Blog of SAKATE

“燐光群”主宰・坂手洋二が150字ブログを始めました。

不義理

2018-10-16 | Weblog

福島みずほさん議員生活20周年のお祝い。

行けませんでした。呼びかけ人なのに、申し訳ありません。

盛況だったようで、何より。


20周年かー。

この20年、日本は大きく変わりました。


本人人気に負けず,社民党も、活発になっていただけたらと思います。今のこの国は野党が弱すぎるのです。

(私は支持政党は挙げない主義ですが⋯⋯⋯)

 

まあしかし、みずほさんのような存在がなくなったら、日本は闇です。

これからも、よろしく。言いたいこともずけずけ言わせていただきますが、勉強させていただくことも、ほんとに多々。

南西諸島、沖縄のことは、大事に考えていかないといけないと思います。

 

さて、我が身を振り返れば。

なにしろ自分が仕事に潰されている時期です。他にも不義理が山のように。

お許しあれ。

 

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大分劇作家大会まで、100日を切りました

2018-10-16 | Weblog

大分での〈劇作家大会〉開催まで、ちょうど100日を切りました。

未定のプログラムも、もう少しで固まると思います。

参加されたい皆さんは、まずはスケジュールをあけておいてください!

一月二十四日〜二十七日、そのうちの数日でも、ぜひぜひ大分にいらしてください。

こんなご時世ですから、安い行き方、安い宿もいろいろとあります。

参加費じたいは、四日全体で、なんと、たったの千円です。

ブログでこんなことをいうのはあれですが、SNSの時代、逆に、直接性の交流を図るこの機会の貴さを、ぜひぜひ体感して下さい。

 

協会・大会のスタッフの皆さん、私は自分の公演でしばらくはあまり働けませんが、合間を見て未決の事項は埋めていきましょう。

これから細かいツメの作業があります。

 どうぞよろしくお願いします。

 

写真は、九月三日、大分での記者会見の模様です。

 

⋯⋯⋯⋯

 

どなたでも参加できる・楽しめる演劇イベント《劇作家大会》、待望の大分開催!

原点に還る。
16世紀、キリスト教文化の中心地として栄え
「西洋演劇発祥の地」の記念碑が建つ大分。
古くから演劇を楽しむ土壌のあるこの地で
演劇の魅力と大分の魅力に出会い直すエキサイティングな4日間。
豊かな温泉を満喫し「うまいもん」に舌鼓を打ちながら、
演劇本来の楽しさと素晴らしさを思いっきり体感しよう!
 ── 大会テーマは「原点に還る。」


「よだきい」文化の大逆転!
大分には「よだきい」=面倒臭い・だるいという意味の方言があります。
ユーモアと皮肉に満ちた県民性を示す言葉です。
でもそれは、本質を見極める機知と、
心から面白いと思うものだけにこだわる貪欲さの裏返し
今大会では「よだきい」に隠された「劇的おおいた」の魅力を存分に探して、
それを惜しむことなく発信します!

会期
2019年1月24日(木)ー27日(日) 全4日間

会場
J:COM ホルトホール大分(メイン会場)
コンパルホール
平和市民公園能楽堂
iichiko総合文化センター
大分駅周辺の市街地、など

主催
日本劇作家大会2019大分大会実行委員会
一般社団法人日本劇作家協会
共催
J:COM ホルトホール大分
大分合同新聞社

参加登録
参加登録(来場予約)は12月1日(土)より承ります
*詳細は追ってご案内いたします

 

https://jpac2019-oita.org

 

 

 

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アフタートーク ゲスト紹介 ③ 寺尾紗穂さん

2018-10-15 | Weblog

アフタートーク ゲスト紹介 ③ 寺尾紗穂さん

『サイパンの約束』公演は、ゲストをお招きしたアフタートークがあります。

11月30日(金)アフタートークのゲストは、寺尾紗穂さん。

 

