黒柴ひめちゃんの葛塚村だよりⅢ

葛塚城堀之内に住んでます。毎日歩いているひめちゃんとおかあさんの見て歩きです。時には遠くにも出かけます。

その名はぜんしょうじ(艮場山善勝寺)・その1

2021-09-22 20:55:50 | 群馬県・中毛

ひめちゃんと獅子丸は、堀之内を北に出ます。

高縄の集会所付近・東柴の田んぼを歩きます。

今朝は微風があるのか、雀よけのカイトが舞っています

蕨沢川を西に渡って、諏訪神社脇を帰ります。

コスモスが満開です

 

 

ひめちゃんちのある旧勢多郡新里村には、善昌寺という古刹があります。

善昌寺縁起というものも存在しますが、本当の由緒はどうもよく分かりません。

手がかりを求めて、力丸城趾の善昌寺を訪問したこともありました。

字は違っても、前橋市端気町に禅勝寺(ぜんしょうじ)があります。

行ってみましょう。

 

艮場山善勝寺(ごんじょうさんぜんしょうじ)の参道を入ると、いきなり大きな石造物です

きっと古刹なんでしょう

少し直進して駐車場に入場です。

見上げると、おや大仏様だ

 

 

山門も見えますけど、まずは大仏様のほうへ行ってみます。

 

合掌

 

善勝寺大仏建立趣意書があります。

このお寺のご本尊、仁治二年(1243)鋳造の鉄造阿弥陀如来坐像にちなむ大仏様ですね。

 

後ろのお地蔵様&十二支のみなさん、かわいいです

あまりのかわいいさに、みんなの姿をそれぞれカメラに収めます。

 

ネズミとお地蔵様、ネズミが肩にもいるのがいいですね

 

たのもしそうな牛です

 

虎は、制御するのが大変かな

足の爪が大きい

 

兎もかわいい

あれ、お餅をついてるかな?

辰は、石を生かしてうまく表現しました

蛇も大蛇ではなく、かわゆく表現です

 

おおきな馬(午)です

表情豊かそうです。

 

みなさんの中心にいるのは、勝道上人(しょうどうしょうにん)です。

日光開山の勝道上人です。

勝道上人の開山ということでしょうか

同じく赤城南面、富士見の珊瑚寺も勝道上人の開山と言うことで、その像がありました

 

羊はぐっと小さくなります

 

石を生かした猿とお地蔵様です

 

鶏とお地蔵様です

お地蔵様、何を叫んでいるのかな?

 

犬とお地蔵様、仲良く肩を組んでます

 

イノシシが、筍をねだってます

 

十二支とお地蔵様、何か微笑ましく仏教の世界に触れられそうです

 

隣には、苦行釈迦像です。

ちゃんと、仏教の世界になってます

 

大仏様とかわいい十二支&お地蔵様、参拝が楽しくなります

 

 

(つづく)

 

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色鮮やかな時沢不動堂

2021-07-14 21:30:48 | 群馬県・中毛

ひめちゃんと獅子丸は、堀之内を北に出ます。

ひめちゃんが立ち止まりました。

タバサねーちゃんと小次郎パパが追い越して行きます。

ひめ、お先に

 

岩神沼には、今朝も誰もいません

 

高縄の摩崖仏にも寄ります。

覆屋が出来る前は、もしかしたら直接に風雨を受けていた?

窪みではなく、岩面に直接彫られてる

よくぞ持ちこたえました

合掌

 

朝のガーデンパトロールで、ヤマユリを発見

切り花にすると、花粉が悩みの種になるとか。

ヤマユリの花粉は、付着すると落ちないと嘆く人もいます。

でもでも、素晴らしい百合の女王です

 

 

時沢神社の後、付近でもう一ヶ所立ち寄ります。

時沢不動尊です。

山門の仁王様と隣のお寺(明王山安楽寺)山門の宝塔が、前橋市指定重要文化財です。

 

宝塔は、さりげなく置かれています。

中世法華経信仰の遺物ですか

 

「富士見かるた」もあります。

このあたりは、不動堂村だったんですか

 

さて、仁王様の山門を通って、お不動様に参拝です。

仁王様は残念ながら、金網越しのご対面です。

 

山門をくぐって、境内を流れる川・不動川の明王橋を渡ります。

 

あれ、どこかで見たような形のお堂です

 

鮮やかな彩色が残ってます。

鮮やかな緑の竜です

優しい色合いの獅子です

不思議な色感覚です

 

不動堂の額があります。

 

お不動様は、あの厨子の中かな?

