世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

私はあなたを知りたい。

2007年05月07日 20時58分32秒 | Weblog
母方の祖父は生前寡黙な人だった。
そんな彼の母親は「れい」という名前だと知ったのは最近だ。平仮名で「れい」。
私の母親とれいさんはそっくりだと祖父は言っていたらしい。
くっきりとした二重瞼といい、額の曲線といい。

私は母親似。
ということは、私はれいさんに似ていることになる。
れいさんのことは母もよく知らない。祖父は、子宝に恵まれなかった親戚の家に養子に出されたからだ。

ただ、かつて、我々母子のようなくっきりとした二重瞼を持つ「れい」という名の女性がいたという事実だけ我が家に受け継がれている。
勿論一度も会ったことがないのだが、私は彼女に大変興味がある。
生まれは富山県らしいのだが、何故、栃木県足尾町(当時)に移り住んだのか?という彼女の人生はもとより、我々母子と似ている女性が大正時代、果たして何を思っていたのか?ということが興味の対象である。

いたこを介して語りたいぐらいだ。

曾孫の私を見て、れいさんは何て言うだろう。
大きな二重瞼の下にある目を凝らして、…私に何て言うだろう。

私はあなたを知りたい。


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大丈夫 大丈夫。

2007年05月06日 22時12分46秒 | Weblog
5/6(日)

大雨だし、体調が悪かったので(生理)、一日中、羽毛布団にくるまっていた。

宵の口、東京に戻るために快速ラビットに乗車。
そして連休も終りに近付いて…。

今回の連休はけっこう充実していた。体も心もリフレッシュできた。
明日から仕事。

やるべきことだけ、しっかりやろう。
ただ、それだけ。

決算発表、株主総会をこなして…メインイベント「夏休み~尾道一人旅~」を生き甲斐に生きよう。

そう、たった一度の人生。神様が私にくれた人生だもん。
つまらないことで悩む時間なんてもったいないではないか。

大丈夫、大丈夫。

今まで窮地に陥ったことなんて沢山あった。それを乗り越えて今までやってこれたんだもの。

大丈夫、大丈夫。

帰宅したら、ちゃんとクマたちが出迎えてくれた。みんな、良い子で待っていたのね。

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東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン~

2007年05月06日 22時10分59秒 | Weblog
5/5(土)

レイトショーで、映画「東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン~」を観た。


原作は言わずもがな、リリー・フランキー氏のベストセラー小説。
一人の少年が大人になって母親を看とるまでを描いた作品である。
淡々と流れる母親との時間。
その合間をオカンとの(時々オトンとの)思い出が行き来する。
樹木希林扮するオカンの天然っぷりが絶妙だった。
印象的だったのは、「ボク」役のオダギリジョーが、癌の治療のために入院する年老いたオカンの手を引いて横断歩道を渡るシーン。いきなりスローモーションになり、「オカンの手を引くのは初めてだった」という「ボク」のナレーションが入る。…くぅ~上手いぜ、この演出。
涙と鼻水が止まらなかった。
そのシーンを思い出しただけで涙が出てくる。
これからコンタクトレンズが乾燥して目が痛くなったら、これで暫くは涙を補給できそう。

他にも良いシーンがあった。
「フラッシュダンス」に触発され上京してきた高校時代の親友とボクはばったり東京で再会する。
その親友が公園でダンスを披露してくれるんだが、そのハッスルした笑顔とか超笑えた。

私は肉親を亡くすことを認められる自信がない。

いつかはいなくなるってどこかで感じつつも、しかし、なかなか親孝行らしいことはできていない。

この映画には「親孝行」なんて言葉、一言も出てこない。
しかし、観終えた後、私を生んでくれた両親のことを強く深く考えてしまった。

劇中、晩年になってもオカンは息子を「まー君」と呼んでいた。
そう、息子がいくつになっても母親にとっては息子は息子、幼いときのまんまなのである。
…我が家にも、まー君(25歳)がいる。弟だ。
ロン毛&髭&長身→映画の中の「ボク」に似ていなくてもない。
そんな息子を母はいまだに「まー君」と呼ぶ…。
横断歩道のシーンで泣いてしまったのは、オカンとボクが、母と弟に見えたからかもしれない。
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さんぽ