舞台監督の三津久さんが彼女の本と歌を紹介してくれた。

南島への関心に、共感。

 

「たよりないもののために」という曲が、素敵です。

なぜか上條恒彦の「ショーは終わった」を思い出してしまう。

 

 

寺尾紗穂さん(音楽家・エッセイスト) プロフィール


1981年、東京都生まれ。ピアノ弾き語りによる「御身」でデビュー。大林宣彦監督作品『転校生 さよならあなた』など主題歌提供やドコモ、無印良品などCM音楽制作も多く手掛ける。著書に「原発労働者」(講談社現代新書)、戦前サイパンにまつわる人びとを取材した「南洋と私」(リトルモア)、「あのころのパラオをさがして』(集英社)、「彗星の孤独」(スタンドブックス)ほか。ウェブ、新聞での連載多数。2018年4月より朝日新聞書評委員。

 

 

このアフタートークは、本公演のチケットをお持ちの方、ご予約の方はご入場頂けます。この日に観劇されていない場合でも半券や予約情報を示して下さればもお入りになれます。

 

http://rinkogun.com/Saipan_Tokyo.html




 

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沖縄県豊見城市長選、辺野古新基地建設反対の山川仁氏当選。

2018-10-14 | Weblog

任期満了に伴う沖縄県豊見城市長選挙が14日、投開票され、無所属新人で前市議の山川仁氏(44)=社民、共産、社大、立憲民主、自由、国民民主推薦=が当選確実。沖縄タイムス、琉球新報、琉球放送、ともに当確を出した。

山川氏は「オール沖縄」勢力が推し、玉城知事も支援した。もちろん辺野古新基地建設反対も明言している。日本会議に関わっている宜保前市長ら二候補を退けた。

同市長選は、玉城デニー氏が初当選した県知事選後、初の首長選挙。今後に繋がるだろう。

 

……知り合いの多い地区だけに、一安心。

仕事に戻る。

 

写真は、沖縄やんばるの、塩田跡。 

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アフタートーク ゲスト紹介 ② 前川喜平さん

2018-10-14 | Weblog

アフタートーク ゲスト紹介 ② 前川喜平さん

『サイパンの約束』公演は、ゲストをお招きしたアフタートークがあります。

11月28日(水) アフタートークのゲストは、前川喜平さん。

今の時代が、必要としている人です。

 

前川喜平さんが『九月、東京の路上で』を観に来てくださったとき

https://blog.goo.ne.jp/sakate2008/e/9efd84462353a36af0fa72d20ff36266

 

私が前川さんの講演会にうかがったとき

https://blog.goo.ne.jp/sakate2008/e/566757616429bfc45771048a81353105

 

 

前川喜平さん(現代教育行政研究会代表・元文部科学事務次官) プロフィール

1955年、奈良県生まれ。1979年3月東京大学法学部卒業、同4月文部省に入省。文部大臣秘書官、大臣官房長、初等中等教育局長などを経て、2016年6月文部科学事務次官。2017年1月退官。現在、福島市と神奈川県厚木市で自主夜間中学のスタッフを務める。現代教育行政研究会代表。著書に『面従腹背』(毎日新聞出版)など。 

 

このアフタートークは、本公演のチケットをお持ちの方、ご予約の方はご入場頂けます。この日に観劇されていない場合でも半券や予約情報を示して下さればもお入りになれます。

 

http://rinkogun.com/Saipan_Tokyo.html

 

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アフタートーク ゲスト紹介 ① 森達也さん

2018-10-13 | Weblog

アフタートーク ゲスト紹介 ① 森達也さん

『サイパンの約束』公演は、ゲストをお招きしたアフタートークがあります。

11月25日(日) アフタートークのゲストは、森達也さんです。

写真は、最初で最後の「 オウム事件真相究明の会」に、登壇されたとき。https://blog.goo.ne.jp/sakate2008/e/a9dd4fb5493f5dadde347d0e799c4d17

