気楽にとり(鳥&撮り)歩き

近場で身近な野鳥たちを観察しながら撮影しています。

ムシクイ 鋭い視線で

2023年09月30日 | ムシクイ

ムシクイ(虫喰)は12~13cmほどの小さな鳥です。繁殖のため日本に渡ってくる夏鳥です。
こんなに小さな体で海を越えて、東南アジア方面と日本を往復するとは! 

秋の渡りを前に、ムシクイたちはたくさん食べて栄養をつけて体力を蓄える日々です。
木立の中を枝から枝へ すばしっこい動きで飛び回って虫を捕食します。




ムシクイは、全集中の視線で、木の中に隠れている虫を探し出します。
その眼付きの真剣なこと。 脇目もふらずに好物の虫を探して視線を走らせます。









ムシクイの撮影は、好きなのですが、その後の識別には毎回悩まされます。




頭央線はないので、センダイムシクイではなさそうです。



ムシクイの仲間たちは、どの種も似通っていて識別が難しい野鳥のひとつです。
あまり自信はないのですが、鳴き声、体色の特徴から、メボソムシクイと同定いたしました。
あくまでも私個人、シロウトの判断ですので、悪しからずご療養ください。

メボソムシクイ(目細虫喰)全長約13㎝
スズメ目ムシクイ科ムシクイ属




◆ソングバードさんの旧ブログ「さきたま自然日記」
  ~ムシクイの仲間たち(センダイムシクイ)
http://sakitamasongbird.cocolog-nifty.com/blog/2012/06/post-776f.html

ムシクイ3種の特徴など詳しく記事にされていて判別の際などとても参考になります。


今日も最後まで見て下さってありがとうございました。
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センニチコウ(千日紅)ブラックパール 猫じゃらし?

2023年09月29日 | 花や昆虫 2023~

名前の通り、初夏から秋にかけて咲き続けるセンニチコウ(千日紅)
ドライフラワーとしても人気の高い、可愛らしい花です。

野原で見かけるシロツメクサやアカツメクサに似ていますね。









大きな猫じゃらしのような植物 なんでしょう。
花壇に植えられていたので、園芸種だとは思うのですが?


穂の長さは30センチ以上ありました。
ライオンや虎にも「猫じゃらし」できそうなほどの大きさでした。







サルスベリ(百日紅) ブラックパール
 深紅の花と相まって黒い葉が異彩を放ちます。



紅色の花のブラックパール
 長く楽しませてくれたサルスベリの花もそろそろ終盤 タネが実り始めていました。



「花手水(はなちょうず)」

夏らしいアレンジ


今年の「中秋の名月」ですね。
ちょっと意外ですが、中秋の名月=満月ではないそうです。
次に、中秋の名月と満月の日付が一致するのは7年後とのこと。
今夜の満月の瞬間は18時58分。
私の地域は晴れていて観られそうです。


◆今夜は満月での「中秋の名月」今回逃すと7年後 気になるお天気は?
https://news.yahoo.co.jp/articles/d0f844f1143ea676436fcc44b92b32bc3321543f

今日も最後まで見て下さってありがとうございました。
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池の端のアオサギたち

2023年09月28日 | アオサギ

9月下旬だというのに、日中は厳しい暑さですね。
野鳥も少なく遠くへ探鳥に出ても成果は期待できません。
そんな時には、外れなく会えるアオサギ(青鷺)たちのいる地へ。

三羽が池のほとりの木陰で思い思いに過ごしていました。


お!魚が岸辺近くに!
 狙いを定めてじっと待つ・・・


あ~あ、深みへ潜っちゃった。

諦めて首を縮めて休息のポーズ


↓ 帰路、同じ場所にいたアオサギですが、
 こうして見比べると別個体のようです。

 個体識別できるようになるには、まだまだ修行が足りません。



行きに見かけたもう別の一羽

角度のせいもあるのでしょうが、足が短く見える個体です。


↓ 帰路に同じ場所で見かけたアオサギ 
   上の写真と同一個体のようです。


目先の色や模様、葦が短めに見えることなどから判断しました。



アオサギ(青鷺、蒼鷺)Grey heron 全長約95㎝
ペリカン目サギ科アオサギ属




いつも当ブログを閲覧して下さってありがとうございます。
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キョウチクトウ ランタナ ニラ

