世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

無所属な髪型

2008年01月26日 21時58分50秒 | Weblog
頭がだいぶ大きくなった。

私の髪は剛毛かつ多毛かつ癖毛。
時が経つに連れて、伸びるというか、「増殖する」んである。
日々のブローが辛くなってきた。
前回の縮毛矯正から3ケ月。
私の頭は巨大化した。
髪の重みで肩がコリコリ。
しかも毛先が干物化してパサパサ…。

ということで、今日は池袋の美容院に行ってきた。
担当はマイミクのセッキー殿。
彼はもう8年近く私の難毛を取り扱ってくれている。
豪快に笑う声とハサミ捌きは、この8年間、全く変わらない。…そして私の髪型も変わらない。
いつも
「揃える程度で。あと量を…」
と言うだけで思い通りの髪型にしてもらっている。
ところで、思い通りの髪型って何だろう。
人それぞれ、自分が思い描く「自分にとってベストな髪型」ってあると思う。
そのベストな髪型は、恐らく「~いう人になりたい」というイメージがないと派生しないのではないだろうか。
モテたい女性は…茶色の巻き髪。エビちゃん風。
ロックな女性は…木村カエラ風(よく知らないが)。
フェミニンな大人の女性は…黒木瞳風ボブ。
というふうに。
他にも色々あると思う。

はて?
私は…どこに属しているんだろう。

黒のレイヤーロング(前髪なし)は、無所属に近いのではないだろうか。
強いて言うならば、時系列を無視し、11年前の私の思いが相当する。
なりたい女性像はずっと華原朋美。
しかも1997年秋の彼女(マニアック)。
あの頃の彼女の髪型は横で分けた前髪無しのロングヘアだった。

サラサラの髪を揺らしながら「たのしく たのしく やさしくね」を歌う彼女は当時学生だった私の憧れであった。
あの頃から基本的に私のなりたいイメージは固定化され、髪型という末端に現れ続けている。

10年も私の憧れでいる華原朋美。
その髪型を真似し続ける私。

私が突然エビちゃんになりたくなったり、ロックに目覚めたり、フェミニン指向にならない限り、この髪型は基本的に変わらないんだろう。

今日もかつら3つ分ぐらいの髪を豪快にすいてもらった。
床や膝に散乱する髪はまるでホラーみたいだった。
毛先も痛んだ部分を切ったので指通りなめらかになり、満足。

るんるん気分で帰宅。
凛とする冬の空気を孕んでは揺れ、月光を浴びては輝く髪は私の財産だ。
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ずっとそばに…

2008年01月26日 21時58分23秒 | Weblog
本屋さんで涙を流した。
立ち読みで涙。
しかも絵本。

いもとようこ作「ずっとそばに…」

みなしごの子供たち(うさぎ、きつね)の面倒見ながら暮らすクマさん。

人間たちが山里に住むようになり、彼等は追いやられて生きている。

やがて食べ物がなくなり、「このままだと子供たちが死んでしまう」と思ったクマさんは、人里に下りて食糧を取りに行くのだが…。

嗚呼、クマと人間との共存ってやっぱり無理なのだろうか。
山里に出て悪さをして人間によって射殺されるクマのニュースを見る度に、心が痛くなる。
逆に、山でクマに襲われて命を落とす人間についても然り。

どうしたら良いのだろうか。

本屋で泣きながら、そう思った。