いきなり言いわけっぽいのもどうかとは思うけど、とても好きかと聞かれると素直に「YES」とこたえるのがためらわれる。わたしにとってこの曲を作った辻仁成という人は作家としてもミュージシャンとしてもそういう感じがある。
作者のことは離れて考えるべきだとして、そうしてもなお、この曲からつたわるものは、なんていうか月9ドラマ的な大衆迎合的なにおいをぷんぷんと漂わせていて、素直に受け入れられないところがある。一方で、それにもかかわらず「観てしまう」という、そういうことでは把握しきれない力があることを認めざるを得ない。
同様に、正直に言って菅野美穂の歌はうまいとは言い難い。それはあまり編集を施していないと思われる、カップリングのアコースティック・ヴァージョンを聴ければなお明らかとなる。でも、こちらも同様、うまい下手ではとらえきれない表現力があることを認めざるを得ない。
さらにこの曲をカバーしている歌手は多くて、それもまたこの曲のもつ説明の難しい魅力を証明する証しといっていいだろう。
わたしが持っているのは、蓮井朱夏という歌手が菅野美穂だと知らずに買ったシングル盤。2000年発表。
※蓮井朱夏こと菅野美穂の動画は埋め込み禁止なのでこちらから。
※この曲を最初にリリースしたのは川村カオリ。がんを告白し、がんの治療を続けながら歌う姿がずいぶんとTVで放映された。2009年7月28日薬効の甲斐なく永眠。彼女のデビュー当時のフレッシュな映像で。
川村かおり - ZOO - StudioLive 1992
作者のことは離れて考えるべきだとして、そうしてもなお、この曲からつたわるものは、なんていうか月9ドラマ的な大衆迎合的なにおいをぷんぷんと漂わせていて、素直に受け入れられないところがある。一方で、それにもかかわらず「観てしまう」という、そういうことでは把握しきれない力があることを認めざるを得ない。
同様に、正直に言って菅野美穂の歌はうまいとは言い難い。それはあまり編集を施していないと思われる、カップリングのアコースティック・ヴァージョンを聴ければなお明らかとなる。でも、こちらも同様、うまい下手ではとらえきれない表現力があることを認めざるを得ない。
さらにこの曲をカバーしている歌手は多くて、それもまたこの曲のもつ説明の難しい魅力を証明する証しといっていいだろう。
わたしが持っているのは、蓮井朱夏という歌手が菅野美穂だと知らずに買ったシングル盤。2000年発表。
※蓮井朱夏こと菅野美穂の動画は埋め込み禁止なのでこちらから。
※この曲を最初にリリースしたのは川村カオリ。がんを告白し、がんの治療を続けながら歌う姿がずいぶんとTVで放映された。2009年7月28日薬効の甲斐なく永眠。彼女のデビュー当時のフレッシュな映像で。
川村かおり - ZOO - StudioLive 1992