イノシシは10年位前から跋扈するようになり、
錆鉄人は大事な畑の作物を守ろうと、
木柵、防獣ネット、鉄柵、電柵と二重三重の防御ラインを設け
さらには玄関先への唯一のアクセス道路である橋にもゲートを設け
屋敷内はどこかを突破されても全滅しないように柵で3か所に仕切って・・・
気の遠くなるような努力の成果で昨年夏以降はイノシシの侵入は防いでいる。
しかしながら、電柵の下をくぐりぬけるのか、
小さな獣の侵入は防止できていない。
隣の空き家の床下に住み着いているハクビシンやアライグマなどと思われる。
これに対しては、イチゴやトマトをトタン板や防獣ネットで囲うなどしたが、防ぎきれなかった。
そして、ここ数年、被害が大きくなってきたのがサル軍団である。
サルは空中から突入してくるので(数メートルは飛んで侵入する)防ぎようがないと言わざるをえない。
侵入に気が付けばロケット花火で撃退出来るが、四六時中見張っていられるわけもなく、
特に我が家は遠征で家を留守にする事が多く、留守中に襲撃されたらお手上げである。
という事で、天女が丹精込めて育てた作物は、獣のエサと化してしまっている訳であり、
愛妻家の錆鉄人は、天女の努力を無駄以しない為に対策を考えたのでありました。
そして浮かんだのが防獣ハウス
考えたのはたったの数秒でしたが・・・
錆鉄人は以前から主張しているのですが、
昨日はクマが建物の壁を壊して中に侵入したというニュースがありましたが
まもなく我々人間が檻に入って暮らすしかなくなるのです。
という事で、その先駆け
防獣ハウスは屋根、四方を透明なポリカ波板で囲い、
ハクビシンやサルも侵入出来なくするとともに、
冬はビニールハウス代わりに使用し、春先には野菜の芽出しなどにも使用して
一石三鳥それ以上を狙おうという考えです。
ビニールハウスは毎年ビニールシートを張ったり外したりと手間がかかるうえに、
その気になれば鋭い爪で簡単に破られてしまうのではないかと考えたからでもあります。
こういうものを作った場合、問題となるのは屋根から滑り落ちた雪の除雪ですが、
幸いな事に屋敷の畑に沿って川があるので、
片屋根にして川に落としてしまう事にしました。
本当は川側の支柱はこの堤防の上に置くつもりで単管を購入したのですが、
問題になるといけないと考え堤防の内側に設置する事に変更したので、
単管のサイズが違ってしまい、かなり無駄になってしまいました。
前置きが長くなりましたが、 防獣ハウスは数日前から作業を行っていて
昨日、防獣ハウスの屋根を張り終えました。
屋根を急いだ訳は、
天女が愛情込めて育てたのでく元気よく成長しているイチゴを雨から守る為です。
実は、去年までは獣に食べられる上、何割かは腐ってしまっていたのです。
まずは、重い防獣ハウスの柱を支える基礎ですが、
畑を掘って40cm×50cmで厚さ10cm以上の側溝の蓋を埋め込み、
(側溝の蓋は階段代わりに置いてあったものです)
その上にブロックを載せ支柱を立てるようにしました。
(支柱を畑の土に埋まらないようにする為です)
蓋は2枚しかなかったので、これはブロックを2個埋め込み、そのうえ以ブロックを載せました。
続いて単管フレームの組み付け
一旦組み付けたのですが、
タルキの長さの関係で、支柱の位置を内側にずらし
屋根の単管を内側に移動し、
さらには水平の単管が波板張り付けの障害になることに気付いて、
内側に取り付けなおしたり・・・とさんざん無駄な作業をしてしまいました。
ちゃんと設計をしてから取り掛かるべきでした。
屋根部分にタルキを取り付け
スパンは50cmが基本ですが、屋根の単管3.5mに対して7本取り付けました。
タルキは50mm角の特別サイズです。
(父が製材所に作らせて蔵に大量保管していたものです。)
という事で、
昨日は1日屋根の波板張り
ポリカ波板は耐候性(日光)の関係で表裏が決まっているので
間違えないように慎重に屋根に載せてステンレスの傘釘を打ち付けました。
バーベキューハウスの屋根張りでは、指を金槌で打って爪の下に内出血し
爪がはがれるかと思った位でしたが、ようやく回復した所でまたまた・・・
夜来風雨の声ではありませんが・・・
「指たたく事あり多少ぞ」
でありましたが、学習効果があったのでしょうか、内出血には至りませんでした。
もしかしたら、超回復して強くなったのかもしれません。
そういえば、錆鉄人は毎日のように擦り傷・切り傷が絶えず
一昨日皮がむけた所が昨日お風呂に入った時はちゃんと薄皮が出来ていたので
その度に天女に傷テープを貼ってもらうのですが、
「お父さん、直りが早いわね!」
と言うので
「(ターミネーターの)自己修復性スキンだからね!」
と自慢したのでしたが・・・(単なる自慢です)
またまた脱線しましたが、夕方には屋根張り完成!
働き者の錆鉄人のお話しでした!
これで完熟いちごがたくさん収穫出来るはずです。
屋根の下になったイチゴ畑の現状
葉がすごく成長しているので大きなイチゴが出来ると思われます。
入り口のドアや暑さ対策を考えて波板を脱着出来るようにしたり
北海道など長期遠征時の自動給水など考えながら事がたくさんあります。