世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

感情の大掃除

2005年12月22日 23時25分41秒 | Weblog
不平や不満は、毎日、泉の様に湧き出てくる。

そんなこと、当たり前すぎて、すっかり慣れた筈だった。
でも、昨日は一つ一つの出来事や他人の言葉が許せなかった。
絶望の中、鏡に映し出される口は、ヘの字に歪んでいた。
余計滅入ってしまう…。

何が不満というわけではない。

不満が明確化されているならば解決の仕方を考えるのだが、姿がおぼろげなのでそれすらできない。
ただ、むしょうにイライラする。

朝、ちゃんとSuicaを改札に1秒以上押し当てて通過しようとしたのに、挟まれた。
突進したため足に傷ができた。イライラ。

クリーニング店のおじさんが、返却の際にスカートを1点返し忘れて、取りに行くハメになった。
過ちは誰にでもある。
笑って許せるぐらいのことだ。
けれども「年末で忙しくて」という彼の言い訳が悲しかった。
許す、許さない、それ以前にただ「悲しかった」。

帰宅後、頭を抱えて屈み、動けなくなる。

「世の中にはもっと不幸な人がいる」
「子供じゃないんだから、もっとしっかりしないと」
「これぐらいのことでイライラするなんておかしい」

道徳家のもう一人の私がそう諭すが、それすらも嫌になる。

一番イライラする対象物は自分自身なのかもしれない。

随時、事が起きる度に自分の感情と向き合っていたならば、
あんな風に巨大なイライラに襲われなかったと思う。

そのまま眠りに落ち、明け方起きたらイライラは消えていた。

…なんだったんだろう。
感情の大掃除だったのだろうか。

コメント (6)