2023年09月27日 | 花や昆虫 2023~

キョウチクトウ(夾竹桃)の花が風に揺れていました。
盛夏に長く咲く花ばかり印象に残っていますが、
ぐうぜん撮れた葉は肉厚で光沢があり竹の葉に似ています。
夾竹桃の名は、この葉に由来するのかと 遅ればせながら理解しました。








自家菜園の端にニラが植えられていました。
たくさんのツボミが膨らみ始め、ポツポツと白い花を咲かせています。




ランタナが空き地に繁茂していました。


西日本を中心に野生化するランタナが増えているそうです。
本来、熱帯の植物ですが、日本でも積雪のない温暖な地域では冬越ししています。

紫陽花と同じように、咲き進むたびに花色が変わってグラデーションが楽しめることから「七変化」とも呼ばれています。

蝶が飛来することも多い花です。この日は、数頭のセセリチョウが吸蜜していました。












今日も最後まで見て下さってありがとうございます。

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イソヒヨドリ 初秋の海で

2023年09月26日 | イソヒヨドリ

地域の海岸ではイソヒヨドリ(磯鵯)が高確率で観られます。
冒頭の写真は、以前に撮影したイソヒヨドリ幼鳥です。
何組ものつがいが繁殖し複数のヒナを一人前に育て上げます。
独立した子供たちは、新天地を求めて近隣の街へ移住していくのでしょうか。
郊外の新興住宅地にある我が家のまわりにも、年々、イソヒヨドリが増えています。




渡りのシギを探しに訪れた海岸で、迎えてくれたのはイソヒヨドリ
無事に子育てを終えたメスでしょうか。
堤防や消波ブロックの上を飛び回って食べ物を探していました。













一羽だけかと思っていましたが、こうして写真を見比べると、
ひょっとしたら、2個体いたのではないか?という気がしてきました。

初夏に同じ海岸に行った際は、3羽の雄♂のイソヒヨドリを確認しましたが、今回オスの姿は見えず。




イソヒヨドリ(磯鵯) Blue Rock Thrush 全長約24㎝
スズメ目ヒタキ科イソヒヨドリ属


◆【解説付き】イソヒヨドリの鳴き声(さえずりと警戒声)
https://www.youtube.com/watch?v=802gpA_g7yo



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キバナコスモス フジバカマ 吸密する虫たち

2023年09月25日 | つきあかり

キバナコスモスにアゲハチョウが吸蜜していました。
片方の翅がちぎれた蝶でしたが、弱々しさを感じさせない凛とした動きでした。
以前は翅の痛んだ蝶や蜂を見かけても痛ましくて撮影を控えていましたが
最近では、健気な姿に秘めた命の輝きを写したいと思うようになりました。



クマンバチも夢中で蜜を吸っています。
キバナコスモスの蜜もきっと甘くておいしいのでしょうね。


キアゲハも飛来しましたよ。


海を越えて旅する蝶 アサギマダラ


咲き始めたばかりのフジバカマに一頭だけ。
他の仲間より先んじて飛来。 みんなと別のルートで旅しているのでしょうか。
ついつい好んで一人旅を楽しんでいた学生時代の自分の姿に重ねて見てしまいます。




キチョウ~モンシロチョウやモンキチョウを一回り小さくしたような可憐な蝶
レモン色の翅が美しいです。


ご自宅のお庭でよく虫を見ていたと、お父様に教えて頂きました。
昆虫の話はしたことがありませんでしたね。

あなたともっと話したかった。
何を見ても何を聴いても、その思いが浮かんできます。

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オグロシギ 跳んで飛んで

2023年09月24日 | シギの仲間 2021~

トビが上空に飛来して小さな水鳥が騒ぎ出した時、オグロシギ(尾黒鴫)もつられて飛び立ちました。







池の上空を半周して、危険がないと悟ると、オグロシギたちは再び池に降り立ちました。


その後は、5羽で身を寄せ合うようにして採食や羽繕い





オグロシギ(尾黒鴫) Black-tailed Godwit 全長約38cm 
チドリ目シギ科オグロシギ属


その後、この池はハヤブサ(隼)に目をつけられ、
渡りのシギたちは仲間を失う前に、難を逃れて旅立っていきました。
二年前の秋の事でした。

今日も最後まで見て下さってありがとうございました。
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彼岸花にカラスアゲハ

2023年09月23日 | アルバム

今日は秋分の日、彼岸の中日ですね。
「お彼岸はお墓参りする期間」と子供の頃から漠然と思っていましたが、彼岸とはなんでしょう? 
あの世とこの世を隔てる三途の川の向こう岸、そんなふうにとらえていました。