2007年05月06日 22時07分19秒 | Weblog
5/5(土)

芋子と近所を散歩。
中学校を訪れた。

あの頃って、何にでもなれると固く信じていた。
人を好きになることも、制限がなかった。

色気がなく、おとなしかった中学時代の私。
好きだった殿方が先生だったので、彼の前では常に良い子でいたかった。
スカート丈や髪型を違反し、彼に嫌われたくなかったのだ。
そんな私でも校則や親の目などを窮屈だ、くだらないとは思ったことがあった。

しかし、気持ちは今よりずっと自由であった。
今、私が化粧をしようが、マニキュアを塗りまくろうが、会社にクマを持参しようが、誰もそれを咎めない。
ただ、中学時代には考えられなかったような柵を抱えてしまっている。
でも、それは私が選んだ道。
不平不満を誰のせいにもできない。
不満を誰かに擦り付けて糾弾するだけなら、あの頃の私にもできたはず。

大人になるということは、「これならば我慢できるということ」を探し、そこで担わされた責任を果たすことだ。

ここを巣立ち14年。
ようやくそんなことを考えるようになった。



手作りピザ

2007年05月06日 22時05分01秒 | Weblog
5/5(土)

母の手作りピザ。
ビザ屋さんの広告を見ていたら作りたくなったとのこと。
…そーいえば、昨年のゴールデンウィークも同じようなことを言ってピザを作っていた、ママ(昨年のブログを読み返して気付いた)。

出来は美味しかった☆
いつもありがとう。


雑技団

2007年05月06日 22時03分56秒 | Weblog
5/5(土)

茶の間にて。
私が目を離した隙に、芋子と母が企てて吉熊を隠してしまった。

「ねぇ。吉熊、どこよ?早く返してよ」

探している私に芋子は「あ、吉熊は故郷に帰って中国雑技団に入るって言ってたよ」
と。
母にいたっては
「そうそう、亮ちゃんの稼ぎが悪いから、吉熊が代わりに稼ぐんだって」
と。

芋子がついに居場所を教えてくれた。

たしかに雑技団っぽいことしている!

表情が真剣で笑える。
しっかり稼いでね。


火事だ

2007年05月06日 22時02分11秒 | Weblog
5/4(金)

わかめ殿と別れた後、お風呂に入った。
湯上がり、脱衣場でパンツを穿こうとしていたとき、芋子の「火事だ!」という声を聞いた。

やっべー。
私かな?
私のせいかな?
さっき、風呂に入る前、一服したのが原因なんかな?
どーしよ…。

慌ててタオル一枚巻いて廊下に出てみる。

火事になっているのは我が家ではなく、近所の家だった。
高台にある我が家からは燃えている様子がよく見えて、足がすくんだ。
父が119番をし、燃えている自宅に知らせに行った。

私は二階のベランダから様子を見ていたのだが、ああいう時、消防車の来るまで時間ってどうしてあんなに長く感じるのだろう。

幸い、大事には至らなかったが、その晩は殆んど眠れなかった。
興奮と火の恐怖で。

やっぱり火の用心は大切だ。

…強迫性障害の私には酷な出来事だった。

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わかめ殿とデート

2007年05月06日 21時59分11秒 | Weblog
5/4(金)

夜は中学時代からの親友でありマイミクのわかめ殿と遊んだ。
彼女とは16年の付き合い。
しっかり者で頭の良い彼女は、この16年間、ずっと私のお姉ちゃんの役割を担ってくれている。

