世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

それが大事

2013年11月19日 21時35分35秒 | Weblog
朝から人身事故に巻き込まれる。今年は人身事故に遭遇する回数が多いのは気のせいだろうか。
LINEで吉熊上司に連絡しようとしたが、間違えてカメラ電話のボタンを押してしまった!
呼び出し音のあと、画面いっぱいに広がる吉熊上司のお顔。
「…もしもし???」
端に彼が見ているだろう私の顔が。
騒がしいホームでスマホ越しに見つめあってしまった。

LINEと言えば、先日、他部署の女子あかねちゃんからブラウンのマスコットをもらった。
クマ好きの私に、と。かわいいなあ、ブラウン。
「ようこそ、我が家へ」






最近、勉強が捗らない。
後輩男子ししゃも君は既に中小企業診断士の資格を持っている。最近は簿記検定2級の勉強をしているそうだ。…独学で。
そういえば始業前も昼休みも節電で暗いフロアの中、彼はひたすら勉強をしている。ちょっとした二宮金次郎!?そのうち薪でも背負って出社しそうである。どっかの小学校の片隅で銅像になってっかも。

そんな彼に、上記の悩みを打ち明けてみた。
彼は
「なかなか働きながらですと大変ですよね」
と困ったように笑っていた。まあ8歳も年上の私から問われたのだから困惑しても当然である。


秘書検定1級の受験前、一度だけ、心療内科医クマ医師に弱音を吐いたことがある。
仕事、家事(掃除、洗濯など)をして時間的にも体力的にも限界なんですが…と。
別に秘書検定1級は、誰から強制されたわけじゃなく、自分で受けようと思ってチャレンジした。
だから「じゃあ来年また受ければ良いじゃないですか」とクマ医師が言ったら私はもしかしたら逃げていたかもしれない。
しかし、クマ医師は「う~ん。そうですよね。じゃあ、僅かな時間に集中して勉強しましょう」と、ドSな発言をし、私を奮い立たせたのである。7年間の付き合いがなせる技。


もう一つ、自分を奮い立たせてくれたのは歌。
受験前や検定前によく聴くのが「それが大事」。思えば中学三年生の受験の時からこの歌にはお世話になっている。

それが大事~完全版~ / 大事MANブラザーズオーケストラ




中学二年生のとき。
友達C子ちゃんがこのCDを貸してくれた。
Cちゃんは11年前、ちょうどこの時期にガンで他界した。
最後に会ったのはたしか同窓会のとき。笑顔で「またね」と言っていた。その後、会うこともなく彼女は天国へと旅立ってしまった。葬式のあと、母とお線香をあげに行った。

この歌は自分を奮い立たせると同時に、聴いていると、C子ちゃんが2013年のこの世で出来なかったことを私にはできるチャンスがあるんだから頑張ろうと思う。いつも思う。

弱音を吐いたり逃げ出したくなる時もあるけど、やはり生きているって素晴らしいことに違いない。


「負けないこと 投げ出さないこと 逃げ出さないこと 信じ抜くこと 駄目になりそうな時 それが一番」
「負けないこと 投げ出さないこと 逃げ出さないこと 信じ抜くこと 涙見せてもいいよ それを忘れなければ」

さあ頑張ろう。

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傷跡

2013年11月19日 00時19分20秒 | Weblog
あの忌まわしき怪我から一年が経過した。


2012年11月17日 プチツイていない現象の果て






傷跡はこの通り。
だいぶ目立たなくなっている。
しかし、たくさん歩いたり冷えたりすると少しだけ痛む。


会社の階段で転倒。
応急手当をしてくれた後輩女子Y子ちゃん。
急患を受け入れてくれる病院を探してくれた後輩女子Cちゃん。
車で病院まで連れていってくれた吉熊上司。

抜糸後に見たときはショックだったが、これは、みんなの優しさが詰まった傷跡でもある。


これからの人生。
この傷と共に私は生きる。

大丈夫。
これ以上の深い傷を私は心に負ってきたけど、今、ほとんど癒えたもの。

会社の石造りの階段にはまだ私の血痕が残っていて、見る度に手すりを触っての階段の昇り降りを心掛けている。


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