        改めて意味を調べて見ると、
「彼岸」は、人間の迷いや苦しみの元になる煩悩のない世界のことで、極楽浄土のことだそうです。




彼岸花を撮影していたら、折よくカラスアゲハが吸密に飛来しました。
過去に撮影した写真の再掲ですが、このような場面に遭遇できる機会は稀です。






この蝶は翅がところどころ傷んでいました。





近くの木の枝に、羽化して間もないカラスアゲハが止まっていました。










◆彼岸花には毒がある?
https://weathernews.jp/s/topics/202309/180185/



今日も最後まで見て下さってありがとうございました。

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オグロシギ コアオアシシギ ソリハシシギ

2023年09月22日 | シギの仲間 2021~

ほぼ二年前、地域の溜池に飛来した秋の渡りのシギたちです。
オグロシギ(尾黒鴫)×5羽  コアオアシシギ(小青足鴫) ×3羽
いずれも当地に複数羽がまとまって滞在するのは珍しい事でした。
この好機に、数日間に渡って観察と撮影に出かけました。
昨年は未掲載分の写真を投稿します。


8羽がひとかたまりになって採食した時の写真です。






コアオアシシギ



オグロシギ(尾黒鴫) Black-tailed Godwit 全長約38cm 
チドリ目シギ科オグロシギ属
 
コアオアシシギ(小青足鴫) Marsh Sandpiper 全長約24cm
チドリ目シギ科クサシギ属


護岸壁に近い干潟では、ソリハシシギとコチドリも採食していました。




ソリハシシギ(反嘴鴫) Terek Sandpiper 全長 約23㎝
チドリ目シギ科ソリハシシギ属


コチドリ(小千鳥)Little ringed plover  全長約16cm
チドリ目チドリ科チドリ属




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シロチドリ 砂浜に生きる

2023年09月21日 | チドリの仲間

夏の終わりの浜辺で見かけたシロチドリ(白千鳥)

羽縁が淡色でうろこ模様のように見えます。
今年生まれの若鳥でしょうか?
白い羽毛もふわふわ柔らかそうですね。










すでに親鳥の素を離れ独り立ち 自分の力で生き抜いています。
黑くて丸きい大きな目が印象的なシロチドリでした。






シロチドリ(白千鳥) Kentish plover  全長約17㎝
チドリ目チドリ科チドリ属


◆バードリサーチ シロチドリはいま? シロチドリの繁殖状況
https://www.bird-research.jp/1_katsudo/shiro_chidori/index.html


今日も最後まで見ていただきありがとうございました。
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純白のソバの花

2023年09月19日 | アルバム

ソバの花 純白の小さい花はよブーケのようピンク色のしべが可憐
陽当りの良い場所では、陽光が強すぎて白飛びしてしまいそう…
ソバ畑の端のあたりが木陰になっていたので
農作業の手が空くのを待って 農家さんにお願いして撮影させていただきました。















数年前にも投稿した写真ですが、サイズを大きくして再掲載

今日も閲覧してくださってありがとうございます。
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シロチドリ幼鳥 砂浜を駆ける

2023年09月18日 | チドリの仲間

8月の早朝に砂浜で撮影したシロチドリ(白千鳥)
まだ幼く羽がぽやぽやしています。
雛と呼んだほうがいいようなあどけない姿です。

シロチドリのヒナは孵化後すぐに歩き出すことができます。
しかし飛べるようになるまで3週間ほどかかるため
それまでの間、走り回って天敵などの危険から遠ざかります。









海側にシロチドリの親の姿も写っています。
こうして、つかず離れずの距離から我が子の安全を見守っています。



背後右にぼんやり写っているのは、同じコロニー(集団営巣地)で育ったコアジサシの幼鳥です



シロチドリ(白千鳥) Kentish plover  全長約17㎝
チドリ目チドリ科チドリ属


コアジサシ(小鯵刺) Little Tern 全長22~28cm  翼開長47~55cm
チドリ目カモメ科アジサシ属



今日も最後まで観て頂きありがとうございました。
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盛夏の山の昆虫

2023年09月17日 | 花や昆虫 2023~

前回の野鳥の記事と同じ8月の猛暑日に山間部で見つけた昆虫たち
まずはハンミョウ(斑猫) 七宝焼きのような色鮮やかな甲虫です
写真では大きく見えますが、実物は20㎜未満の小さな虫
「ハンミョウを探すぞ」と心がけていないと見逃してしまいそうです




