黒柴ひめちゃんの葛塚村だよりⅢ

葛塚城堀之内に住んでます。毎日歩いているひめちゃんとおかあさんの見て歩きです。時には遠くにも出かけます。

足利紀行総集編・紅葉の樺崎八幡宮

2019-10-23 20:47:10 | 足利紀行

やっと晴れました

ひめちゃんは獅子丸と、堀之内を北に出ました。

堀切跡から岩神沼に出ようとしたとき、ひめちゃんは何かを見付けました

小学生が2人、集合場所に向かうようです。

じっと通り過ぎるのを待ちます。

行ってしまってから、岩神沼(いわがみぬま)の方に上ります。

沼は静かでした。

赤城山もきれいに見えます

おかあさんは、今日はあの赤城山に行ってきました。

記事は後日に

 

 

 

(2018年)12月4日、前日の雨で地面が乾かず、草むしり予定が不可能になりました

そうだ、樺崎(かばさき)に行こう

足利鑁阿寺(ばんなじ)の北門を出てすぐに、鶉の鳴かぬ里・樺崎の話がありました。

気になっていたのです。

 

足利の町を抜けて「北の郷農産物直売所」を目指します。

直売所を過ぎると、途端に道が狭くなります。

少し行くと、鳥居が見えてきました

樺崎八幡宮(かばさきはちまんぐう)、りっぱな神社です

 

銀杏が散ってます。

なんだか、ツツジが咲いているようです。

 

社務所からおじさんが2人出てきました。

「こんにちは

「こんにちは。御朱印は入らないだろうね。」

「え、御朱印いただけるんですか 御朱印ください 」

おじさんたちは地区のお当番さんでしょうか、帰る所だったようです。

ジャストタイミングでした

御朱印と一緒に「銀杏を拾っていいよ。」と、ビニール袋もいただきました。

 

社殿の階段脇には銀杏の実がいっぱいです。

 

「ツツジが咲いていますけど、毎年今頃咲くんですか

「いや、今年だけだよ。何か狂ってしまったらしよ。」

 

階段脇に樺崎八幡宮の説明板があります。

いくつか説明板がありましたが、これが一番わかりやすいかな。

鑁阿寺(ばんなじ)の鑁阿とは、足利義兼の号だったのですか

彼は晩年ここに住み、ここで入寂したのです

 

社殿への階段を上り振り返ると、浄土式庭園がいい感じです。

ツツジの花は少し小ぶりのようです。


浄土という言葉に似つかわしい雰囲気がただよってます

足利義兼が奥州征伐に行って、平泉の浄土式庭園に感動して作ったと言います。

平泉を蹂躙してきた結果とは、ちょっと悲しいです

 

さて、拝殿で参拝です。

拝殿で参拝した後、裏に回ります。

壮麗な建造物です

 

脇に説明板がありました。

足利義兼が祀られた赤御堂への石段跡が発見されたとあります。

石段の向こうに本殿が映ってます。

現在の壮麗な本殿とは違う、うらさびれた色のない建物です

貴重な遺跡として復元されたのですね

 

(続く)

 

 

 

 

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足利紀行総集編・良縁を願って織姫神社

2019-10-20 22:22:25 | 足利紀行

夕方、ひめちゃんは、七海ママと南の方にお散歩に出ました。

向こうから、赤柴の小太郎くんがやって来ます。

ひめちゃんは、「あそぼ」の姿勢で待ちます。

ところが、小太郎くんはひめちゃんには目もくれずに、シッポを振ってママに一直線です

ママもまんざらではないようです。

ひめちゃんは、「あたちの方が若いのよ」と割り込んで、小太郎くんと絡みます。

三つ巴でちょっと遊んで、バイバイ。

ママが発情中のはずはないのですけど。

 

 

 

(2018年11月20日)鑁阿寺界隈のあと、織姫神社を目指します。

途中、香雲堂本店に寄って、古印最中を購入します。

店の脇にミニチュアの織姫神社があって、うまく時間が合えば扉が開いて織姫様と逢えるようですけど、今回も逢えません

まあ、そのうちに、捲土重来を期しましょう

ここの路地を上ると、織姫神社下の信号に出ます。

229段の階段は今回はパスでーす

上の織姫公園駐車場を目指します。

工事中の所や細い道もありましたけど、なんとか到着。

駐車場からすぐ境内に入れました

でも、少し階段を降りて正面から参拝です。

階段脇に説明板がありました。

階段の灯籠の模様は、足利銘仙の模様ですね

 

階段を上り、関東平野を一望します。

冬の晴れた日には富士山も見えそうです

 

さっきの説明板に、美しい朱塗りの社殿は、昭和12年に完成したとありました。

小学校の旅行で来た記憶があります

それ以来、何十年ぶりでしょう。

 

