昼のガスパール・オカブ日記

閑人オカブの日常、つらつら思ったことなど。語るもせんなき繰り言を俳句を交えて独吟。

川床

2018-07-08 22:38:34 | 俳句

数十年前、京都に行った。
受験浪人しているときである。
真夏だった。
嵯峨野、妙心寺などを廻った。
とてつもない暑さだったが、夏の京都は新鮮だった。
帰り際に、荒神町の市電通り沿いの喫茶店『シアン・クレール』に行ってみた。
丁度、高野悦子の『二十歳の原点』が世に出たころである。
オカブも夭逝に憧れた。
『シアン・クレール』ではジンライムを飲み、記念にマッチを十箱ほど貰ってきた。
その後、同じ場所に行ったが『シアン・クレール』はもうなかった。
青春は想い出共に去っていく。
今日は、かーたんとデート。
銀座に行った。
山野楽器、ヤマハ、教文館と冷やかし、かーたんの服を買って、夕食に銀座ライオン・ミュージックホールに行った。
もちろんビールを大ジョッキでグビグビ。
音楽の方は、素晴らしいライブの美声と名演に堪能。
銀座線で、渋谷まわりで帰宅した。

川床に臥して目が覚め夜更けとぞ   素閑

涼み床名うての香魚の居るところ   素閑

月昇る川床のへり嵐山   素閑

川床は川浪星空闇映す   素閑

おほあたま川床に臥せり夕の風   素閑

峪を越え来たれば瀬うつ川床や   素閑

笑い声止まり川床瀬音のみ   素閑

懐かしむものとてなしや涼み床   素閑



俳句・短歌ランキング