合掌

 

それにしても、鮮やかな不動堂です

もしかしたら、寺院はこのように赤い空間だったのかな?

 

不動堂の西には、墓地が広がります。

 

墓地の西に見えるのは、榛名山です。

 

墓地の北に見えるのは、赤城山です。

ひめちゃんちのあたりから見えるのと、かなり違う姿です

 

また仁王門を通って帰ります。

あれ、下の方からカメラの先が入ります

失礼します

全身は映りませんでした。

でも、直接のお姿は有り難いです

さようなら

 

県道101号線に出て、赤城の大鳥居を目指します。

ここからの姿も、見慣れた赤城山の姿ではありません

大鳥居を横目に、右折して帰ります

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三体の双体道祖神・時沢神社

2021-07-13 20:05:01 | 群馬県・中毛

ひめちゃんと獅子丸は、岩神沼に到着です。

赤城山は、まだ霞んでいます。

カモ親子の姿は、今朝もありません。

 

さらに上の新沼&童沢貯水池に足を延ばします。

新沼は、普通の沼に戻っていますけど、誰もいません。

 

隣の童沢貯水池はどうかな?

あちゃー、まだみどり沼だ

でも、向こうの高木にサギの姿があります

何羽もいます

サギさんは、みどり沼気にしてないのかな?

 

ひめちゃんちのヘメロカリスも、そろそろ最終章が近くなってきました。

今朝一番目立った花です

 

 

 

6月1日、「赤城の大鳥居の南はどうなってるんだろう?」と、ちょっとドライブしました。

大鳥居から少し下ると、右手に時沢神社です。

大分お疲れの鳥居です

 

鳥居脇には、真新しい「富士見かるためぐり」です

 

二の鳥居の額も時沢神社です。

そうすると、ずーっと時沢神社で、よその神様を合祀しなかったのかな?

 

振り返って県道101号線です。

右に行くと、赤城の大鳥居に至ります

左は前橋市内、細井神社も少し南にあります

細井神社は、上野国山上の行仙上人著『念仏往生伝』に登場した細井尼の面影を訪ねて、参拝したがあります

 

おや、本殿は南向きです

鳥居は何らかの都合で西に移動したかな?

 

なんともクラシックな社殿です。

赤いトタンの下は、茅葺きかな?

本殿は、かなり奥深いようです。

2礼2拍1礼です。

 

右回りに社殿を廻って見ます。

本殿は、奥深い所にありました。

 

本殿裏からです。

本殿西側からです。

派手ではないけれど、しっかりした社殿です。

 

西側に、目立たなく双体道祖神がまとまってます

 

左のお二人です。

宝暦の年号が見えます。

右が男神、左が女神ですね。

 

真ん中のお二人です。

やはり、右が男神、左が女神です。

なごやかなお顔です。

 

こちらも、右が男神、左が女神ですね。

女神がふっくらしています

 

説明板があります。

みんな18世紀中頃のものです。

かつては、道ばたで、赤城山を目指す人々を見守っていたのでしょう

お疲れ様

 

杉木立の中を帰ります。

さようなら

双体道祖神の皆様、ちょっと道から離れてしまったけれど、道行く人々をお守り下さいね

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巨大な石棺にこんにちは(綿貫不動山古墳)

2021-03-15 16:53:02 | 群馬県・中毛

ひめちゃんと獅子丸は、堀之内を北に出ます。

小次郎パパとタバサねーちゃんが追い越して行きます。

今朝の赤城山の地蔵岳は、頂上が冠雪しています

 

 

群馬県立歴史博物館で、剛志天神山古墳の犬埴輪に逢ったあと、近くの不動山古墳に寄ります。

博物館には、ここから出土した大きな円筒埴輪がありました。

 

実は昨年の2月、ここを訪れています。

博物館の講演会を聞きに来ましたけど、コロナ禍の為に中止でした。

付近をウロウロしながら帰りました。

残念ながら、カメラを忘れて映像はありません。

でも、博物館で大きな円筒埴輪をみて、寄った記憶がよみがえりました。

 

