錆鉄人が子供の頃、天女さんちの辺りは杉やヒノキの栽培が盛んで
落葉樹は一般的に「雑木」と呼ばれていて、
杉やヒノキの栽培のために伐採されてほとんど生えていなくなっていました。
という事で、杉やヒノキの栽培に適さない場所にのみ雑木がはえている状態だったのですが、
木材の輸入が増えて国産材が暴落して以来(50年位前から)
山の手入れをする人はいなくなり、荒れ放題です。
錆鉄人も登山はしても、我が家の所有する10か所近い山に行ったことはなく、
水害などで山崩れが起き、倒木や雑木が成長して「地境」さえ分からないというのが実情です。
つまり、1円の収益もありませんが、固定資産税だけは毎年しっかり取られています。
山にはえている杉やヒノキは、
錆鉄人が小学生から高校生の頃まで父と一緒に世話をしたもので
直径40~50cmに成長し、勿論その前から植えてあった木は1mを越えるものもたくさんあり、
地球の為に大量の「酸素」を作り出しています。
温暖化を防ぐために、二酸化炭素を出す車は税金を取られるようになり、
将来的には生産も出来なくなりますが
このように酸素を生み出している山林所有者の固定資産税を免除し、
さらに「酸素生産金」をくれても良いのではないかと思っているのですが・・・
以前にも書いたように、成長した森林はやがて枯れて土に戻る過程で
固定した二酸化炭素はまた二酸化炭素に戻ってしまう為、
材木を利用しないと意味が無くなってしまうのです。
*ささやかですが、天女さんちでは電気や石油の消費を少なくするために
お風呂を薪で焚けるようにして(ユニットバスのほうがはるかに「快適」だとは思いますが・・・)
薪ストーブで部屋の暖房をしています。(ススや煙で部屋が汚れますが・・・)
話がすっごく横道にそれましたが、危険な雑木の下見に行ったお話しです。
危険というのは・・・
斜面に生えているので倒れたら下の家に被害が出る危険性があるという事と
それを伐るためには斜面からオーバーハングした雑木に上って
枝や幹の上部を伐らなければいけないのですっごく危険という事です。
まずは、雑木のはえている状況
正面
横から
(手前の木は高さ5m程の平たんになっている所にはえているもので、斜面は10m以上の高さです。)
よく倒れないものです!
右側は杉の木が生えているので、斜面側にばかり枝が伸び、さらにアンバランスになってしまっています。
斜面の反対側から
下の家は写真では遠くに見えますが、倒れたら屋根を直撃しないと限りません。
錆鉄人の腕では木を右のほうへ切り倒すことは「確実」とは言えないので
上のほうまで登って幹を伐ってから根元で切り落とさないといけないのですが、
切り落とした幹が枝を直撃した衝撃で倒れないとも限らないので
斜面側に伸びている太さが20㎝以上ありそうな枝を先に切り落とさなくてはならず
落ちたら20m位ありそうで心臓が止まりそうな怖い樹上で、長時間しんどい作業をする必要があります。
根元の直径は約60cm
まず木に上るだけでも大変ですが・・・作戦を考えました!
それは二段バシゴ作戦
長さは・・・
1本目が4.8m、伸ばせば8m位になって、かなり上まで登って切断作業が出来そうです。
これだけ長い二段バシゴはすっごく重く、
これを現場まで運ぶのもすっごく大変ですが・・・
出来るだけ安全に作業を行う為にさらに工夫をして取り組もうと思っています。