世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

楽しい人生が待っているっぽい

2008年01月25日 23時08分02秒 | Weblog
奥歯の詰め物が取れてしまい、一年半。
ずっと放置プレイをしていた。
歯医者は痛くなったら行くものじゃね?

しかし、どうもほっぺの内側に擦れて痛い。
詰め物が取れて鋭角になった奥歯は、無惨にもほっぺの内側を削り取る。
今日はその箇所が腫れてしまいずっと気になっていた。

残業後、会社から2分の歯科院に行く。
最近リニューアルされたらしく、内装がホテルのように綺麗。生花が甘い香りを待合室に漂わせていた。
デザイン的にもかなり美しい建物で、看板がなければ歯科院だとは気付かないのではないだろうか。

少し待つ。
待っていたら診察室から同じ会社の殿方が片方のほっぺを押さえながら出てきた。
「お疲れ様です!」
普段あまり話したことがない人と社外で偶然に会うと興奮する。

「俺、3回目。〇〇さん(私の名前)は?」
彼は片方のほっぺを撫でながら言う。

「初めてなんです。痛かったですか?」
不安顔の私。

「いてーよ…」
「意地悪言わないでください!」
そんなやりとりをしていたら、名前を呼ばれた。

ドクターは2人。
只今治療中。

オサーンと青年…しかも青年は眼鏡。

さあ、どっちだろう?
どうせなら、楽しい治療を受けたいじゃない?
眼鏡青年に当たりますように。
2008年初の運命を賭けた勝負。


ドキドキしながら待っていると

「こんにちわ。初めまして」

キター!
ついに、この世の春が来ちゃった?
マヂ、目の保養所、かなりリゾートなんだけどっ!

そう、目の前に現れたのは眼鏡青年歯科医。
さらさらの髪型といい、あどけない黒目がちな目といい、私のタイプ~。
そのマスクで隠された下半分はどうなのよ?チラリズム~。
チラリズム、キター!
会った瞬間、見事なまでの陽性転移をしてしまった私。

しかし、大きな口を開けて、間抜け面を公開しなければならない…。いやだわ。

レントゲンを撮ってみたら虫歯だらけだということが判明。
しかも噛み合わせが最悪。
犬歯は歯槽濃漏寸前。
歯の裏はヤニべったり。

もうね。
もう、私の駄目な生活スタイルとか生き方とかを全て彼に露呈してしまった感じ…。
自信喪失モードになると、一気に落ち込み、自分しか見えなくなる。

眼鏡青年歯科医は、パソコンとかを駆使して私の歯や今後の治療方針を熱く語ってくれた。

「今ここで悪い歯を治して定期検診をきっちりやっていけば、これからの人生を楽しく過ごせますよ!」

楽しく生きる。

そう、今、まさに私、楽しいよ。

好みの殿方に、全てを暴露して一気に自身を委ねる快感っつーの?
そんな素敵ライフが会社から2分のこの場所にあっただなんて…かなりミラクル。

今日は詰め物が取れた箇所を消毒して、セメントを塗って処置した。

足りない部分に何かを詰められる快感も得た…気がする。

画像は待合室の一角にあった子供部屋。
クマたんがいた!
可愛い。