日本の傾向は、「団体の中に埋もれているのが一番」とか、
あらゆる場面において「平均的な結果に流れていく」ことが多い。
教育の現場でも、それは顕著で、優劣をつけることを(意図的に)
あえてしないことで、競争意識や情緒などが育たないこともある。
大人になってからも、「成果主義」などの言葉は前に出るが・・・
あくまでも表面上だけのもので、年功序列が幅をきかせている。
私の所属会社もそうで、頑張る意欲をそがれる体制だ。
精一杯、力を尽くす人の足を引っ張るカタチで、結果や成果を
平等化するのは おかしいのではないだろうか。
当然、団体や企業などの最高責任者の判断によることではあるが、
頑張ったことが世間に評価されない社会は健全とは言えない と
私個人は思っている。
無情な形状をなした仕組みが、そこにあるからだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/65/92/39fa566aea70da547d0fed66d76d73eb.jpg)
また、国も、企業も、個人も・・・
世界中の新興国と競争していかなければならない社会の中で ・・・
努力した人を評価せず、そのような価値観が優先される環境のままで、
激化していく新興国との競争に 勝ち残っていくのは難しい。
だから、現状のように、日本の優秀な技術者が、海外に流出して、
新興国の企業に負け続けているのが、日本経済の真実だ。
頑張ろうとする人の意思を遮断したり、上から押し付けたり、
足を引っ張ったりして、・・・頑張ったことが評価されない社会には、
今後は 「頑張ろうとする意思を持った人が出てこない」 と思う。
これは、大きな痛手だと思う。
このような状況が続けば、日本国も、日本企業も、個人さえも、
世界の競争には勝ち残ってはいけないだろう。
今、健全な価値観に基づいたサポートシステムが必要だと感じる。
皆が、ちゃんと、このことを認識していくことも大切だろう。