テレビなどでも報道されるタラの芽の水栽培ですが、
天女さんちでも10年位前に始め、
地元の「もやいの郷農楽園」で2月末ごろに行われる「冬のいろりばた」という行事があるのですが、
町からおこしいただく人に喜んでもらえたらと思って数年前に販売してみた所、完売!
それ以来、毎年出展していて、ネットで購入申し込みも来るようになりました。
ネットで検索すると、
販売されているのは百均で売っているようなプラ容器に原木が20本ほど入っていて送料込み2000円前後ですが、
別にこれで商売をしようと思っている訳ではないので、冬のいろりばたでは500円で販売しています。
雪の積もっているタラの木畑の雪を掘り起こして(今年は雪は積もっていませんが・・・)
根元から伐って持ち帰り、それを節ごとに切断して、
最近は容器に入れてカビが生えにくいように処理を行い
(殺菌剤などは使用しません。天女に呪文を唱えてもらいます!)
ある程度芽が膨らんだり伸び出したものを販売しています。
ちなみにカビとは、
切断口から樹液が滲出してくるのですが、
そこに黒いカビが発生し、場合によっては切断面全面が黒くなることもあり、
そうすると原木の成分がカビに吸い取られてしまいます。
栄養分を取られた為にタラの芽は小さくなるのですが
タラの芽自体はカビの影響はないので食べられます。
と、前口上が長くなりましたが・・・
区長の引継が5日で完全に終わったので、今年も原木作りを始めました。
まずは寒風吹きすさぶ中で伐ってきた原木
頑張りました!
次はお手製の簡易切断機の改造です。
去年まではカッターディスクの直径が200mmほどの大きなグラインダーを取り付けていたのですが、
原木をセットする間、重量が重い買った部分を持ち上げているのはひじに相当な負担があったようで
野球肘ならぬタラの芽肘になったので、姉からもらった小さなグラインダーに取り換える事にしたのです。
(消費電力も小さく、音も小さいのが〇!)
ディスクの直径が小さいので取り付け位置を調整し、
タラの芽肘を防止する為に回転軸(といっても単なる木ネジですが・・・)の位置を前に出しました。
さらにはカウンターウエイトの取り付け位置を伸ばし、レンガの切れっぱしと金槌を縛り付け
グラインダーの持ち上げにほとんどストレスがないように改造しました。
切断した木くずが飛び散るので、前のサッシに新聞紙を張り付けたり、耕運機にカバーをしたりして
(こんなことをしたのは今年が初めてですが・・・)
準備は万端!
暖房のない小屋の中で、グラインダーが巻き起こす風にさらされ、
木くずまみれになって作業しました。
(ストーブを持ってくれば良いだけなのですが、地球のために出来るだけ石油を使わないのが錆鉄人のポリシーです。)
大変な仕事ですが、もともとは自分が食べたいから始めた事で
親戚や友達にあげたら喜んでくれるのでだんだんと原木をたくさん作るようになりました。
という事で
暖かい(我が家としては!)居間で、冬の眠りから覚めようとしています!
半分は親せきや友達にあげちゃう感じですが、購入ご希望の方はメールでお申し込みください。
(先着5名様限定、約50本送料込み3,000円)
メール:tennyosanchi@yahoo.co.jp
ただし、容器は使用後はゴミになるだけなので付けません。ボウルなど適当なものをご使用下さい。
50本もいらいなと思われそうですが(送料が高いためですが・・・)
親しい人に分けてあげれば喜ばれるし、
一部を寒い部屋に置いてから暖かい部屋に移せば長い時期タラの芽を楽しめるようになります。
(自然のものなので、同じ環境でも生育はバラツキます。)