ドキュメンタリー映画『FAKE』について私が書いたもの ↓ https://blog.goo.ne.jp/sakate2008/e/16c1bcc8d6f8a8a79d638a5595191ce0


森達也さん(映画監督・作家・明治大学特任教授) プロフィール

1956年、広島県生まれ。オウム真理教を撮影した映画『A』、『A2』を公開。2011年『A3』(上下巻、集英社文庫)で講談社ノンフィクション賞を受賞。現在は映像・活字双方から独自世界を構築している。2016年、ドキュメンタリー映画『FAKE』で話題を博す。著書に『死刑』(角川文庫)、『「自分の子どもが殺されても同じことが言えるのか」と叫ぶ人に訊きたい』(ダイヤモンド社)、『ニュースの深き欲望』(朝日新書)など多数。


このアフタートークは、本公演のチケットをお持ちの方、ご予約の方はご入場頂けます。この日に観劇されていない場合でも半券や予約情報を示して下さればもお入りになれます。

 

http://rinkogun.com/Saipan_Tokyo.html

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頭の中ではサイパンにいます

2018-10-12 | Weblog

頭の中だけサイパンにいます。

写真は隣島のテニアンだけど。

5年前だし。

旧日本軍施設の中です。

 

逃げも隠れも出来ません。

立ち向かうのみです。

 

過去は過去の現実、という重さはありますが、その意味ではありません。

今、ここで上演される劇は、すべてが「現代劇」です。

 

現在を見るために、過去が必要なのです。

今は亡き人々に、出会わなければならないのです。

そして今わたしの目の前にいる人と、生きなければならないのです。

 

『サイパンの約束』。だてに難産ではありません。どんなに苦しくても、これからです。一番信頼できる仲間との仕事です。

http://rinkogun.com/Saipan_Tokyo.html

 

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勝手にリンクさせるな。

2018-10-11 | Weblog

沖縄タイムスによると、菅官房長官は米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設と在沖米海兵隊のグアム移転について「結果的にリンクしているのではないか」との認識を改めて示したそうだ。

そもそも十五年以上前、ラムズフェルドが沖縄の基地反対勢力の存在感に驚いたこともあって、海兵隊のグアム移転を決めたのは、アメリカだ。それに対して「引き留め工作」に等しいことをしてきたのは、日本政府だ。アメリカ側の資金凍結云々は、足元を見られているだけだ。日本側が毅然としていれば、少しでも日本から金を出させようかという発想にはならない。もともとアメリカ側は、司令部が動くなら、なるべく海兵隊の多くが共に移転した方がいいと考えていたのだ。当初の案では一万人以上の移動だったのだ。

日米両政府は2012年にグアム移転を普天間問題と切り離して進めると再確認しているのに、なぜ、日本政府の側からリンクさせようとする必要があるのだ。

とにかく、醜く、愚かである。「結果的にリンクしているのではないか」という言い方自体が、勝手に不安になってアメリカの言いなりになろうとしているわけだし、ここでこんな発言をすること自体が既成事実になってしまうということを何も考えていない。外交というものが何もわかっていない。

何かを間違えたときにもっと間違えて誤魔化そうとするという現政権のイズムは、もう終わりにしていただきたい。

 

ヤマトでもちゃんと怒りを表明するぞ。

もちろん、明日、会談があるというから、玉城デニー新沖縄県知事が、きっぱりけじめをつけてくれると思う。


【東京】菅義偉官房長官は10日の記者会見で、米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設と在沖米海兵隊のグアム移転について「結果的にリンクしているのではないか」との認識を改めて示した。県が反対する辺野古の新基地建設が進まなければ、日米間で合意しているグアム移転による基地負担軽減も難航する可能性を示唆することで新基地建設を迫った形で、県内から反発が強まりそうだ。

