Blog of SAKATE

“燐光群”主宰・坂手洋二が150字ブログを始めました。

普天間基地佐真下ゲート前の「あんず食堂」

2012-10-24 | Weblog
今日はオスプレイ夜間訓練開始の報に、ちょっと夜は気持ちが煮詰まってしまった。昼間は伊江島でオスプレイがブロックをぶら下げた訓練というのもやって、それはほんとうに危ないし、住宅街の上を飛んだそうだから、下にいた方々の気持ちを思うと、いたたまれない。基地が住民に与える一種の「屈辱感」のようなものは、理解しがたい人にはなかなか伝わりにくいものかもしれない。横田基地の騒音が理解できない石原慎太郎のような輩には、とくにわかるまい。夜間飛行のオスプレイは写真で見ると左右の翼の端にそれぞれ赤と青の灯がともっていて、なんだか非現実的な絵柄だが、じっさいやつは沖縄の空を飛び、高江にも那覇新都心にも行ったようだ。そろそろ夜間も来るだろうとは思っていたが、ほんとうに来たのだ。平良夏芽氏によると「夜間訓練のヘリパイロットは暗視メガネをつけている。だから明るい光が当たると目が眩む。少し大きめの懐中電灯を照らすとMPがすっ飛んでくる。民間地で懐中電灯を空に向ける。ただそれだけで夜間訓練を阻止できるかも知れない。どこにも違法性は無い!」とのこと。
……青年劇場『普天間』今年11月後半からの公演の稽古が始まっているという。この劇に登場する家族のモデルは佐真下ゲート前で「あんず食堂」(写真)を営むNさんご一家である。あんず食堂は沖縄そば以外の定食(なかみ汁等)もあるが、ボリュームがある上に、ものによっては小さいそばもついてくる。そして、私は食べていないが、かき氷などの甘味が安い。かつて私はこちらでは、ソーキそばと焼きそば、じゅーしー(炊き込みご飯)を食べた。おいしい。昼食時はとくにいつもほんとうに繁盛している。しかしこの店のすぐそばでオスプレイが動いていると思うと、ほんとうに落ち着かない。
……青年劇場『普天間』は、某地方の根拠なき伝聞情報に基づくブログで「もともと5時間の脚本を、昨秋の公演では3時間に、そして会場の関係で休憩を含め2時間45分程度に縮めており」という誤った情報も出回ったが、さすがに私も「5時間の脚本」を書いた覚えはないし、ほぼ半分にしないと上演できないようなものを書くはずもない。デマは困ります。確かに上演バージョンよりは長いが、オリジナル戯曲は、未来社から刊行されていますので、ぜひ読んでいただきたいし、決して長くもないことも、確かめていただければと思う。

「普天間」戯曲は
 http://www.miraisha.co.jp/np/isbn/9784624700966
オスプレイの夜間飛行記事(沖縄タイムス)は
 file:///Users/G415/Desktop/沖縄タイムス%20%7C%20オスプレイ、配備後初の夜間飛行.webarchive
コメント
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