オオカミのガブとヤギのメイの種族を越えた物語である。
出会いは嵐の夜。
雨宿りで入った真っ暗な小屋にて。
互いの姿が見えないので、ガブは話しているメイが大好物のヤギである事を認識せず、またメイも然り。ガブがオオカミであることを知らないので恐れない。
二人は意気投合。
お互いが「ヤギ」「オオカミ」であることを知り、動揺したが、友情を育んでいく。
やがて、二人は周囲の猛反対にあい、逃避行をせざるを得なくなる。
この映画を観ている子供は、ただ純粋に「ガブとメイが逃げるんだなあ」と思うのだろう。
しかし、27年生きた私の脳内では、シナプスが様々な事とリンクしていった。
邪念といってもいい。
それは、
「これって…男女の駆け落ちじゃん」
ということである。
ガブもメイも若い殿方である(多分)
でも、この二人がだんだん「周囲に反対されている“カップル”」に見えてくるのだ。
障害があると燃えるのが恋愛である。
この二人も例外ではなかった(!?)
メイとガブが休む洞穴なんて、
なぜか
「駆け落ちした男女が身を隠す鄙びた安旅館」かと思ってしまった。
しかも、
「私達、友達ですよね」
「これからもずっと一緒にいられるんですね」
はたまた
「私、ガブと出会えて良かったと思ってるんです」
「オイラもです」
と、彼らが友情を確かめあう度に、私の脳内ではTBSドラマ「青い鳥」のトヨエツと夏川結衣が「ぼよ~ん」と浮かんでくるんである。ついでにあのドラマの主題歌であるglobeの「Warnderin' Destiny」も…。
逃避行ばかりではない。
ガブにとってメイは「ご馳走」。
初めて二人がフサフサ谷へピクニックに行った時のこと。
メイのお尻(プリップリッ←マリリンモンローのような揺れっぷり)を見ながら、ハラペコのガブが、食欲という本能と戦う姿は笑えるんだが、切ない。
視線に気付いて、「どうかしました?」と振り向くメイは、計算なのか天然なのか…。
本能を抑制するのに必死の殿方、疑うことを知らず(疑っていることを知られず(?))じっと相手を見つめる女子…という構図が、私を苛ませた。
「やっぱ、これって…愛の逃避行劇なんじゃないか…?」
上映中、そんな思いと戦うのに必死であった。
大人になるって…嫌だわ。
出会いは嵐の夜。
雨宿りで入った真っ暗な小屋にて。
互いの姿が見えないので、ガブは話しているメイが大好物のヤギである事を認識せず、またメイも然り。ガブがオオカミであることを知らないので恐れない。
二人は意気投合。
お互いが「ヤギ」「オオカミ」であることを知り、動揺したが、友情を育んでいく。
やがて、二人は周囲の猛反対にあい、逃避行をせざるを得なくなる。
この映画を観ている子供は、ただ純粋に「ガブとメイが逃げるんだなあ」と思うのだろう。
しかし、27年生きた私の脳内では、シナプスが様々な事とリンクしていった。
邪念といってもいい。
それは、
「これって…男女の駆け落ちじゃん」
ということである。
ガブもメイも若い殿方である(多分)
でも、この二人がだんだん「周囲に反対されている“カップル”」に見えてくるのだ。
障害があると燃えるのが恋愛である。
この二人も例外ではなかった(!?)
メイとガブが休む洞穴なんて、
なぜか
「駆け落ちした男女が身を隠す鄙びた安旅館」かと思ってしまった。
しかも、
「私達、友達ですよね」
「これからもずっと一緒にいられるんですね」
はたまた
「私、ガブと出会えて良かったと思ってるんです」
「オイラもです」
と、彼らが友情を確かめあう度に、私の脳内ではTBSドラマ「青い鳥」のトヨエツと夏川結衣が「ぼよ~ん」と浮かんでくるんである。ついでにあのドラマの主題歌であるglobeの「Warnderin' Destiny」も…。
逃避行ばかりではない。
ガブにとってメイは「ご馳走」。
初めて二人がフサフサ谷へピクニックに行った時のこと。
メイのお尻(プリップリッ←マリリンモンローのような揺れっぷり)を見ながら、ハラペコのガブが、食欲という本能と戦う姿は笑えるんだが、切ない。
視線に気付いて、「どうかしました?」と振り向くメイは、計算なのか天然なのか…。
本能を抑制するのに必死の殿方、疑うことを知らず(疑っていることを知られず(?))じっと相手を見つめる女子…という構図が、私を苛ませた。
「やっぱ、これって…愛の逃避行劇なんじゃないか…?」
上映中、そんな思いと戦うのに必死であった。
大人になるって…嫌だわ。