『冬眠まんざい』劇場入り。待ち時間に音響・島猛氏といろいろ打合せ。私と島君は『冬眠まんざい』のみの担当だが、なにしろこの公演は三本立てなのだ。後の二本『土佐源氏』『ある市井の徒』は交互上演になるけれど、『冬眠まんざい』は毎回上演される。……場当たり。照明・沖野隆一さん、生演奏・太田惠資さんとは、場当たりで決めていこうという方針だったので、短い時間の中で合わせていく。さくさく進める。……「「劇」小劇場」、という、考えてみると不思議な名前の劇場。ここでやるのは初めてである。というか、私は下北沢ではザ・スズナリ以外の劇場ではほぼ芝居をやっていない。例外は本多劇場だけである。圧倒的「スズナリ派」なのだ。スズナリで芝居をした数で言えばおそらくぶっちぎりに第一位なのである。さて、「劇」小劇場の敷地には昔「まんぷく食堂」があったので、以前にはこの劇場名は「まんぷく劇場」でも良かったのではないかと思っていて、本多一夫さんにもそう言ったことがあるが、やはり、「今日はまんぷく劇場にいてね」とは、なかなか言いづらいだろうな。……テレビをつけているとうんざりする。ここ数日の事故調でもあらためて明らかになっているように、どう考えても東電を現場から撤退させなかった菅直人元首相の功績は大きいのだが、それを認めさせまいとする、よくわからないバイアスが働いている。……そしてテレビといえば「タレント」と称する人達の内輪ネタ番組だらけの異常さ。我々が放射能でおしゃかになるかもしれない地域に住んでいるという厳然たる事実、忘れてはいけない「常識」は、徐々に薄めさせられようとしているのだ。
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