社務所によって御朱印をお願いします。

社務所は朱塗りではなく、落ち着いた感じで、いわゆる神社という感じでした。

 

 御朱印は何となく織物のイメージです

「織」の文字は、機織機(はたおりき)のようにもみえます

 

さて、朱塗りの拝殿でお参りです。

階段脇に縁結びの神としての御利益があります。

よき人と縁結び、よき健康と縁結び、よき知恵と縁結び、よき人生と縁結び、よき学業と縁結び、よき仕事と縁結び、よき経営と縁結び

すごい御利益です

とにかく良縁を願って参拝です

 

もう一度関東平野を一望します。

 

足利県立自然公園の案内図があります。

 

 

駐車場に戻る途中、両崖山の表示があります

 

ハイキングコース2Kmとありますが、なまやさしものではなさそうです。

気軽にハイキングできそうだった菱ハイキングも、けっこう大変でした

歩き終わった爽快感達成感はいいものでしたけど。

それなりの準備をして、そのうちにぜひ行かなくては。

 

その理由は、ひめちゃんちの家族は葛塚城堀之内に住んでいるからです。

葛塚城は、山上氏が居住していたとされます。

山上氏は藤姓足利氏です。

藤姓足利氏は、女堀の失敗の後、その本拠を淵名からに足利に移し、両崖山に築城したといいます。

こんな訳で、まあ一度は行ってみたい両崖山なのです

 

 

追記

まだ、両崖山には行けていません。

雪の降らないうちに行けるといいのですけど。

 

 

 

 

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足利紀行総集編・赤ちょうちんの閻魔堂

2019-10-19 19:32:23 | 足利紀行

夕方、ひめちゃんは小次郎パパとお散歩に出かけました。

後ろから、天真爛漫な子がやって来ます。

獅子丸は、実家には先住犬(?)がいっぱいいるのに、全く遠慮ということがありません

七海ママとひめちゃんは、時折行き会っていましたから、ママ&きょうだいとずーと思ってきたでしょう。

小次郎パパやおねーちゃんたちのことも、ずーと覚えていたのかも知れません。

生まれた家のことを、ずーと覚えていたのかもしれません。

でないと、この全く遠慮の無い天真爛漫さは説明できません。

 

パパが立ち止まります。

パパは体調を崩して、幾日も食欲がありませんでした。

やっと、昨日あたりから食べられるようになりました

動物病院のお薬も、あと1回で飲み終わります

ひさしぶりに、ひめちゃんとお散歩に出ました。

ひめちゃんも、立ち止まります。

パパが一緒なので、絡まずに先に行ってもらいます。

嗣子くん、遠慮無くおやつをねだってます

 

 

 

(2018年11月20日)鑁阿寺から、「たかうじ君駐車場」に戻ります。

途中、観光案内にあった利性院(閻魔堂)に寄ります。

南のお堀沿いに歩き、突き当たりの信号をわたります。

道の右側にあるはずです。

 

ありました

目立つ赤ちょうちんと真っ赤な請願成就ののぼりがありました。

 

細い路地を入ります。

新しくきれいなお堂です

右側に駐車できそうです。

 

説明板もありました

 

 


閻魔様(の頭)は古いもののようです。

こんにちは

 

わりあいに落ち着いた感じの閻魔様です

 

説明板にしたがって、お堂の後ろに回ります。

まず石宮と閉ざされた小さなお堂が眼に入ります。

 

この左側のフエンスにもう一枚の説明板があります。

古老による伝承では、この地は元亀元年(1570)の頃、足利長尾氏の城下成敗場として「罪人の償い」を行ったところと言われ、刑場の跡地に六地蔵を祀り、さらに閻魔堂が建てられたと伝えられています。

とあります。

 

さもありなんですね。

六地蔵石幢の地蔵様たちがが、ちょっと荒削りワイルドな感じがしているのも納得です。

六地蔵の下に卍があります。

何か強い祈りのようです。

下の文字は読み取れません。

 

町中なのによく残りました。

足利長尾氏の最後の当主は、由良家からの養子でした。

戦国時代には足利長尾氏の城下町だったこともあるのですね。

最初の足利長尾氏の居城は、渡良瀬川沿いの勧農城(かんのうじょう)でした。

しばらく前に行ってきました

 

 

 

 

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足利紀行総集編・紅葉の鑁阿寺境内

2019-10-18 15:02:22 | 足利紀行

今朝、ひめちゃんと獅子丸は、久しぶりにレインコートを着てのお散歩となりました。

堀之内の西を歩いて来ました。

帰りがけに、通学児童(黄色い帽子の集団)の交通指導係、旗ふりおじさんの車を見付けました

ひめちゃんはそわそわ、落ち着きをなくし及び腰になります

急げや急げ、子どもたちが来ないうちに帰ります

 

