「 SNS 」 と 「 匿名性 」

2012年09月21日 | 社会 -

現在、10億人が利用していると言われている「SNS」。

( SNS = ソーシャル・ネットワーク・サービス )

ソーシャルメディアは、誰でもが利用できて、比較的安価だ。
産業メディアは、通常の「放送」「マス」メディアと呼ばれる。


  


自分のブログに、死後、本人のメッセージを掲載する著名人が増えた。

結婚や離婚もブログなどで発表したり、仕事関係の告知もする。
少し前には、不倫をツイッターで暴露したこともあった。

一般人が有名人を見かけたとつぶやいたり・・・それが、大きな話題に
なったりするが、時として、噂の出所の信憑性が定かではないのもある。



都合がよくて、のびのびと活動できる代わりに、
驚異的な波風をたたせるのが、「匿名のSNS」である。
この誰か分からない、「匿名性」というものが、実は・・・
驚異的な事実を公表したり、真実とは違う情報を産み出すことで、
大衆を動かしたり、一つの偽りの真実をつくりだすことも・・・。

今回の反日デモに即して、中国でもネットは広がっているので、
情報は常にSNSでもやり取りがされていたが、
その中には、匿名性の脅威が潜んでいた。
「日本では、在日の中国人をいじめている」とか、
「日本人は、滞在している中国人のお腹をナイフで刺した」とか、
そういう情報が流れていて、領土問題にのっかったカタチで、
このようなデマ情報が、ツイッターで、またたく間に広がったらしい。

まるで、「不幸の手紙」のようだ。

人々の心をまどわし、“あること” “ないこと” が 広がって、
いつしか本当のことのように、中国人の心の中に憎しみを植えつけた。
日頃の不満の矛先が、日本人に向けられたのだ。


  
 


SNSを使うことで、新しいものを産み出すこともある。
膨大な量のデータを、世の中に残し、情報をフリーユースすることで、
世界中に発信ができると同時に、豊かなデジタル記録集になることも・・・。

このブログを始めるきっかけも、まさにそうで・・・
稚拙な文章の中に、当時の想いが盛り込まれていて、
時々目を通しては、数年前の自分の心境に、涙することもある。
これは、私の歴史であり、財産であり、私を縛っていた現実でもあるのだ。



実際、「匿名性」には、長所と短所が、共存している。

しかし、あまりにも露骨で、悪質な情報発信は、「匿名」のことが多い。

ネット世界では、匿名性だからこそ、かかわれる掲示板もあるし・・・
匿名だからこそ明かせる真実もある。

けれども、誰もが責任を持てない「匿名性の脅威」に触れた時は、
一度、疑ってみるのもよいかもしれないと思う。


NYヤンキースのイチロー

2012年09月21日 | マイブーム -

このところ・・・イチローが結果を残していて、
すごく勇気づけられた。

NYヤンキースは、連勝を続けている!

思い起こせば・・・ちょうど、私が仕事上のことで、
“すったもんだ” していた時だったので、
とても嬉しかったなぁ。


移籍してから一カ月たった頃は、特に・・・
厳しい評価が独り歩きしたこともあった。
ベンチスタートとか、代走とか、
今までの固定観念を打ち砕かれる状況もあった。

しかし、連日のイチローは、そんなものになんて、
全く影響されない存在感がある。

打って、走って、盗塁して、打点をあげて、
そのうえ本塁打だ。


彼の “ 一つ高みにあがった考え方と姿勢 ” が、
周囲の見方を 徐々に変えている。

スポーツの世界は、「結果」に反映されないと、
彼らの努力が半減されてしまうかのように・・・言われる。
勝負の世界に生きる者だからこその苦しみであり、
味わえる喜びでもあるのだろう。

  


久し振りに、インタビューに答える映像が観れた。

白髪交じりのイチローが、まぶしかった・・・。