 玉城デニー知事は11日、就任して初めて上京する。12日までの滞在中に安倍晋三首相や菅義偉官房長官などと会談を調整している。菅氏は10日の定例会見で「日程が合えば会いたい」と述べ、首相との会談も調整中と明かした。

 菅氏は、旧民主党政権が普天間飛行場の県外移設を主張し、県内移設に回帰したことを念頭に、「移設問題が迷走して進展しなかった。その時に、米国の議会で、グアム移転事業にかかる資金支出が凍結された時期があった」と説明。

 その後、安倍政権下で仲井真弘多元知事から辺野古の埋め立て承認を得たことに触れ、「目に見える形で工事を進めた結果、資金凍結は全面解除された」とし、新基地建設とグアム移転が結果的にリンクしているとの認識を示した。

 日米両政府は2012年の旧民主党政権時代にグアム移転を普天間問題と切り離して進めると合意しており、整合性を問われる可能性がある。

 一方で、菅官房長官は、日米合意自体については「見直す考えはまったくない」として堅持する考えを示した。

 菅氏は15年のグアム視察の際などにも同様の見解を表明。今月7日のNHK番組では「(辺野古移設が)実現すれば、9千人がグアムをはじめ海外に出ていく」と発言した。

 

https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/328164

 

写真は、直接は関係ない話だが、昨年、辺野古の役場に貼られていた、米軍で働いてみないかという募集ポスター。


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「南洋の東京」ガラバン、そしてサイパン劇場

2018-10-11 | Weblog

かつて「南洋の東京」と呼ばれた、サイパン島のガラバン。 同島最大の市街地で、現在も観光産業の中心地である。

第一次大戦後、「砂糖王」 松江春次が製糖業を興した「南洋興発」の事業拡大にあわせ、多くの日本人が移り住むようになった。メインストリートの二丁目を中心に、市街地は碁盤目状の整然たる区画で、「南洋の楽園」とも言われた。

最盛期には、邦人人口が一万四千人を超えた。その七割が、沖縄から来た人たちである。

第二次世界大戦では米軍による爆撃の対象となり、街はすっかり消滅した。

この街の様子はサイパン戦を描いた映画『ウインド・トーカーズ』『太平洋の奇跡』等でも描かれているが、やはり違和感がある。

 

この町にあった「サイパン劇場」について調べている。

戦時下、在住者が映画『五人の斥候兵』を翻案した劇などもやっていたらしい。

この劇場について、どなたか知っている方がおられましたら、教えていただけると幸いである。

 

 

写真は冊子「海の生命線、我が南洋の姿」より。

左側の道(サイパン市庁通り)の正面にあるのは、埠頭の休憩所。その向こうの海は西太平洋、フィリピン海。

道から右、北側はガラパンの街、もともとはチャモロ族の街だったが、日本人たちが入植する。左は南ガラパン、もともとこの島に住んでいたカロリニアンが住む。
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藤田嗣治展には行かず

2018-10-10 | Weblog

藤田嗣治展が終わった。行けずじまいとなってしまった。没後五十年展である。

彼はまったく想像で多くの戦争画を描いた。「戦地に赴かなくても、ちゃんとした絵描きならチャンバラは描ける」と豪語していたとのことである。 

ノモンハン事件の後には戦死者の霊を慰めるために画を描いてくれと依頼されたという。真珠湾攻撃部隊によって撮影された写真を基に制作した作品もある。日本軍政下のシンガポールには赴いてパノラマ的な戦争記録画を描いた。 
 
彼の「アッツ島玉砕」は全国で巡回展示された。玉砕を美化し、戦意高揚に貢献したこの画の前には、賽銭箱が置かれ、人々は画の前で手を合わせたという。藤田は軍装で、直立不動の姿勢で画の傍に立っていたこともあるらしい。何かが乗り移ったようだった、という証言もある。藤田は、自分の画が拝まれる様子を見て、「これこそ快心作だ」と言ったともいう。 軍部プロパガンダの一翼を担ったのである。 ニューギニアもガダルカナルも、描いた。 
 

