さて、北穂高小屋のコーヒーを天女に御馳走すると言いながら
涸沢で挫折してしまった錆鉄人は、罪悪感に駆られて天女に謝りましたが
天女は、
「こんないい景色の中で持ってきたスティックコーヒーを飲めるだけで幸せだわ」
と言ってくれます。
せめて涸沢名物のおでんでも代わりに御馳走しようと展望テラスに行き、
いつもは「2人で食べる方が2倍おいしい」と言って半分ずつ齧るのですが
今日ばかりは太っ腹な錆鉄人は、おでんのネタを全部2個ずつ注文して
さらに生ビールももう1杯注文
展望テラスで涼風に吹かれながら絶景を眺め、しばし「裕福感」を味わったのでありました。
大満足してテントに戻り、今度は天女梅酒の水割りです。
500mLがみるみる半分になり、心細くなった錆鉄人は色がつかない程に薄めながら、
最後は水の水割りまで覚悟して飲んでいたのでした。
太陽は早い時間に山の向こうに隠れてしまい、
夕暮れにはまだ早い時間でしたが、いよいよ超ヘルシーすきやきの時間となりました。
ガスコンロは1個しかないので、天女はまずはご飯を焚き、新聞でくるんで保温しました。
次は、小さいほうのコッヘルで「すきやき」の開始です。
野菜を入れ、エノキを入れ、ゴボウを入れ、タマネギを入れ、こんにゃくを入れ、調味料を入れ・・・
酔いの回った錆鉄人は、急に新国劇調になって・・・
「涸沢の夜も今宵を限り、高価な牛肉のすきやきの夢を捨て、卵を捨て(って、忘れてきたのですが・・・)可愛い脇役の手前ぇたちを胃袋に収めて別れ別れになる首途だ。」
天女の声「オトーサン!」
(本来なら「親分!」と声の掛かる感動的な場面でありますが・・・)
「???」
「あったわよー!」
「錆鉄人にはてめーという強え~味方があったのだ!」
そうなんです。
酒のつまみに天女が魚肉ソーセージを持ってきてくれていたのでありました。
天女が素早くスライスして、コッヘルに入れてくれました。
という事で、超ヘルシーなすきやきを楽しんだ錆鉄人と天女でありました。
これにて第三巻の読み終わり!
涸沢で挫折してしまった錆鉄人は、罪悪感に駆られて天女に謝りましたが
天女は、
「こんないい景色の中で持ってきたスティックコーヒーを飲めるだけで幸せだわ」
と言ってくれます。
せめて涸沢名物のおでんでも代わりに御馳走しようと展望テラスに行き、
いつもは「2人で食べる方が2倍おいしい」と言って半分ずつ齧るのですが
今日ばかりは太っ腹な錆鉄人は、おでんのネタを全部2個ずつ注文して
さらに生ビールももう1杯注文
展望テラスで涼風に吹かれながら絶景を眺め、しばし「裕福感」を味わったのでありました。
大満足してテントに戻り、今度は天女梅酒の水割りです。
500mLがみるみる半分になり、心細くなった錆鉄人は色がつかない程に薄めながら、
最後は水の水割りまで覚悟して飲んでいたのでした。
太陽は早い時間に山の向こうに隠れてしまい、
夕暮れにはまだ早い時間でしたが、いよいよ超ヘルシーすきやきの時間となりました。
ガスコンロは1個しかないので、天女はまずはご飯を焚き、新聞でくるんで保温しました。
次は、小さいほうのコッヘルで「すきやき」の開始です。
野菜を入れ、エノキを入れ、ゴボウを入れ、タマネギを入れ、こんにゃくを入れ、調味料を入れ・・・
酔いの回った錆鉄人は、急に新国劇調になって・・・
「涸沢の夜も今宵を限り、高価な牛肉のすきやきの夢を捨て、卵を捨て(って、忘れてきたのですが・・・)可愛い脇役の手前ぇたちを胃袋に収めて別れ別れになる首途だ。」
天女の声「オトーサン!」
(本来なら「親分!」と声の掛かる感動的な場面でありますが・・・)
「???」
「あったわよー!」
「錆鉄人にはてめーという強え~味方があったのだ!」
そうなんです。
酒のつまみに天女が魚肉ソーセージを持ってきてくれていたのでありました。
天女が素早くスライスして、コッヘルに入れてくれました。
という事で、超ヘルシーなすきやきを楽しんだ錆鉄人と天女でありました。
これにて第三巻の読み終わり!