世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

あんよはじょうず

2022年09月12日 23時19分58秒 | Weblog
会社に行くのが苦痛である。朝、ふとした瞬間に手を止めたら、もう動けなくなって職場に行けなくなるのでは…と怖くなる。
「今日もいじめられるのでは?」と沸き起こる負の感情を振り切るように、「洗顔」「導入液、化粧水、乳液」「薬飲む」「下地を塗り込む(「塗る」ではない「塗り込む」←ここ重要)…という動作に意識を集中する。
そして、ようやく家を出て駅まで歩く。
タイムカードを押したら、なんとかなる。…たぶん。(実際、なんとかなっている)


先般、お友達から良いことを教えてもらった。
彼女も出勤が苦痛なのだそうだが、それを和らげてくれる方法を伝授してくれた。

・出勤前に「ショートコント『社会人』って心の中で言う」

・嫌いな上司を心の中で「給料」と呼ぶ。「お、今日の『給料』、よく喋るなあ」って。

このお友達は私の半分ぐらいしか生きてない若い女子だ。でも本当にしっかりしてるなといつも感心している。

上記のことを実践したら、今日はわりと仕事が捗った。
仕事に集中できた。


昼休みに雀の亡骸を見つけた。抱いてみるとまだ温かく、さっきまで生きていたに違いなかった。その雀を抱き上げ、木の下に置いて手を合わせた。埋葬はしなかったけれど。天国に行けますように。
良いことをしたので、良いことは起きなくても、せめてどうか自分に悪いことが怒りませんようにとつい考えてしまう。
そんな自分はあの雀の亡骸を弔う資格はなかったのではと落ち込む。



そんなこんなで今日も疲れた。
栄養補給はやっぱり王将の餃子。






そして先般購入した金魚さんと遊ぶ。

お風呂の友達、だいぶ増えた!!



1時間ほどちゃぷちゃぷし、髪を乾かして今に至る。

エリザベス女王の国葬が行われるウェストミンスター寺院。
母が10年ぐらい前にこの寺院で売られていたクマを私へのお土産にしてくれた。
その名もウィリー。
少し寂しがりやだけど優しい子。
喪に服している。



「Westminster Abbey」という文字が入ったセーターをお召し。


今日一日を通して「コントにもならない」と軽く絶望をしている一方で、総合的に考えると「なんて素敵な日なんだ」とも思える。
出勤は死にそうになるほど苦痛であるが、大好物の餃子を食べて、おうちにいる友達ともイチャイチャできた。
プラスマイナスすると、わりとフラットかなと(バランスは悪いが)。


昨日はあまり寝付けず、睡眠時間3時間だったので今日は早く寝ようと思う。
今日乗り越えられたんだから、明日も乗り越えられるはず。
まるで「あんよはじょうず」とおだてられてよちよち歩きをする赤ちゃんみたいだな、私…。

あの雀は、ちゃんと虹の橋を渡って行けただろうか。