そして今回展示されていたはずなのが、「サイパン島同胞臣節を全うす」だ。伝聞に基づく「玉砕」の場面である。左端に鉄砲を構えた日本兵、中央部に自決を覚悟した女性と子どもたち、そして右端のバンザイ・クリフからの投身者など、「悲惨な物語」を、安直に一枚にまとめたものだ。

軍部の庇護を受け、負け戦であっても戦争を美化したのだ。反戦画とはいえない。無差別空爆に抗議したピカソの「ゲルニカ」とはまったく違う。

「臣節を全うす」とは、どういう意味か。臣民道徳をまっとうし、捕虜とならず、全員が死を選ぶ。『教育勅語』の最高の成果なのだろう。 

没後五十年だからここに転載しても著作権上は大丈夫なのかもしれないが、そんな気にはなれない。

仕事でサイパンの歴史に向き合う今、その「ホンモノ」が展示されているから見なければとは、ついに思わなかった。行きたくなかったから、行かなかったのだ。

 

 

没後五十年展の解説は、以下の通り。

明治半ばの日本で生まれ、80年を超える人生の約半分をフランスで暮らし、晩年にはフランス国籍を取得して欧州の土となった画家・藤田嗣治(レオナール・フジタ 1886-1968)。2018年は、エコール・ド・パリの寵児のひとりであり、太平洋戦争期の作戦記録画でも知られる藤田が世を去って50年目にあたります。この節目に、日本はもとよりフランスを中心とした欧米の主要な美術館の協力を得て、画業の全貌を展覧する大回顧展を開催します。

本展覧会は、「風景画」「肖像画」「裸婦」「宗教画」などのテーマを設けて、最新の研究成果等も盛り込みながら、藤田芸術をとらえ直そうとする試みです。藤田の代名詞ともいえる「乳白色の下地」による裸婦の代表作、初来日となる作品やこれまで紹介されることの少なかった作品も展示されるなど、見どころが満載の展覧会です。

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のど飴よりも「八時間」が気になる

2018-10-09 | Weblog
以前に乳児を議場に連れてきたことで厳重注意を受けた熊本市の緒方夕佳市議が、今度は同市議会の定例会で、「のど飴」を口に含んで質疑をしていたことで退席処分となった。彼女は議長に質問され「のどを痛めておりまして」と説明したが、「臨時休会」を提起する議員が続出。議会進行は約八時間止まって紛糾したという。
彼女が「咳がうるさい」などの指摘を受けていたのも本当だろうし、彼女が銘柄まで挙げて説明したように「龍角散のど飴」を「薬」として服用していたのであれば、「議会の品位」に関わる問題などであるはずもない。
この事件の、熊本市議会の差別性やいじめ体質は明らかだし、その問題点は多くの方のご指摘通りだ。他の国では咎められないという例もあった。
なめるのを、龍角散が発売している「飴をなめていることを悟られない」より小さなタブレット(写真)にしておけばよかったとか、議会の空気を読んでいたのであれば事前に飴の服用をことわっていればそのほうがよかったとかいう意見も、まあ、わからないではないが、それは些細な問題だ。
私はのど飴よりも「八時間」が気になる。
彼女は「市民からの請願」をめぐる質疑をしていたのである。それに対応しない議会に我慢できず体調をおして質疑したのである。議会は「議会の品位」よりも、議会本来の業務として、その請願の内容をこそ検討すべきではないのか。 
緒方市議に謝罪を書かせる暇があったら、彼女の「市民からの請願をめぐる質疑」を誰かに代読させたっていいから、とんとん先にすすめて、その内容について話しあうべきだったはずである。議員たちの誰かが「もうのど飴の話に時間かけるのやめようよ」となぜ言い出さないのか。進行を担うべき議長はいったい何をしていたのか。
ところが彼らは、ふだんなら午前中に終わるはずの議会を、八時間にわたって紛糾させた、というのである。
八時間、である。
暇なのか。
市会議員の多くが「専任」ではなくほとんど別な本業を持った人が選ばれている国もある。
熊本の市会議員たちは、明らかに暇である。こんな無駄なことに予定外の時間をさけるくらいには、のんびりしている。
この件は、そういう意味でも、日本の市議会、区議会の成り立ち自体が、問われているのではないかと思う。
 
