安倍新内閣は、「日本会議内閣」「憲法改悪準備内閣」である。
在庫一掃内閣、閉店セール内閣、この世の見納め内閣とか、いろいろ言われているようだが、そんなかわいらしいものではない。
「教育勅語復活準備内閣」でも、あるようだ。柴山昌彦文部科学相は就任会見で、教育勅語に関し「同胞を大切にする、国際的協調を重んじるといった基本的な記載内容について現代的にアレンジして教えていこうと検討する動きがあると聞いており、検討に値する」と述べたという。
政府は昨年春、教育勅語を巡り「憲法や教育基本法に反しないような形で教材として用いることまでは否定されない」「政府として教育の場における活用を促す考えはない」との答弁書を閣議決定している。どっちが本当だ?
まったく言葉に重みのない人たちである。
教育勅語はアレンジなんかできない。
天皇は現憲法では「象徴」であって、国民を天皇の子とする教育勅語は憲法違反である。
話はそれだけで終わっている。
それにしても、新内閣メンバーが並んだ姿を見れば、死臭か腐臭か、よくわからないものが漂っている。
おそらくこれが、今の日本そのものである。
それが嫌なら、そうではない、という想像力を、示すしかない。
いつだって、平和を求める者たち相互の信頼から、はじめるしかない。