世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

いちかわ 星野道夫展 2

2008年01月20日 23時13分59秒 | Weblog
久々の大人買い。
クマに関する書籍やクリアファイル、ポストカード。そして星野道夫さんの本を数冊お買い上げ~♪
嬉しすぎて、はちみつの壺で溺れるプーさんになった気分である。

暫くは、私、クマになります。

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いちかわ 星野道夫展

2008年01月20日 22時59分49秒 | Weblog
クマ大好き。
もう、最近では自分のアイデンティティがクマだと錯覚するぐらい、クマ大好き。
っていうか、冬眠したい。

最近ではホッキョクグマの美しさに心が奪われてしまっている。
あれほど完璧な美しさを持っている動物って他には思い浮かばない。

今日は市川で開催されている星野道夫写真展に行ってきた。
以前、映画「北極のナヌー」を観た感想をこのブログに書いた。
そのときRoberto殿からいただいたコメントで「星野道夫」という写真家の存在を知った。

神田の本屋で偶然手に取った写真集。
そのアラスカの景色に魅了され、以降アラスカに移住し、数々の写真を残した星野さん。
1996年、就寝中のテントにてクマに襲われて亡くなった。享年43歳。

彼の写真もそうであるが、文章がすごく良い。
「全ての生物が終わりない旅をしている」
とか、抽象的な文なのであるが、なんだか胸の奥がピクピクと共感した。
頭で理解しなくても、こうして胸に響かせる文章が書ける人って、やっぱりすごく魅力的だと思う。

「いちかわ星野道夫展」は三箇所で開催されている。
・「星のような物語」(市川市文化会館展示室)
・「星野道夫展」(市川市芳澤ガーデンギャラリー)
・「星野道夫展inコルトンプラザ」
→全て制覇した。

展示してある作品は大体同じなんだが、市川市芳澤ガーデンギャラリーでは星野さんの乗った筏や望遠カメラ(かなり立派)、手紙、洋服、などが展示されていた。
好奇心旺盛な少年が夢を持って大人になった、その軌跡を辿ることができた。
また屋外に写真が飾られていて、暮れゆく夕日とマッチしていて、雰囲気抜群だった。

文化会館から芳澤ガーデンギャラリーへは無料のシャトルバスが出ている。
問題はコルトンプラザから本八幡駅に帰るときだった。
すっかり道に迷ってしまった。
寒くて暗い道を行ったり来たり。
1時間半以上も市川を彷徨ってしまったのである。

探検隊に入隊した覚えは無いのに。
ここはアラスカじゃないのに。
人に訊きたいけれど、小心者の私は声をかけるタイミングを外してしまう。
嗚呼、早く東京へ帰りたい…。
半泣きになりながら辿り付いた本八幡駅は涙で雲って見えた。

でも、まぁ、いっか。
大好きなクマを堪能できたから。

主演:46億歳、地球

2008年01月20日 01時14分16秒 | Weblog
映画「アース」を観た。

NHKの「プラネット・アース」のイイトコを凝縮した感じ。

壮大で美しい映像と音楽は大画面で観る価値ありだと思う。
北極から赤道を越えて南極へ。
様々な動物の生きる姿を通して、丸裸の地球を感じることができる。

序盤から、ホッキョクグマ!!!!!
ホッキョクグマが冬篭りから覚めて、穴から出てくるシーン。
鼻血でそうなぐらい興奮した。

続いて、子熊2匹。
クマ好きには堪らない、お宝映像である。
ギャーギャー鳴いて母親の姿を追う。
「お母さん!待ってくれよぅ~」
と鳴いているようで、可愛いかった。
しかし、母親は何ヶ月も何も食べていない。
さっそく食料をゲットするべく旅に出るのだが、如何せん、温暖化で狩場である氷はメキメキと溶け始めていた…。

氷河が浮かぶ漆黒の海を泳ぐホッキョクグマは雄大だった。
ヘリコプターの振動が海面に映っていなくて、空を飛ぶ鳥になった視線でホッキョクグマの姿を追う。
テレビで観るより遥かに良かった。


他の動物たち

『アフリカゾウ』
昼は水場を独占している象だが、夜は立場逆転。
象の目は人間並の夜間視力しかない。
ライオン30匹VS象1匹@アフリカの夜…この映像は必見。

『ザトウクジラ』
鯨の赤ちゃんは一日600リットルもの母乳を飲むらしい。
そう、鯨は哺乳類だったんだなぁ…と改めて思った。
「A whale is no more a fish than a horse is.」
(馬が魚でないのと同様に、クジラも魚ではない)
クジラ構文とか思い出してしまった。

『ホオジロザメ』
海面から出て獲物を捕らえるスローモーションは迫力満点。
黒い巨体に浮かびあがる歯茎と歯が怖かった。
私は鮫が大嫌いである。
蒲鉾に鮫が使われていると知り、暫くは蒲鉾が食べられなくなった。
また、映画「ジョーズ」を観て、海水浴を楽しめない人間になってしまった。
せっかくグアムやサイパンに行って、南国の沖合いでバカンス気分を味わっていても、「鮫がいるかもしれない」と感じてしまうと、岸に向かって泳ぎだす始末。
あれも強迫性障害の症状だったのだろうか。

『カタカケフウチョウ』
南国の極楽鳥。
喰うに困らないので、もう、自分磨きに全てを捧げている。
バブル期のイケイケな兄ちゃんって感じ。
雄の求愛ダンス。
ステージにまで凝りだして、地面せっせと掃除する姿は観客の笑いを買っていた。
弱肉強食という動物のサダメを描いた本作品の中で唯一和みモードの動物だった。

『アネハヅル』
温暖なインドに渡るべく、ヒマラヤ山脈を越える。
Vの陣形を成し、互いに鳴き合いながら標高7,620メートルの山々を越える姿は、勇気と感動を与えてくれた。


動物以外にも、大自然を雄大に映し出していた。
「それ、どっから撮ったの?」
と訊きたくなるようなカメラアングルとか、まさにエンターティメントである。
CG使用していないことが信じられない。
日本も出ていた。
奈良県の桜。
吉野の桜の開花の移ろいを倍速にしたもの。
木々がみるみるピンク色に染まっていく様子は、日本人として世界に誇れる桜を自慢できる映像だった。

「主演:46億歳、地球」
このコピーも気に入った。
誰が作ったんだろう。

まだ地球が若かった頃、隕石が衝突して、地球は地軸が23.5度も傾いてしまった。
それは大惨事になるどころか、このように様々な生命体を宿す星になる切欠となった。
隕石が衝突したとき、たぶん、地球は「痛いってばっ」と思っただろう。
でもそれがこんなにも素晴らしい星になれた。

人生もそういうものなのかもしれない。
予測不可能なことが人生に待ち受けている。
何かの切欠で、何かが変わる。
「偶然」という神秘を自分の人生にとって良い方向へと導いていこうとする、そんな心構えをしようと思った。

そしてエコについて。
このままの速度で地球の温度が上昇すると、2030年にはホッキョクグマは絶滅してしまうらしい。

そんなの嫌だ。

ホッキョクグマが絶滅しちゃうだなんて、そんな地球、ちっとも魅力的ではない。
温度設定を考えたり、CO2排出権ビジネスの理解を深めるなど、身近にできることから始めていこうと思った。


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