香が散る

本を読むのが大好き、少し前からノロノロですが走るのも好き
そんな、代わり映えのしない、でも大切な日々を書き綴っています

共喰い

2012-02-11 19:02:47 | 本のこと
第146回芥川賞 田中慎弥さんの『共喰い』読み終わりました
雑誌「文芸春秋」に掲載されたものを読んだので
この後、多分時間をかけて、円城塔さんの作品も読むつもりです

小説の読み始めから最後まで
頭の中に情景がどんどんと入ってきて
細く汚い川の廻りの暗い景色が
今でも頭の中で息をしている感じです
ストーリーは、救いようのない感もあり
途中で嫌になってもきたのですが
最後まで読んで、人って母って・・・と
色々と考えてしまいました
田中慎弥さんの今後の作品、
違うテーマのもう少し明るい作品を読んでみたいです

本屋さんに注文していた本を取りに行って来ました

宮本輝全集2「錦繍・避暑地の猫」
宮本輝さんの本で、単行本で持っていないのが
「道頓堀川」、「蛍川・泥の川」、「錦繍」なのです
母が、父が亡くなってから本を読むようになり
色々な本を持って行ってるのですが、
大好きな宮本輝さんの本はまだなのです
母の好みというのが、分かるようで分からず
輝先生の本は「よかったよ」と言って欲しくて
何がいいかとずっと考えていてたどりついたのが『錦繍』
母は文庫本の文字は少し読みにくいらしいので
どうしようかなぁと思って、悩んで、
とうとう買ってしまった全集
実際に手に取ってみると、あこがれの全集
・・・いいですねぇ
全集1巻は、単行本を持っていない川三部作なのだ
これは、また買ってしまいそうだわ

去年の11月にはじめて行った斉藤和義さんのライブで
ファンクラブに入って、またライブに行こうと決めていたのです
そして、きました ファンクラブ会員証

一緒に会報やファンクラブサイトのお知らせ
会報やサイトを見て、ニヤニヤワクワク
札幌にいると、出演予定のテレビ番組がやっていないこととかもあって
さびしい気持ちもしていたのだけど、
またの楽しみが増えました