二週間ほど前、近場で見慣れない一羽の野鳥を撮影しました。
遠目のシルエットはホオジロかカシラダカのようにも見えましたが、どうも違う種類の鳥のようです。
野鳥図鑑で調べると、なんだかシラガホオジロのメスに似ているようですが、
シラガホオジロは、秋の渡りの時季に日本海の島で多く観察されるとのこと。
普通は兵庫県南部では見られない野鳥らしいので、自信が持てません。
写真家の叶内拓哉さんのHPでお尋ねしたところ、
上嘴が黒く、下嘴が淡色。過眼線、頬線、顎線は淡黒褐色。耳羽後方に白斑があり、腰は茶褐色であることから、
シラガホオジロ雌のように見える…とお答えを頂きました。
しばらくこの枝に止まった後、姿の見えない遠くへ飛び去ってしまいました。
たまたま見かけたこの鳥が、移動の途中だったのか、付近で越冬しているのかはわかりません。
その後も何度か探してみましたが見つかりません。
ほんの数分間でしたが、じっくり探せば珍しい野鳥に近場で出会えると実感できるうれしい体験でした。
今後も注意深く探鳥してみようと思います。
叶内先生、お忙しいところご親切に回答やアドバイスを頂き本当にありがとうございました。
シラガホオジロ(白髪頬白) Pine Bunting 全長 約17cm
ホオジロの仲間では最大種のひとつ。
和名の通り、オスの夏羽では頭頂の白い羽が目立つそうです。
アオジ(青鵐、蒿鵐)Black-faced bunting 全長 約16cm
カシラダカ(頭高)Rustic Bunting 全長 約15㎝
Rustic =田舎の、素朴な、飾り気のない
ホオジロ(頬白) Meadow bunting 全長 約16㎝
Meadow =牧草地
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