高校二年生だった。
音楽の授業終了後。
みんな、縦笛と教科書を抱えて、教室に戻っていく。
そんな中、同じクラスの男子が、音楽準備室でピアノを奏でていた。
季節は夏。
強い日差しが窓の外を照らす。
それとは対照的に廊下は薄暗く、
ピアノの音色をより一層心地良いものにさせていた。
音色に酔いしれながら、蒸し熱い廊下に佇む三編み姿の私。
壁に寄りかかり、目を閉じた。
なんて素敵な曲なんだろう。
「何ていう曲?」
準備室から出てきた彼に尋問する。
「戦場のメリークリスマス…」
そう言い残し、彼は教室に去って行った。
な~んて青春もあったんだわさ。
いや、マジで。
乙女だったんだなぁ、自分。
高校時代なんてもう10年ぐらい前の話なんだよねー。
今なんて、販売応援の休憩中に、電卓叩きながら鼻から煙をプカプカ出す女になっちゃったよ。
じゃないと、「戦場」のメリークリスマスは乗り越えられないんだも~ん。
え?
今夜は吉熊とケーキ食べたかって?
胃酸の逆流の為、今年はお預け。(吉熊、ごめん。許せ。)
その代わり、自分にご褒美しちゃった。
シルバーと真珠のブローチ(平戸銀細工)。
ブローチなんだが、髪留めに応用させちゃうもんね。
やっぱり、商品を販売していると薦めている商品を欲してしまうんだな、これが。
私のサンタは私。
な~んちゃって★
まぁ、そんな人生もアリってことで!!
明日は「夏が暑くて、冬が寒い」で有名な埼玉県某所へ応援に行くだわさ。
自分的に、あと一日で歳末商戦も終わり★
愛社精神を炸裂させて、頑張ってきまっす。
皆さん、素敵なクリスマスを…!
(今日の日記、テンション高いよな…。ナチュラルハイ?明日、大丈夫かしら。)