世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

書類を届けに来ました

2013年11月13日 | Weblog
午前中、仕事をしていると、前に座っている吉熊上司が
「くっくっく」
と笑うではないか?
ん?どした?鼻くそでも付いたまんまかもしくは鼻毛でも出したまんまだったかなー?と思って
「なんですか?」
と訊ねた。

どうやら私の目の下のクマが凄かったらしい。

そういえば昨日は心療内科で帰宅が遅くなり、寝たのが深夜2時だった。
昔はこんなんでクマなどできなかったのに。きっと歳のせいね。

でもなんか嬉しい。
クマという甘美な響きが…なんか、こうね、胸キュン。
KUMA。
嗚呼…。

「え~。そんな~。ふふふ」
と照れている私を吉熊上司はやや不思議そうに観ていた。


今日は10月の経費がまだ締まらなかったのでちょっち時間的に余裕があった。
エクセルで某書類の枠ずらしをした。

会長に渡すべき書類がリリースされたのは夕方。
社内のどこを探しても会長の気配は無し。
携帯電話に電話を掛けたら、奥様が出た。
会長は携帯を持たずにどっかに行ってしまったらしい。

暫くすると、私の内線電話機が鳴った。

「俺に電話を掛けたか?」

俺…俺俺詐欺?

てかその言いっぷり!!彼氏かYO!?

声とか息遣いとか紛れもなく会長なんだけど!


自宅の玄関先で待っているので書類を持ってきてほしいとのこと。
ダッシュで会長宅に向かうと、晩秋の冷たい空気が立ちこめた暗闇の中、トトロのようなシルエットが会長宅の玄関でひっそりと佇んでいるのが見えた。
夢だけど夢じゃなかった!

「忘れ物を届けに来ました」とは「となりのトトロ」のレビュータイトルだが、もうね、会長ったらリアルトトロの風貌で、忘れ物…じゃなくて書類を全身全霊で待ち構えているわけ。暗闇で。

つーか、彼はどこをうろついていたのだろう…謎。

森の巣?




定時前、見慣れた顔が社長と共に応接室に入っていった。
同期の子たち三人だ。
こっそり手を振りあった。
店長の彼女達は今日の新卒研修で講師をしていた。
来ていたのは知っていたが会えるとは思わなかったので嬉しい。

やっぱり同期って良い。
特に私たちの世代(2000年入社)は人数が少なくて有名だ。
こうして会えることはあまりないのでテンションが上がる。

同期たちに
「亮子ちゃんっていつも何やってんの?仕事とか」
と訊かれる。

上記のような仕事を彼女達にどう説明したらよいのだろうか。
一言では言えない。
バルス。



明日は経費が締まる予定。
終わったら工場の女子たちと女子会♪

…その前にクマをなくさなければ。
今日は早く寝よう。



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