円高は、まだ続く・・・

2011年08月01日 | 社会 -

アメリカの国債の債務不履行(デフォルト)回避の合意で、
注目されていた「8月2日」が、事もなく過ぎ去ることになった。

しかし、これからも、まだ「円高」が続くと予想されている。

昔、1ドルが235円とか、180円とかの時代を知っている私は、
現在の76円というのが信じられない。



自分が観光客として、海外旅行をするというイメージよりも、
借金まみれの日本の経済状況と、海外との交流が絶えない日本企業の
行く末を慮ることの方が、(最近は)多くなったように思う。

円高が続くことによるメリットとデメリットが、同時に頭をよぎる。
けれども、平衡感覚を壊すほどの「円高」は、問題だと感じる。



黄金を極めたアメリカの経済事情は、借金まみれの日本経済の姿と
重なる部分が多くなった。
財政赤字、立て直しができない経済問題をかかえた「ニッポン」。

私たちが、安心して暮らせる未来を描いても、すでに積み重なった
借金は、すぐにクリアできるものではない額である。
日本の借金は、毎年増え続けて、今年度には800兆円を突破したようだ。
私たちが負担する借金の額は、国民一人あたり687万円になるのだが、
本当に現実味のない額である。

来週の会議では、こういう話題がまた、机上にあがることになるだろう。
そういう話題に付き合い、その状況を共有するだけで、きっとストレスが
たまりそうだ・・・と、しみじみと感じる。

海外との取引が日常茶飯事で、外資が影響する企業の方々にとってみれば、
すごく頭の痛い現状を抱えているのではないか・・・と思う。