「残暑」というのには、厳しすぎる気候である。
もう9月なのに・・・、まだまだ暑い。
数日前も、午前中に、炎天下の道を数十分歩いただけで、
打っ倒れそうになるぐらいの「暑さ」だった。
「くらくらしてしまったぜぇぇぇ~」
こうして、日本は、温帯地方から熱帯地方へ、どんどんと
変わっていくのだろうか。
地球の温暖化を食い止められない以上、年ごとに、気温は
上昇していくのが普通である。
思い起こせば・・・・・
日中の気温が30℃を超えたら、TVニュースになった頃は、
ほんの少し前だったように思う。
「真夏日」という言葉が使われ、夕方の番組には、汗をかき、
疲れたように歩くサラリーマンさんたちの風景(新橋?)が、
報道されていたように思う。
今や、30℃なんて、比べられないぐらいの温度の高さを
日々経験しているようなものだ。
34℃という発表があれば、常に体感温度はその上だから、
当然のことだ。 (くらくらもしてしまう・・・)
都会の環境は、コンクリートとアスファルトで覆われた地面で、
地球が呼吸することができず、水蒸気があがることもない。
ビルの間からは、冷房機の室外機の熱風が飛び出して、
さらに暑さと不快さをもたらしてしまう。
今で言う「熱中症」なんて、こんなに頻繁に、多くの人が
かかる病気でもなかったはずだ。
あと20年ぐらいしたら、また気候平均温度は、変わって
いることだろう。
いつの頃から、「太陽」である「おてんとうさま」が、
違う立場になってしまったのだろうと思う。
おてんとうさまは、いつも私たちを見守ってくれるモノで、
人々が手を合わせる存在だったのに・・・。
女性は“直に浴びてはいけない論”が、常にとびかう中で、
価値観も生活意識も変わり果てた都会人は、どうしたらよいのだ。
人は、自然と ともにあって、自然に打ち勝つことはできない。
暑さのために、堂々巡りの日々だ。
今日は、曇っていて、少しばかり有り難いけれど・・・。