車で我が家にお迎えに来てくれ、壬生にあるレストランへ。

教師とOL。
職種は違うけれど、話は尽きず。

その後、ゲーセンでプリクラを撮ったんだが、今のプリクラのハイテクさにはビックリした。
様々なポーズをすることが可能。
ポーズパターンやコンセプトの選択技の幅が拡充していて、しかも可愛く撮れるようになっていた。

その後はカラオケ。
わかめ殿の歌は上手い。
お腹から声が出しているし、高い声も低い声も自由自在に操れる。
「上手だね」
と言う私に
「いつも生徒を怒鳴っているから」
と笑うわかめ殿。

たくさんパワーをもらえたよ。
ありがとう。

また遊ぼうね。

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大谷観音

2007年05月06日 21時56分44秒 | Weblog
5/4(金)
森林公園の帰りに、大谷観音に寄った。

大谷石…といえば、私の実家近辺で多く見受けられる石材である。塀とか蔵とか。

軽くて丈夫な大谷石は加工がしやすく、古くから重宝されていたとのこと。
観音様は全長27メートル。総手彫り。戦没者の慰霊のために昭和23年から6年間かけて作られた。

…って、ブログを書くために調べたんだが。初めて知ったよ、そんなこと。

ちなみに隣接する「大谷資料館」は、けっこう有名。
地下の大谷石採掘跡地は、GLAYのPVで使用されたことがあった。

久々に観音様に登ったが、足がガクガクしてしまった。歳だわ。

冷たっ!

2007年05月06日 21時51分58秒 | Weblog
素足を水面に入れたはいいが、あまりにも冷たいので3秒でリタイア!


ロハスでごわす。

2007年05月06日 21時50分58秒 | Weblog
5/4(金)
両親と芋子と一緒に宇都宮の森林公園に行く。
「思いっきり森林浴をしたい!」
という芋子の熱きリクエストによって。
車窓に流れる景色が、次第に「となりのトトロ」の舞台っぽいものになる。

遠くで鯉のぼりがヘロヘロと舞っていたり、田植え直後の稲がツンツンと上を向いていたり。

私の中に組み込まれている日本人DNAが全身で「懐かしい!」と大絶叫しているのを感じた。

森林公園の奥の方には滝と沢がある。
小学生のとき、よくここでは沢蟹を捕まえた。

鬱蒼と茂る草木と清き水のせせらぎは、昨夜観た番組NHK「プラネットアース」の一画面のようである。

深呼吸すると、肺胞の一つ一つまでに新鮮な空気が染み渡る。

体内に蔓延っている毒素が、浄化されていくのを感じた。



帰省

2007年05月06日 21時49分06秒 | Weblog
5/3(木)

いつも通り、色々と支度をしていたら夕方になってしまった。
僅かな時間も惜しんで、布団を干したりしてしまったから…。本当に物事の優先順位のつけ方が悪いと自己嫌悪に陥る。

雀宮には19時23分に到着。夕御飯は、春巻と春雨サラダと餃子、平目の煮付け。
夜、仕事を終えた弟もやってきて、語った。
美容師というより、職場の経理を中心にやっているっぽい。
会う度に大人になっていく弟。
ついこの前まで、クワガタやカブトムシで遊んでいる小学生だったのに…。そんな彼も25歳になったとのこと。
そりゃ、私も来年30歳になってもおかしくないわな。



やる気が湧き出る飲み会(番外編)

2007年05月03日 13時32分10秒 | Weblog
「…ったく、超有り得ないんですけどー…」
残業後、書類をシュレッダーしながら、隣の部署の先輩に愚痴る私。
某上司の小学生男子的嫌がらせに本当に疲れた…。「煙草を辞めろ」「お前みたいのがいるから少子化が進む」と言われた。
ふん。そんなことでしか私に文句言えないワケ?
くだらねーし、情けねー。
もしかして、新手のセクハラだろうか?労働法的に許されることなんだろうか?

イライラしていて一気に大量の書類をシュレッダーに入れてしまった。消化不良を起こしたシュレッダーは、逆流を始めた。ああ、もう…!