 

 

逆藤天満宮(さかさふじてんまんぐう)から、鑁阿寺北門を入って戻ります。

出るときは全く気にしていませんでしたけど、風格のある門です

 

右手の蛭子堂(ひるこどう)に参ります。

説明板によると、足利忠綱は足利義兼の妻・北条時子との不倫を疑われたのです

時子は自刃し、ここに祀られ、安産の神になったのです

 

隣には石造物がたくさんまとまっていました。

 

その隣は、大黒天を祀った校倉(あぜくら)です。

 

その隣は、大酉堂(おおとりどう)です。

説明板によると、

元来足利尊氏を祀るお堂で、甲冑姿の木造尊氏像があった。尊氏逆賊の皇国史観を避けて、尊氏像は本坊に移し、大酉大権現を祀った

とあります。

 

さらにその西には御霊屋(みたまや)と称する墓所があります。

説明板に、

本殿に源氏の祖を祀り、拝殿に足利十五代将軍像を祀る

とあります。

 

南の方に歩くと、再び大銀杏見えます

 

西門を出ます。

西門の両サイドには、しっかり土塁があります

 

堀の外を歩き、再び南の太鼓橋を渡り、楼門をくぐります。

 

大銀杏の脇を通って、東門に向かいます。

大銀杏は、縁結びの御利益もありそうです

来世の良縁をしっかりお願いします

 

東門です。

 

今回は鑁阿寺の四つの門、すべてを廻りました

この日(2018年)11月20日は、お堀にずいぶん多くの鴨と鯉がいました

これから、閻魔堂によって、たかうじ君駐車場に戻ります

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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足利紀行総集編・足利忠綱ゆかりの逆藤天神

2019-10-15 20:21:16 | 足利紀行

今朝もはっきりしないお天気でした。

ひめちゃんは獅子丸と、堀之内を北に出ます。

赤城山には、雲が沸き立ってきます。

途中の道ばたに、ムラサキシキブの実が色づいていました。

ムラサキシキブの前で、「にっこり獅子くん」してくれるとよかったんですけど。

 

 

 

鑁阿寺本堂にもしっかりお参りして、御朱印をいただきます。

 

 

その後、裏手にも回ってみます。

本堂の脇に稲荷神社が見えます。

 

 

北門を出てすぐに、逆藤天満宮(さかさふじてんまんぐう)がありました。

 

 小さな社ですが、説明板もあります。

 

建久7年(1196)に足利忠綱が思いもよらない嫌疑をきせられ無実の罪が晴れるように祈願のおり、天満宮の社前に逆さに挿したまま置き忘れた鞭代わりの藤が芽を吹き大木になった

とあります。

 

足利家守護とは、どちらの足利家でしょう?

忠綱が祈るのだから、元は藤姓足利氏が祀ったのでしょうか?

鞭代わりとは、馬に使う鞭でしょうか?

 

馬はどこにつないだのでしょうか?

もちろん境内は今よりずーと広かったことでしょうけど。

でも、近すぎます。

嫌疑をかけられたのは、たぶんすぐ前の(源姓)足利氏宅つまり鑁阿寺の所です。

早くもっと遠くに逃げなければ

この右手の藤でしょうか?

 


いきなり黒塗りの本殿です。

 

本殿の額は逆藤天神です。

榊(さかき)があがってます

 

 

足利忠綱はやはり下野(しもつけ)の武将です。

皆沢八幡宮の説明板では、無理して上野(こうずけ)の武士とありますけど。

忠綱の終焉の地は定かではありませんが、彼は上野山上の竜奥(たつおく)に逃れたという説もあります。

その竜奥は、上野国山上の葛塚城ではないかという説もあります。

ひめちゃんちは、葛塚城堀之内にあるのです。

残念ながら、山上に忠綱の伝説伝承はないようです。

 

ご縁のある神社です

ここを込めて、2礼2拍1礼です

 

 

鑁阿寺の北門に戻ろうとしたら、気になるものがありました。

何だろう?

 

ウズラでした。

樺崎(かばさき)で、ウズラが鳴かなくなったわけの昔話が書かれています。

ある夜、足利義兼の枕元に少女が現れた。少女は吉兼の捉えた鶉で、毎日歌っているのは親と引き離され悲しくて泣いているのだと訴えた。吉兼は鶉の願いを聞き野に放つ際、「良い声を聞くとまた飼いたくなる。この里ではもう鳴くな」と諭す。それから樺崎では鶉の鳴く声が聞かれなくなり、「鶉の鳴かぬ里」といわれるようになった。

 

樺崎は、樺崎八幡宮のあるあたりです。

これは、行ってみなくてはなりません

 

追記

2018年12月4日、樺崎八幡宮を訪れました。

記事は後ほど、お楽しみに

 

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