お金って誰のものだろう。
──と、ふと思った。
公共の場、物に落書きしたり壊したりすると何やら法に触れるはず。
だとしたら、お金に落書きするのはどうなんだろう。
自分が持っていたお金に番号を書き、世の中に回った後、それが戻ってくる喜びを得ようとする者がいて、その人数が多いからか、我が家の財布を通過する“落書きお札”は多い。
あれって、人に渡しずらいんですよね。
スーパーとかで何枚かの1枚ならいいんですけど、それ1枚だけというのは出しにくい。
それはきっと、私が貰いたくないからだと思うんですけどね…。
土曜日の夕方から風邪を引いた旦那。
昨日、土・日・祝日が開け、ようやく病院に行きました。
「治療費」を持って行ったものの、病気の時はあまり脳みそが働かないので、自分のお金で払ったそうです。
一度出した5000円札。
けれど、それが“落書きお札”だったので、思わず引っ込めてしまったそうです。
それが、上の写真。
私 「ボールペン」
旦那 「おうよ。鉛筆ならまだ出せたんだけどな、ボールペンだったからちょっとやらしいな…
と思ってさ」
私 「自分の所に戻ってくるのを楽しみにしてんだろうけどさ、迷惑だよね」
旦那 「な どうせなら番号じゃなく名前を書とけって。──ってか、住所を書
いとけってな」
私 「そうだ、そうだ。そしたら送り付けてやるよ」
旦那 「おう 代引きでな」
──二人揃って、姿の見えぬ落書きした者に怒りをぶつけておりました。