世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

正月モード

2017年01月06日 | Weblog
今日のお昼ご飯はオムライス。

玉子がふわふわしていて、今日のは特別美味しく思えた。

正月の雰囲気から日常の風景に戻ったことをオムライスを食べながら改めて思う。


子供の頃の正月モードって、睦月の中ごろ、母の誕生日(1/15)ぐらいまで続いていたような気がする。
三が日はスーパーもデパートも勿論、個人商店も開いてなくて、母や祖母が中心となって買出しに行くのは年末の恒例だった。
新巻鮭が吊るされた食品売り場を「数の子は・・・」「昆布は・・・」とうわ言のように呟いてカートを押す母と祖母。

年始の数日間は特別番組が続き、親戚がだらだらと挨拶にやってくる。
飲んでナンボの家系だったので、あの宴会っぷりったら、そりゃあ、凄かった。
酔った大人たちが昼間から我が家に押し寄せて、夜な夜な宴会を繰り広げるんである。
ちょっとおかしい。
普段は寡黙なクマパパが、酔っ払って、親戚の前で「ハリマオー」をジャイアンの如く大熱唱するのだから、尋常ではない。
学校の先生をしている親戚からは「今年の目標は?」などと尋問されたり、正月は小学生の自分には若干、苦痛であった。
お年玉をもらったとき、いかに礼儀正しく可愛らしく感謝を述べるのかを子供心に考えるのも面倒だった。


ふと、クラスメイトに会いたいなと思う。

近所の子とは凧揚げ(これも正月限定の遊びで非日常感MAX)をして遊んだものの、ネットやスマホなんてなかったから、世の中からの断絶というか、閉塞感が半端なかった。
ようやく冬休みが開けてもなお、暫くはクラス内がそわそわしてて、結局、先述のように成人式ぐらいまでは落ち着かない=正月モードが続く。

現代においては、正月中、ショッピングセンターは通常通りに営業をしているので、買出しなんてしないで済むようになった。
今回、実家にいくらを送ったのだが、ネットでポチっただけである。

会社では年始に社長から挨拶があるものの、その後は溜まった仕事を片付けるのに必死で、正月モードもクソもない。
正月というものが薄れつつある今、どうしてだろうか、あの、ゆったりとした「The 正月」を懐かしく思う。
親戚づきあいはいまだに苦手なのだが、凧揚げも買出しも、もう一度味わいたい。
勿論、お年玉も。



明日は七草粥の日だ。
年が明けてもう一週間が経過しようとしている。
この調子だと、年末もあっという間に来てしまいそうだ。

去年は「流」。
今年は「攻」める一年にしたいなと思う。

あれもしたい、これもしたい。
こうしたい、ああしたい。

色々とあるけれども、三十代最後の歳なので、できる限り、自分が納得できるように頑張りたいと思う。
自分には嘘を吐けないから、せめて納得はできるようにしたいんである。

先日、高校の同級生と新年会をして思い出したのだが、母校・石橋高校の校訓のひとつに「質実剛健」がある。
意味は、「中身が充実して飾り気がなく、心身ともに強くたくましいさま」とのこと。
この意味をもう一度かみ締め、2017年を乗り越えようと思う。

そんな私に朗報。
他部署の後輩女子がクリアファイルをくれた。
クマさん!!


お年玉をもらったような気分。
ありがとう~!!