「じゃあさ、ちょろっと飲みに行く?」
と先輩が言って下さったので、早速会社近くの居酒屋へGO!
彼女とはコンスタントに「やる気が湧き出る飲み会」を開催している。
仕事に対してのモチベーションを向上させるのがその飲み会の主旨なんであるが、今回は番外編。
嫌な上司の対応の仕方が主なテーマであった。
言葉にして吐き出すと気持ちが整理される。不思議と落ち着く。

そもそも、会社は仕事をしに来る場所なんである。そこにプライベートなことにつけこんで他人に嫌がらせをする方が間違えている。

あーすっきりした!


…って、最近、何かと愚痴モードではあるが、連休は思いっ切り栃木を満喫して全てを忘却してきます。With吉熊。
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どうしたら良いか、分からない。

2007年05月01日 23時18分19秒 | Weblog
心療内科デー。

月末の締めを明日に控え、朝からアセアセする。今日は通院のため、どうしても残業できない。そのことがプレッシャーになり、余計に焦る。
夕方、打ち合わせがあったが経費の締め業務を優先させるようにと吉熊上司に言われ、締め業務に没頭。

そう言えば、最近喫煙量がめっきり増えた。夜、肌の手入れをするときも、朝、化粧するときもずっと煙草を手放せずにいる。
ソラナックスも耐性が付いたのか、眠くならないことをいいことにフリスクの如くポリポリと食すようになってしまった。そうすることにより、落ち着くんである。イライラを回避するにはこの方法しか今のところ思い付かない。


私がこうなるに至った要因を考えた結果、以下の二つが思い当たった。

1、生理前
2、某上司による小学生男子のような嫌がらせ

1、…これは仕方ないわな。

2、…本当に困惑してしまう。
そもそも、私は子供が大嫌いなんである。意思疎通ができない幼児も嫌いだが、小学生男子にありがちな「人の揚げ足を取るような悪ふざけ」をする人間に対してはどういうふうに接して良いか不可解なんである。尚且、不愉快。
元々私は部内でいじられキャラであった。
最初は笑って過ごせたが、度を増す悪ふざけに次第に笑えなくなった。
我慢することができなくなった一昨年、私は彼に言ったんである。
「あの、お願いですから辞めていただけませんか」と。
それに対し
「いやだ。駄目だ」
と真顔で返答したのだ。彼は。
ことあるごとに「女は豚みたいにガキを生んでりゃいいんだ」と発言する抑圧性の高い精神を誇示する彼とは、やはり根本的に価値観が合わないのかもしれない。

あれから少しは改善されたが、最近忙しい彼は私に当たる。
今日も通院のため、早めにタイムカードを打刻する私に彼は「なんで帰るんだよ」と睨みながら言うんである。

適当にあしらったが、なんだか一気に疲れてしまった。

冗談だっていうことぐらい分かっている。

しかし、今の私にはどう対応していいか、よく分からない。

ドライアイで血走った目からは涙が出ず。
反論しようとも乾いた喉からは溜め息しか出ない。

「笑顔が一番!」…昔、華原朋美が言っていたことを頭の片隅で僅かに思い出し、実行。
少し笑ってみる…。

それがまた彼を刺激してしまったようだが、如何せん、ライフラインである心療内科の予約時間が迫っている…時間厳守はサラリーマンの遵守しなくてはならない基本だ。
早く行かなくっちゃ!
アディオス!

別に、彼がこの先もずっとずっと子供のままでもかまわないんである。私の人生ではないから。
しかし、その波及が仕事に及ぶことが厄介なんである。

嗚呼、悩ましい…。

…ということで、今日もマイスリー、ソラナックス、パリエット、パキシルを魅惑の処方された。

主治医のクマ先生には「無理はしないでください。何かあったら予約日前でも構わないんで来てください」と言われた。

「何か」ねぇ…。

何もなければいいんだけど…。

会計を済ませている間、受付に鎮座しているクマのぬいぐるみを見つめていた。
私はそれを無性に撫でたいと思った。

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