帰宅時間になって、1本の電話があった。
旦那からだ。
旦那 「もう一台、自転車いらん?」
私 「え…? うん、いらん」
旦那 「あぁ、そう…」
私 「なんで?」
旦那 「いや…」
私 「誰かくれるっていうの?」
旦那 「いいや」
私 「じゃぁ、なんで?」
旦那 「ん~…まぁ、いいや。んじゃ、帰るわ」
──なんていう会話で終わったから、こちらは想像するしかない。
通勤は自転車なので、10分くらいの間に探したのは自転車の保証書。
盗難されたのかと思って、盗難の保険証書みたいなものがあったかな~って探したんですよ。
でも、見つからぬまま旦那が帰ってきたから、どういう意味か尋ねたら…。
旦那 「現場で、敷地内を走る自転車が欲しくてさ…」
──ですって。
(電話での)言葉が足らんちゅうーの。
まぁ、そんなこんなで、5~6千円くらいの安い自転車を買いたいと、その日からホームセンターだのネットオークションだの、探し始めましたんですけどね~。
色々と見てるとダメですね
最初は5~6千円くらいの自転車を探してたのが、だんだんと金額が上がってきてるんですよ。
しまいには、今乗ってる自転車を現場に持っていって、今回買うやつを通勤用に使えばいいじゃん…って言い始めましたよ。
一度上げた生活レベルを下げるのが難しいように、“いいもの”を見ちゃうと、5~6千円のものを買う気持ちは、皆無のようになっていました。
そんな日々が数日続いたあと、荷物が届きました。
旦那がいる時間に持ってきてもらったので、応対は旦那がしたんですが…。
届いた荷物を見てビックリ。
バイクのパーツが届く事はよくあり、今回もそれかと思ったら、でかいんですもん。
まさか、これは、もしや…。
自転車かっ
そう突っ込めば、「うふっ」っとワザとらしい笑み。
まぁ、お金を払うのは旦那なので何も言いませんがね。
購入した自転車は今の自転車と同じ、折りたたみ式で6段階のギアチェンジつき。
そして更に、前後のサスペンションがついているそうです。
たまに、通勤で旦那が車を使うと、私が自転車に乗って買物に行く時がある。
簡易的な鍵(いわゆる、ママチャリのような鍵)はついてないので、今の自転車を乗っていっても、時間かけての買い物ができないんですよね。
そして、今回買ったこの自転車は、今の自転車よりレベルが上がってるから、尚更、乗れなくなりました…
チューブ式の鍵を掛ければいいんでしょうけど、電柱だとかポールだとか…買い物に行くためだけに、そんな面倒なことはしたくない、というのが本音なので、おそらく私はこの自転車に乗らないと思います