モッコクの実を食べに飛来する野鳥たち第二部
まずは鮮やかで美しいキビタキの登場です。
2020年10月下旬、兵庫県立明石公園で撮影しました。
昨日もお伝えした通り、このモッコクの木は残念なことに切り倒されてしまいました。
明石城の史跡を囲む巨木の林が広がる緑豊かな明石公園。
景観や石垣保護の名目で多くの木々が伐採され続けて様変わりしてしまいました。
昨年の秋も、モッコクに集う秋の野鳥を観察しようと現地に赴き
モッコクの木が影も形もなくなっている光景に衝撃を受けました。
まずは鮮やかで美しいキビタキの登場です。
2020年10月下旬、兵庫県立明石公園で撮影しました。
昨日もお伝えした通り、このモッコクの木は残念なことに切り倒されてしまいました。
明石城の史跡を囲む巨木の林が広がる緑豊かな明石公園。
景観や石垣保護の名目で多くの木々が伐採され続けて様変わりしてしまいました。
昨年の秋も、モッコクに集う秋の野鳥を観察しようと現地に赴き
モッコクの木が影も形もなくなっている光景に衝撃を受けました。
夏鳥のキビタキ
繁殖を終えてこの後東南アジア方面の越冬地へ旅立ちます。
枝の奥にひっそりとキビタキのメスも
ジョウビタキのメス
10月も半ばを過ぎると冬鳥たちが到着し始めます。
旅立ちを前にした夏鳥たち、長い旅を終えた冬鳥たち、
このモッコクの実は、双方にとって貴重な食べ物でした。
シジュウカラ
一年中見られる留鳥 明石公園で何世代にもわたって命を繋いできたのでしょう。
ヤマガラ
ヤマガラも明石公園で繁殖しています。
このモッコクの実も、親子代々伝えられてきたのでしょうか。
●●●モッコク●●●
モッコクは関東以西ではよく見られます。
東北や北海道の方にはなじみのない植物かもしれませんね。
「庭木の王女」と呼ばれるほど、自然に美しく端正な樹形に育つそうです。
樹高は2~6メートルが一般的ですが、関東以西では15~20mを超える樹も。
写真のモッコクの木も見上げるような高さでこんもり繁っていました。
果実は秋になると、赤く熟して裂けて開きます。
鳥たちが食べやすい状態になるのですね。
参考:「都市の樹木433」 文一総合出版
メジロ
身軽なメジロ
アクロバティックな姿勢で木の実を吟味しています。
◆切り株だらけ…『明石公園』の樹木伐採計画が一旦中止に 斎藤知事「バランスが大事」(2022年4月4日)
https://www.youtube.com/watch?v=uMYfLv0VWEA
次回は、7月中旬に撮影した明石公園の石垣の写真も交えてお伝えする予定です。
今日も最後まで見ていただきありがとうございました。