新人女子の歓迎会。
●●●ィ~(部長)の隣の席。
しかしながら喫煙の欲求を抑えられずに、未来の社長の隣で煙を吐き出す女…私。
話が弾んで、つい、(自分の中で)出家していることを華麗に披露してみた。
ホステスなのか尼なのか、正体不明な人物になってしまった。
しかも私の名前の第二候補が「虹子」だったこととか、爽やかに発言(第二候補の名前の由来…私ができた日に虹が出ていたから)。
セクハラ抵触か!?
酒の力って恐ろしい…。
ジェントルマンな●●●ィ~は笑っていたが、絶対にドン引きしていたと思われ。
「あなたは数字、苦手でしょ?だったら、社長秘書がいいと思います」
とか言われたが、果たして私にそんなことができるかどうか。
秘書検定も2級しか持っていないし、あの社長を上手くサポートすることなんて、今まで考えたことが無い。
数字が苦手なのはかなり自覚しているんだが。
ホステスで尼で秘書…己のアイデンティティが分からなくなってくる。
自己分析はできているつもりではあったが、いざ、社会に通用するものを問われると曖昧に笑って済ませてしまっている…これも私。
嗚呼、私。
お前に何ができるというのだ…?
新人女子は、かなり優秀で優しい子である。
飲み屋の時間制限で、結局彼女の挨拶が
「宜しくおねがいしますっ」
だけで終わってしまい、歓迎会というか、ただの飲み会になってしまった。
今は難しい事を考えたくない。
明日も仕事だし。
シャワー浴びて、干してある洗濯物を取り込んで、早く寝よう。