 
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音楽

2018-10-08 | Weblog

ただ聴きたくて聴く音楽もある。

最近は頻度が減ったが、仕事をしていて調子が乗らないときに音楽を掛けることもある。最近頻度が減ったというのは、それはいつも仕事が調子に乗っているからなどではなくて、それ以前の混乱の中にいるからかもしれない。

聴くというより、ただ自分ではない何者かが通り抜けていることに、救われることがある。

 

ここ数年、音楽の専門家の方から、ご厚意で、私向けにセレクトして下さった曲のCDを、いただいている。

いつもお二人の素敵なカップルで、芝居を観に来てくださるときに、受け取るのである。

ありがたいことである。

思いがけず、どきっとするような曲がある。インスツルメントだと思っていると、歌が入ってきたりする。

その選曲は、必ずしももともとの自分の好みということではないわけだから、面白い。

いつのまにか音楽を掛けることなど忘れるくらいに集中しているようでないといけないのであるが、仕事始めになにがしか弾みがつくのは、事実である。

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プリンストン路上の招き猫

2018-10-07 | Weblog

招き猫マークである。

私が一年間だけいた大学演劇部の先輩というかOBだったSさんが、プリンストン大学の街中にあるパブリック図書館に向かう途上の地面で見つけたという、直径2センチほどのシールの写真。

PRINCETON CONSIGNMENT というのは、古着屋・古道具屋の類のお店の名前らしい。

このシールを、通りがかったSさんが、アスファルトの地面にあるのをたまたま発見し、面白く思って、写真をFBに載せた。それを見た私が、何しろ招き猫発祥の地・豪徳寺近くに事務所があるということもあって、興味津々となった(なにしろ豪徳寺じゅう、招き猫のマスコット的なお土産を売っている)。

Sさんが言うには、小さな子が貼っつけたのか、たまたま風にのって、Forrest Gump の羽根のように、ここまで来て、貼っついた。それをこうして面白がる私たちがいるというこの「へめぐり」そのものが、確かに、面白い。

Sさんはずっと海外で働いているのだ。ずいぶんお目にかかっていない。

 

ドイツの友人が大阪でレストランを開いたとき、招き猫を贈ったのだが、あれはどうやら毎年リニューアルしないといけないという説もあるらしい。いや、きっと商売上手の招き猫販売商戦なのであろう。

招き猫は、日本オリジナルなのだろうか。実は中国にもそういう伝承があったりして、みたいなことはないか。

ともあれ、この写真、もとのシールは二センチなのだという。プリンストンの古着屋・古道具屋がなぜこの商標を選んだのか知る由もないが、いろいろと想像が膨らむ。

この招き猫が面白いのは、尻尾が見えるところだ。

 

Sさんの劇団に一度だけ客演で出たことがある。三七年前のことだ。劇場は、もう今はない、渋谷のプルチネラというカフェ風の場所だった。その翌年、その渋谷の西武劇場(現PARCO劇場)で演出助手をすることになるのだった。なんだか大昔のことを、思い出していた。

仕事で頭の中がぱんぱんなので、そういうとりとめもない思い出が、かえってぐるぐる意識の周辺を巡っていたりする。

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宮古島の島酒

2018-10-06 | Weblog

豊見城在住で養護学校教員をしている甥っ子の結婚相手の父親は宮古島出身で、先月、私がたまたま沖縄にいることを知って、宮古島の島酒を持ってきてくれた。写真のパック詰めは宮古島からの原酒を南城市の工場で割って飲みやすくしてパック詰めして売っているというハイブリッド?なのだ。これは確かに飲みやすい。その後宮古島から同銘柄の純島酒版も送られてきていてありがたいのだが、それはまだ飲んでいません。なんにしても有り難いことである。

