高円寺の劇作家協会事務所で午前中ずっと杉並区区民生活部の皆さんと話。座高円寺運営について区と協会はパートナーシップ協定を結んでいる。……事務所に残り、協会のあれこれを事務局メンバーと話す。続いて、座高円寺の地下にネット電波を拾いに行く。ロビーで佐藤信芸術監督と話。杉並の現状から原発や基地についてまで、怒濤のように話す。……さらに仕事。雑務。……夜、高遠菜穗子さんと「非戦を選ぶ演劇人の会」メンバーの話し合いに、終わりのほうだけ合流。彼女がイラクで人質になってからもうすぐ九年。十年単位で時があっという間に過ぎていることを、あらためて実感。……石原慎太郎・日本維新の会代表曰く「(日本は)自分の国を自分でさげすむ、バカな時代になった」。戦後の「平和」尊重の精神を蔑んできたのは彼ではないか。バカはおまえだ。憲法を押しつけられたとか、いつまで駄々っ子みたいに言うのか。憲法9条のせいで拉致被害者が見殺しにされたとか、理解力もなく、逆様にも程がある。「あんなものがなければ、日本は返さなかったら戦争するぞと、攻めていく姿勢で取り戻せた」。そんなに国民の血を見たいのか。拉致被害者家族たちの前でそれを言えるのか。自民党が政権に復帰した場合は、協力して憲法改正を目指すそうだ。普天間基地にいる米海兵隊を「大阪で引き受けてもいい」と言っていたはずの石原の片腕・橋下徹市長は、沖縄を訪れ、辺野古周辺を「視察」し「維新の会として代替案を持っていない」と、辺野古移設を容認。ほんとうに口先だけの男だ。恥を知れ。……彼らに悪口を言われている日本未来の党・小沢一郎議員は「核武装とか、『この国はけしからんからやっつけろ』とか。そんなことで国民の命と暮らしを守れるのか」。もちろん守れるはずがない。小沢がハト派になったのではない。「反戦」「平和」は、日本の戦後民主主義の原則だ。原則を守る厳しさから逃れないことこそ、勇気だ。憲法9条を抱き平和を尊ぶ精神が存在してきたことに対する「誇り」こそ、正当だ。マスコミは、世論調査の分析等の報道で、「民主・自民・維新」ばかりを言挙げするのはやめてほしい。それは報道ではなく「操作」だ。そして「民主・自民・維新」に、私の指摘する「誇り」は、ない。……パウエル元米国務長官は「若者の価値というのは日本の方が米国より貴重なんです。若者を草食系にさせておく余裕は日本にはないはず。日本の若者には強くなってもらわないといけない」というが、「反戦」「平和」を貫く勇気が保たれるならば、それを「弱い」とは、決して言わせない。
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1 コメント
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- 普天間、馬毛島 (cycad7)
- 2012-12-12 19:16:07
- 青年劇場の「普天間」を以前見させていただき、その中で馬毛島について述べられていることに感謝しました。ぼくたちはいま映画を作っています。
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