんと一人前のアオサギとしての生き方を身に着けていくのでしょう。


コロニーの真下に、小さなヒナが落鳥していました。
眠っているような穏やかな顔つきでした。
先に生まれた大きなきょうだいにはじき出されたのでしょうか。
自然界で生き抜くのは厳しく、巣の中でも生存競争は始まっています。


コロニーの樹の上で


まだ抱卵中と思われるアオサギもいました。


このコロニーではクスノキの大木を利用して巣が掛けられています。
アオサギの巣は、木の枝を拾い集めて、木の又に重ね積み上げた簡素な作りです。
警報の出る大雨や強風の後でも、巣は落ちないように巧く作られているようです。


アオサギ(青鷺、蒼鷺)Grey heron 全長約95㎝
ペリカン目サギ科アオサギ属


今日も最後まで見ていただきありがとうございました。
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ユリノキ ヤマボウシ

2023年05月24日 | 花や昆虫 2023~

空に向かって伸びるユリノキの大木を見上げると
枝葉のそこかしこにチューリップ型の花が咲くのが見えました。
薄い黄色に橙色の模様入りでお洒落なデザインですね。






ヤマボウシ(山法師)


ヤマボウシの花 私の地域の公園では目線の高さに咲いています。
低木なのか?と思いきや、大きなものは15mを超えるほど樹高を伸ばすとか。
「花」と書きましたが、白い花びらに見えるのは萼(ガク)
 実際の花は、グリーンピースのおにぎりのような中央の部分です。







サクランボ


桜並木の数本に、真っ赤な実がなっていました。




葉の生い茂る桜の老木、横枝に何か白いものが・・・

白猫が寝ていました。面倒くさそうに顔を上げました。



シャクガの一種?でしょうか。


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