宮古島には高い山がない。時として水不足に悩まされ、地下の水資源に頼るしかない。貴重な命の水なのだ。水難の危機と隣り合わせの宮古島、その水源地の上に位置するところに自衛隊基地が建設中である。それだけとってもいいことのはずはない。

玉城デニー知事の新体制沖縄は、南の島々の自衛隊配備のことも必ず見直してくれると信じよう。

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五輪ボランティアと「金属供出」。倹約を重ねた上での3兆円予算は、いったい何に使う費用なのか。

2018-10-05 | Weblog

2020年東京五輪・パラリンピックに関わる経費について会計検査院が調べたところ、国の支出は約8千億円で、大会組織委員会が最新の予算として示している1兆3500億円に含まれる経費以外に、約6500億円が計上されていたことがわかった。開催までにさらに費用は膨らむ見通しで、総コストは三兆円に達する可能性があるという。

表彰メダルをリサイクル貴金属で作る東京五輪・パラリンピック組織委員会の計画では、必要なメダル数は、金銀銅で合わせて5000個程で、金だけで約40キロ、銀約4900キロが必要という。

銀が大幅に足りないとして環境省が秋から小中学校に協力を呼びかけ、廃家電などのリサイクル貴金属の回収を強化するという。使用済みの携帯電話やパソコンとかである。回収ボックスを設置している学校は本当にあるのだろうか。

それにしても戦時中の「金属供出」と同じである。そんなに金がないならオリンピックなどやらなければいいのである。

五輪・パラリンピックのボランティアも募集されているが、「10日以上の活動が基本」「宿泊は自己手配、自己負担」という。必要なボランティアは大会組織委員会、東京都の募集分を合わせ、11万人に上るという。

条件は開催時に18歳以上だから、大学生・専門学校生が多く見こまれている。文部科学省とスポーツ庁は七月、全国の大学や高等に対し、20年夏に学生がボランティアに参加しやすいよう、授業や試験日程を弾力的に変更できることを通知した。この「特例措置」通知を受けて、明治大、立教大、国士舘大などが 2020年の五輪期間中の授業、試験を取りやめることにした。ボランティアの研修などで授業を欠席する場合は「公欠」とすることも決定したという。

東京五輪のスポーツドクターの仕事依頼も「無償」という条件だったりしているという。専門職までボランティアで賄おうとしているのだ。

 

では、倹約を重ねた上での、その「1兆3500億円+約6500億円」は、いったい何に使う費用なのだ。

 

「東京五輪 学生ボランティア応援団」という謎の組織は、「東京五輪組織委員会の皆さんは、私たち学生に、やりがい溢れるボランティアの機会を与えてくださろうとしています。日本には昔から、「若いうちの苦労は買ってでもしろ」ということわざがありますが、この貴重な機会を、組織委の皆さんはなんと無料で提供してくださるのです!! こんな機会、ほかにあるでしょうか? 」という。よくよく読めば、「就職にも直結するのは確実です。東京五輪のスポンサー企業には、日本・世界を代表する名だたる大企業が連なっています。 東京五輪でのエピソードをESや面接に盛り込めば、内定間違いありません! 」というのである。

学徒動員をイメージさせるボランティア募集CMも評判が悪かったが、なんとも世知辛い。

 

いまやネットでなんでも世界中に発信されてしまう時代である。日本の段取りの悪さ、杜撰さ、金銭へのせこさは、五輪によって、よりいっそう知れ渡ることになる。

今からでも遅くはない。やはりオリンピックは中止にして、「英断の出来るスマートな国」として、イメージ改善を図るべきであろう。

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