俳句も自分としては、どうも不味い。
一線から抜け切れていないのだ。
無駄な設定や語句が多いし、どうしても物語調になってしまう。
一日、最低八句作ることを目標にしているが、なんとかの出来だ、と自分でも思えるのは、せいぜい二百句に一句ぐらいだ。
どうしても、自分の作風も作れないし、作風以前に、作句の方向性も定まっていない。
これからも精進するしかないか?
朗唱の一節鱧の館かな 素閑
白き鱧一条大路の夕風や 素閑
掛け行灯鱧に誘われ賀茂のふち 素閑
みたまもと鱧のおもてのすがし灯や 素閑
妓楼にも鱧が問うてうほんの恋 素閑
盛塩に牛車のめぐる今日の鱧 素閑
問へば問へおのがさだめのの鱧の縁 素閑
落日や鱧の踊りの輪の上に 素閑