安倍首相が終戦記念日に合わせ、「自民党総裁として」靖国神社に「私費で」玉串料を奉納する意向を固めたという。自身の「参拝」は見送り、東京裁判A級戦犯が合祀された靖国神社への参拝に反対する中韓両国への「配慮」を示したわけだが、「参拝」という絵柄こそないが、内心を明らかにしたことにはなる。反発は必至。私はこの問題はまず「政教分離」を徹底すべきと思う。……「A級戦犯への参拝」が「戦後処理」を否定しているように見られることは、国際社会の常識。麻生ナチ容認発言がとどめをさしたように、安倍政権の歴史観は世界の「疑惑」を払拭するのは不可能だ。これだけ諸外国に叩かれても、まだ懲りないということだ。
安倍政権は「戦争のできる普通の国」になりたいという意志を隠さず、平和憲法を尊重しない。孤立の道を辿るのみだ。
……他国の軍隊と合同演習をする自衛隊員たちが「早く自衛隊を『軍隊』にしてほしい」と愚痴をこぼしているという話も、以前からよく聞く。昨日も知り合いから聞いた。自衛隊員たちは他国の軍人たちに一人前扱いされないことが屈辱なのだという。そういう話を聞いて、同情する人たちがいる。しかし、よく考えてほしい。自衛隊員たちのプライドを守るために、自分の子どもを戦場に送り出したいか。平和憲法を抱くゆえに勝ち得た他国からの信頼を、全て反故にするのか。平和憲法がどれだけこの国を守ってきたか、他国に評価されてきたか、あまりにも日本国内で知られていないのだと思う。だから最終的に自衛隊員たちも言うのだ。「決めるのはあなた方だ」と。文民統制を守ることは日本を守ることだ。
命を大事にすること、戦場に二度と子孫を送り出さないこと。その誓い以上の戦死者に対する「供養」はないと、私は思う。
安倍政権は「戦争のできる普通の国」になりたいという意志を隠さず、平和憲法を尊重しない。孤立の道を辿るのみだ。
……他国の軍隊と合同演習をする自衛隊員たちが「早く自衛隊を『軍隊』にしてほしい」と愚痴をこぼしているという話も、以前からよく聞く。昨日も知り合いから聞いた。自衛隊員たちは他国の軍人たちに一人前扱いされないことが屈辱なのだという。そういう話を聞いて、同情する人たちがいる。しかし、よく考えてほしい。自衛隊員たちのプライドを守るために、自分の子どもを戦場に送り出したいか。平和憲法を抱くゆえに勝ち得た他国からの信頼を、全て反故にするのか。平和憲法がどれだけこの国を守ってきたか、他国に評価されてきたか、あまりにも日本国内で知られていないのだと思う。だから最終的に自衛隊員たちも言うのだ。「決めるのはあなた方だ」と。文民統制を守ることは日本を守ることだ。
命を大事にすること、戦場に二度と子孫を送り出さないこと。その誓い以上の戦死者に対する「供養」はないと、私は思う。