古墳東の空き地(?)に駐車です。

大きなお地蔵様が見えます。

こんにちは

去年お目にかかったはずですけど、記憶にありません。

初めましてで、よろしく

念仏供養とあります。

地域の人びとが、念仏を称えて祈りを捧げたのですね。

どっしりとたくましいお地蔵様です。

落ちている赤い椿1輪、はかなく美しい

 

墳丘上にお堂があります。

 

参道の階段左に、説明板です。

上州綿貫不動尊です。

御利益は開運・厄除、火伏ですね

舟形石棺があるのですか

記憶にありません

去年寄った時は見ていないのでしょう。

「山までは見ず」で帰ってしまったのでしょう。

 

階段途中に、図入りの説明板があります。

古墳時代の五世紀後半に造られた前方後円墳です。

全体の墳形がよく残っており、まわりに濠もまわっていたことが分かります。西に前方部、東に後円部があり、北側のくびれ部には、方形の造り出しを作ってます。

後円部の上に後の時代に不動尊をまっていることから不動山古墳と呼ばれています。

後円部は造られた時より、大分削平されているようで、舟形石棺の身部が残されています。蓋は不明です。おそらく後円部に遺骸を納めた主体部があったのでしょう。

 

石棺は掘り出したというより、元の位置の土がなくなって出現したということかな?

 

不動堂で参拝です。

合掌

 

さて、お堂の裏に回ります。

ありました、こんにちは

大きいです

巨大です

何人かが一緒に眠れますね

合掌

去年は、どうして気づかなかったのでしょう

カメラを忘れたので、気もそぞろだったのかな?

 

傍らには、首のないお地蔵様が

合掌

 

入り口を護る大きなお地蔵様の背中を見ながら帰ります。

赤い椿の落花、そこはかとない哀愁を誘います。

 

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(剛志天神山古墳)犬埴輪に逢いに

2021-03-13 14:39:21 | 群馬県・中毛

降りしきる雨の朝です。

ひめちゃんは、ビンボーカッパでお散歩です。

雨にも負けず歩きます

 

庚申塚古墳を廻って、帰ります。

双体道祖神、今朝はしっかり手を握り合っています

 

七海ママのお墓は、無事でした

近くに、まるでピチピチギャル「ななちゃん」のような椿が開きました

 

 

 

群馬県立歴史博物館の「新・すばらしき群馬のはにわ」展に行ってきました。

お目当ては、(旧境町)剛志天神山古墳出土の犬埴輪です。

 

やはり太田塚廻り古墳出土の彼が、中央にいます。

左にある鳥埴輪が、剛志天神山古墳出土の鶏です。

犬埴輪と一緒に出土しています。

一緒に展示されると期待してます。

 

予約時間に無事入館できました。

平日なのに駐車場は混雑していましたけど、博物館の入場者は多くはありませんでした。

 

まず、塚廻り古墳群のはにわたちです。

やはり、彼が目立ちます

本物は文化庁蔵ということで、里帰りはしていないようです。

 

当時最速の乗り物だったという馬、最高級の馬具に飾られています

 

さてさて、お目当ての犬埴輪は何処に?

東京国立博物館から里帰りしていたのは、家形埴輪や武人埴輪など8点でした。

犬埴輪は帰ってきていないようです

 

犬埴輪は何処に?

ありました

なんと出口近くです。

逢えて良かった

でも、なんとなく目が違う

 

後ろを振り向くと、剛志天神山古墳の鶏です

当館蔵ですって

ええッ、どうして鶏さん置いて行かれたの?

 

剛志天神山古墳の埴輪の出土状況は、『犬の考古学』(かみつけの里博物館)にあります。

 

鶏は中央に、犬は3頭いたのです。

そして、犬埴輪の写真です。

今回の子と比べると、目がちょっと違うかな?

他の部分は、よく似ていますけど。

 

こちらは、かつて日本犬保存会会報表紙を飾っていた、「剛志天神山古墳出土の犬埴輪」です。

これは本物の写真です

 

ちょっとこだわりの、犬埴輪観察でした

 

不動山古墳の円筒埴輪、大きなみごとな埴輪も展示されています。

不動山古墳は、すぐそこです。

寄って行きましょう

 

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