上の二枚とは別のハンミョウ
青みが強い個体でした。




アブラゼミ(油蝉)




キチョウ(黄蝶)

モンシロチョウやモンキチョウとより一回りほど小さく 可愛らしい感じがします。



ルリタテハ(瑠璃立翅)


谷を見下ろす木製の朽ちたベンチに座っていたら、傍らの樹に止まりました。
閉じた翅は樹皮にそっくりの模様です。





ヨウシュヤマゴボウ(洋酒山牛蒡)


完熟して赤黒く光った実は、美味しそうにも見えますが、毒があるとか
キジバトやメジロが食べるのを見たことがあります。
人間の私には試食できませんが、おいしいのでしょうか?







昨日、食品の買い出しのついでに、ジョーシン電器を覗いて見ました。
開店前から長蛇の列で、入店時間を早めるほど。
店内には「六甲おろし」がガンガン鳴り響き
大安売りの目玉品を買い求める大勢の客でごった返していました。

コロナ感染を恐れる私は、入店する勇気が出せず ( ̄▽ ̄;)


今日も最後まで閲覧いただきありがとうございました。
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サンコウチョウに出会った!

2023年09月16日 | サンコウチョウ

8月下旬に山間部へ探鳥に行った際、サンコウチョウ(三光鳥)の幼鳥に会いました。
シジュウカラやメジロ、コゲラ、エナガなどカラ類の混群に1羽だけ。
昨年も今年も、サンコウチョウの成鳥に会えないままシーズンを終えていました。
数が減っているのかと心配していましたが、
この山でも無事に繁殖していると知れた嬉しい出会いとなりました。




枝や葉の中に、虫を探してキョロキョロ。見つける次第、華麗なホバリングで捕食
幼いながらもサンコウチョウは、単身で立派に生き抜いていました。


サンコウチョウ(三光鳥)Japanese Paradise Flycatcher ♂45cm ♀17cm
スズメ目カササギヒタキ科サンコウチョウ属



同じ山の林でヤマガラ(山雀)を見かけました。


写真映えの良い切り株の上で何を探しているのだろう? 餌でも撒かれているのか…と訝しく思いながら周囲を見回すと
ヤマガラの大好物のエゴノキの実が鈴なりに! お目当てはこれだったのですね。




近くの木では、メジロが目を皿のようにして虫探しをしていました。



メジロ(目白・繍眼児)Japanese White-eye 全長約12cm
スズメ目メジロ科メジロ属

ヤマガラ(山雀)Varied tit 全長約14㎝
スズメ目シジュウカラ科ヤマガラ属


見上げるほどの大樹に穴がいくつも。

一帯に縄張りを構えるアオゲラの仕事と思われます。


参考写真:アオゲラ 2023年6月撮影






最高気温が34℃を超える蒸し暑い盛夏の探鳥
あまりの暑さに、日曜だというのに人影もまばら。
無謀にも出かけたことを後悔しかけていましたが、
滝のような汗をかきながら散策しただけの成果がありました。


いつも当ブログを閲覧してくださってありがとうございます。

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ミサゴの狩り/阪神アレ悲願の達成はいつ・・・

2023年09月14日 | アルバム

18年ぶりのアレに「王手」をかけている阪神タイガース
本日14日の巨人戦は、本拠地・甲子園球場(兵庫県西宮市)で間もなく始まります。
地上波では関西ローカルのサンテレビが午後6時~から生中継。
「ゲームセットまで完全中継」をうたうサンテレビ!もちろん我が家でも映ります。
ファン待望、悲願のアレ、今夜達成されるでしょうか。

みごと大きな獲物をしとめ、意気揚々と凱旋飛行するミサゴ(鶚)をお届けします。
ミサゴは、この写真のように、ギャラリーに「どうだ!」と獲物を披露するかのような飛び方をすることがあります。
重い獲物を足でしっかとつかみ水中から浮上&飛び立ち、じょじょに高度を上げていくミサゴ。ご覧ください。
2020年秋撮影



















ミサゴ(鶚、鵃)Osprey/Sea Hawk/Fish Eagle  全長55~63cm 翼開長157~174cm
タカ目ミサゴ科ミサゴ属
  (オスに比べてメスの方が一回り体格の大きい個体が多いそうです)


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