香が散る

本を読むのが大好き、少し前からノロノロですが走るのも好き
そんな、代わり映えのしない、でも大切な日々を書き綴っています

親不孝通りディテクティブ

2012-02-04 21:31:05 | 本のこと
北森鴻さんの『親不孝通りディテクティブ』

 タクシー強盗と、湊の火事、そしてスーパーの警報騒ぎ、
 同時に起こった事件の意外な関連とは・・・。中州の屋
 台でバーを営む鴨志田鉄樹と、結婚相談書の調査員・根
 岸球太。腐れ縁の通称「鴨ネギコンビ」が、どういうわ
 けか、物騒な事件に関わっていく。博多を舞台に大揺れ
 ! ハードボイルド・ストーリー。


テッキとキュータ二人それぞれの独白で交互に進むお話
冷静だけど心の底に熱いものを持つテッキと
軽くて浅はかで正直で憎めないキュータの
物事の捉え方の違いに、少し笑って
二人の誠実さと頑張りに元気をもらい
事件の切なさややるせなさが少し哀しい
新聞に『親不孝通りラプソディー』文庫新刊の広告が出て
北森鴻さんの小説にこのシリーズがあったことを知ったのです
やっぱり、裏切ることは無くいい本でした

そういえば、Twitterで作家の道尾秀介さんをフォローしていて
道尾さんが、芥川賞、直木賞の選考をぶった切りしている
面白いラジオがあると行っていて知ったのが
ラジカントロプス2.0での
『大森南と豊崎由美の文学賞メッタ切り」がちょっと笑えます
いやいや、不良テルニストであっても真面目に聞いちゃだめな番組
笑って「ほうほう」と聞けるのです
今回の芥川賞・直木賞の【予想編】、【結果編】、笑えました
豊崎由美さんのことは、太田光さんが『文明の子』の宣伝で
色々な番組に出て、『まぼろしの鳥』の時にめちゃめちゃに言われたと
文句を言っていましたが、悪く言うのがお仕事なのかな
小説はそれぞれの人のそれぞれの受け止め方があるので
目くじらたてることじゃないから
ちょっとだけ文学界の裏話てきなお話を、
真義を問わず聞けるのが面白かったな

トイレット

2012-02-04 11:28:50 | 映画のこと
荻上直子監督、もたいまさこ主演『トイレット』見ました


荻上直子監督の『かもめ食堂』も『めがね』も大好きな映画
そして、その大好きの中に『トイレット』も入りました
アメリカ人が言う「バアチャン」という響きの可愛さ
もっさり憎々しく、さびしけなもたいさん
不器用だけど、繊細でやさしい孫たち
最後はさびしい気持ちで終わっちゃうのかなぁと思ったら
ふふっと笑って終わる素敵な映画でした

『トイレット』もWOWOW放送だったのだけど、
『プール』『マザーウォーター』も放送されていて見ていました
両方ともDVDレンタルして見ていた映画だったけど、また楽しめました

今週は日本が冷えきったような気候でしたが
節分を過ぎ、春が少しずつ近づいていいるのかな
さっぽろ雪まつりが6日から始まります
まだ札幌は寒い日が続くでしょうが、
元気に、雪まつり見に行こうかなぁと思います