森達也さん(映画監督・作家・明治大学特任教授)の新著を読んでいる。「U 相模原に現れた世界の憂鬱な断面 」(講談社現代新書) である。いろいろと考えさせられる。
と思ったら、森さんの近未来SFロマン「チャンキ」の新装版が出る。森さん自身が「相当な傑作です」と言う。
こういう人を前にすると、私がいかに暇人なのかが、わかってくる。
ともあれ、明日(9/13)の『悪魔をやっつけろ』座高円寺2での東京追加公演夜19時開演の部は、この森さんをトークゲストにお迎えする。
U 相模原に現れた世界の憂鬱な断面 (講談社現代新書)
Uは私だ。植松聖を不気味と感じる私たち一人ひとりの心に、彼と同じ「命の選別を当たり前と思う」意識が眠ってはいやしないか?
差別意識とは少し異なる、全体主義にもつながる機械的な何かが。
「A」「FAKE」「i ‐新聞記者ドキュメント-」の森達也が、精神科医やジャーナリストらと語りあい、悩み、悶えながら、「人間の本質」に迫った、渾身の論考!