海に行ってみたくなった。
海水浴ではない。
ただ海を眺めるのである。
山国に住んでいるわけではないが、東京の山の手にいると、余程の旅行好きでない限り、意外に海とは遠い日常である。
山国に住んでいれば、尚更である。
甲斐の国の小海、海乃口などの地名は、やるせない海への憧憬を表している。
海は生命の発祥地でもある。
人間の憧れるのも無理はない。
今年の夏は湘南にでもちょっと出かけてこようと思う。
若き竹そろひなびくや時津風 素閑
今年竹藪なす白き薬店舗 素閑
エクレアの甘き風のせ今年竹 素閑
端唄舞茶屋の窓より今年竹 素閑
畑の端に風騒ぎたる今年竹 素閑
皿抱え鼻水たらし今年竹 素閑
こなたへと招く媼や今年竹 素閑
伸びてなほ天上目指す今年竹 素閑
若竹におさなご抱ける母の影 素閑
若竹の堂の弘法うす埃 素閑
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