世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

渚のアデリーヌ

2017年01月29日 22時47分04秒 | Weblog
今日はお出かけするので早起きするつもりだったのだが、起きたら11時じゃまいかー。
急いで支度をし、駅に向かう。

途中、猫にゃんに絡まれて時間を大幅にロスしたった。


ワンちゃんも健在。


目指すは葛西臨海公園。
水仙を観に行ったのである。


この観覧車は、妹が妹夫との最初のデエトで活用したらしい。





水仙の花言葉がナルシストだと知ったときの衝撃ったら・・・!!


ナルシストと吉熊。



日差しを受けて神々しく光る水仙。



日本庭園を歩く。
春を先取りした梅の花が咲いていた。



灯篭の中から「こんにちは」と、吉熊。元気だな、吉熊。



海が見えてきた。
遥か遠くに霞むは夢と魔法の王国。


渚でどんぐりと戯れる。

どんぐり@なぎさ




渚ったら、「渚のアデリーヌ」だよな~。
ピアノ界の貴公子リチャード・クレーダーマン。
実家にカセットテープがあり、ドライブのときはいつもかかっていた。
渚のアデリーヌ



潮風と波の音を聞きながら、暫しぼんやり。


ここ、NHKの「72時間」で撮影したら面白いと思う。
私のように物思いに耽っている人、ちらりほらりいたもの。




鉛色の地平線沿いに林立するビルを眺め、東京湾を感じる。


貝殻も拾った。



時間的に余裕があるので水族館に入場した。

近寄ってくる謎の魚。


「…んぼっ!」って言っていた。


そして写真撮影を邪魔する巨大な魚。



へんてこな色をした熱帯魚。







お金持ちの人の家にありそうな熱帯魚の水槽。
そういう発想しかできなくなってしまった自分って・・・。



隠れているの、分かりますか?



こういう平均的な魚って見てて落ち着く。
きゃわいい。


この子もビジュアル的にイケていた。
貴婦人ってかんじがする。





夜の女王ってかんじ。


賑やかな熱帯魚コーナー。


鮪の回遊。


スピードが速くて撮影するのがむずかしい。


マンボウ!!


一旦、外に出る。


海藻のコーナー。
癒し系の音楽、ゆったりとした波、ゆらめく魚と藻・・・葛西臨海公園水族館で一番好きな場所かもしれない。


まるで、心療内科の待合室にあるモニターに映っている映像みたい。

心地よくて何気に20分ほどいた。





海草にどんぐりっぽい実がついている!





終盤、小笠原にいる魚コーナー。


ロブスター。






ウミガメっていつも真剣な顔つきをしている。




クラゲコーナー。
癒しオーラ満載。


最後にサメを眺める。





17時、撤収。
日が伸びた。


駅から観覧車を眺める。


有楽町線で池袋へ。

東武百貨店で開催されている「食の大北海道展」へ。


「蟹工船」というブースで、蟹といくらのお弁当を購入し、休憩所で食した。




咀嚼すると、蟹の甘みが口いっぱいに広がり、いくらの塩気でフィニッシュ。
嗚呼、極楽。


喫煙したくなったのでドトールでお茶。

ふ~。今日はよく歩いた。13,000歩ほど歩いた。


そんなこんなで38歳最後の日曜日は去っていった。
来週の今頃は39歳だからね。んもう、びっくりだからね。

それまでに予算作成をひと段落させて、そして月末の支払いの締めをクリアせねば・・・!!

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「雨よりせつなく」を10年後ぐらいに観てみた件

2017年01月29日 01時35分39秒 | Weblog
なんとなく映画「雨よりせつなく」を見返してみた。






雨よりせつなく(予告編)



この映画は私が理想とする自分及び自分がいる世界を具現化したものであるといっても過言ではない。

ストーリーは、マーケティング部に所属するバリキャリの主人公・綾美(田波涼子)と倉沢(西島秀俊)との恋愛、そして仕事、日常を描いたものである。



綾美が明け方、東京タワーを背後にして夜道を歩くシーン。
重厚感があるオフィス。
嗚呼、こんなヲサレな生活をしてみたかったYO!

憧れていたので、当時の私は主人公の真似をしていてことを、ここで露呈しよう。
スーツとか。
無駄に走ってみたりだとか。
釣りに行ってぼんやり考えているふうな構図に佇んでみたこともあったっけ!!
・・・割り箸を半分にしてカップラーメンを食したことは無かったけれども。
きゃあ!黒歴史甚だしい。

観返してみたら、この世界に憧れていた頃のことを思い出して胸がきゅんきゅんしたのも事実。
28歳頃の自分ってけっこう背伸びしていて、いろいろと頑張っていたと思う。
お金も今よりじゃんじゃん使っていて、欲しいと思ったものはけっこう買えていた。
今は税金が高くて、また将来のことも考えて節約しているけれども。

当時、人事部の同期が買っていたので、私も資生堂の引き締まるクリーム(グレープフルーツの匂いがすごいやつ)を毎月購入していた。つけると冷たくて、でも全身に塗るもんだから、毎晩凍えていたYO!

買い物でポイントカードなんて貯めていなかったし、クーポンなんて使うのが恥ずかしいと思っていた。


なんというバブリー!!!


何だろう、あの無限の力。
若さゆえと言ったらおつりが来るかも。


作品全体を通して流れる二胡を用いた音楽もゆったりしていて、煮え切らない男女の仲を象徴しているかのようである。
そうこの作品のテーマは、きっと煮え切らない男女の仲だ。
だから「なんで二人はくっつかないの!?」とモヤモヤイライラする人もあれば、「そうだよね・・・仕事もあるしね・・・」とこの作品における二人を理解できる人もいるのだろう。
ちなみに私は後者である。

Yahoo!の評価などでは散々だけれども、私はこの映画が好きだ!!
そして、自分が老うこともイマイチ信じられなくて、背伸びすることばかりを考えていた自分も憎めない。好きだ!!

・・・綾美も男に貢いで、けっこう散財してっかんね。
あと原作は大ヒット曲「Jupiter」の作詞家としても知られる吉元由美の短編集「いつもなら泣かないのに」であることにびっくり。

30歳を過ぎた時、仕事や恋を含め「どう生きていけばいいのか?」と悩む女心もテーマなのだが、9年近く30代を生きていても答えは出ていない自分に、更にびっくりぽんだす。